看護部本日モ反省ノ色ナシ

看護師を中心に医療界の変なエピソードを話していきます

私は看護師をしておりますが まあおよそ一般社会では通用しないことがまかり通る それが看護師の世界です そんな看護師のエピソードとともに 医療界(病院)の変なことも話していきたいと思います

「阪大系」なのに阪大から医師を引きあげられる病院・近畿中央病院

近畿中央病院は、

「阪大系」を謳っています。

 

実際、

阪大の大学人事によって、

医師の配置が決まっています。

 

ただ、

この病院の特徴として、

「半官半民」といわれている割には、

大学人事に関係ない、

直接雇用の医師も居ることが挙げられます。

 

放射線科医師も、

多分に漏れず、

阪大系であり、

人事は阪大が握っています。

 

ここで、

医療界にあまり詳しくない方々のために、

解説します。

 

放射線科医師とは、

レントゲンやCTを撮影する人ではありません。

 

それは、

放射線技師です。

 

放射線科の医師は、

現在では、

放射線診断科と、

放射線治療科に分かれて、

所属しています。

 

放射線診断科は、

その名の通り、

レントゲン・CT・MRI等に、

所見(診断)をつけるのが仕事です。

 

放射線治療科は、

放射線照射による治療(リニアック)と、

血管造影(アンギオ)による、

肝細胞性肝臓がんの治療(TACE=冠動脈化学塞栓療法)、

この2つに分かれます。

 

なお、

参考までに、

心臓の血管造影は循環器内科医師、

脳の血管造影は脳血管外科医師が、

それぞれ行います。

 

私が、

外来検査部門に所属していた頃は、

まだ診断科と治療科にわかれていませんでした。

 

「診断科」には、

常勤医2名(部長と医員)、

他にアルバイトが多数在籍していました。

 

「診断科」については、

その当時はすべて非常勤だったと思います。

 

その後、

放射線治療に関しては、

常勤医が着任しました。

 

アルバイト・非常勤は、

すべて阪大からの派遣でした。

 

今回話したいのは、

「診断科」の話です。

 

数年前、

放射線診断科の部長が退職することになりました。

 

その際、

阪大から、

アルバイト・非常勤を、

すべて引きあげることが通告されました。

 

それで、

診断科においては、

常勤医が1名ということになりました。

 

ここで、

不可解なことがあります。

 

この、

常勤医1名も、

阪大の医局所属のはずなのですが、

引きあげる対象にはなりませんでした。

 

この医師、

いろいろと問題があるので、

体よく押し付けられたと考えたら、

辻褄は合います。

 

無能な看護部長、

前田正美を押し付けられたのと、

同じ構図です。

 

その医師が、

「無能」と言っているのではありません。

 

しかし、

何かしらの事情があるのは、

確かだと思います。

 

そうでなければ、

この医師も、

引きあげの対象となって、

然るべきです。

 

このことで、

大問題が起きました。

 

ある日、

こんな通達がなされました。

 

放射線医師の退職により、所見が付けられなくなったので、医師が確保できるまでは、読影(画像から所見を読み取ること)は主治医にてお願いします」

 

は?

 

確かに、

主治医でも読影はできます。

 

専門家ですから。

 

しかし、

主治医でも見落とすような、

細かい読影をして、

所見を付けるのが、

放射線診断科医師の仕事です。

 

それができないとなったら、

もはや存在意義がないのではのいでしょうか。

 

私が懇意にしている医師も、

 

「そりゃ、読め(読影しろ)って言われたらするけど、自分たちで読み切られへん所見を読んでほしいのに、これでは負担が増える」

 

と、

嘆いていました。

 

こんな話があります。

 

前述の、

唯一残った医師の専門は、

頭部の画像診断です。

 

その医師が見落とした、

脳腫瘍の所見を、

当時阪大大学院に在籍していた、

アルバイト医師がみつけた(所見をつけた)ということがありました。

 

画像の読影は、

放射線科医師2名が、

それぞれ別々に行って、

所見を付けます。

 

1次読影を、

常勤医が行ったのですが、

そこで見落とされた脳腫瘍を、

2次読影のアルバイト医師が、

見つけて所見を付けたのです。

 

アルバイトの医師が、

優秀であることは知っていましたが、

頭部画像診断の専門家ではありません。

 

確か、

胸部か腹部だったと思います。

 

頭部の専門家が見落として、

専門家じゃない者が見つける。

 

大問題ではないでしょうか。

 

その後、

私大系医学部から、

アルバイト医師を確保したのでしょうが、

そもそも、

「系列病院」の医師を引きあげるとは、

近畿中央病院は、

一体何をしでかしたのでしょうか。

 

思い当たる節は、

いくつかあるのですが、

確証がないので、

ここでは伏せておきます。

 

しかし、

何もなければ、

そうはならないのです。

 

唯一残った常勤医師は、

一体何をして1日過ごしているのでしょうか?

 

私が、

外来検査部門に在籍した頃は、

造影CT・造影MRIの、

造影剤を注入する静脈ルートを確保する針刺しは、

医師によって行われていました。

 

造影CTに限っていえば、

今は看護師が、

針刺しを行っています。

 

「IVナース」という、

院内資格に基づくのですが、

本来医師が行う仕事を、

体よく看護師に押し付けたことだと、

私は思っています。

 

当時は、

常勤医2名がそれぞれ1日ずつ、

あとの3日を、

それぞれ別のアルバイト医師が、

針刺しを行っていました。

 

アルバイト医師は、

定期的にローテーションしていましたが、

アルバイトのほうが、

常勤医2名に比べて、

針刺しが格段に上手でした。

 

MRIについては、

医師が行っているのか、

看護師がしているのかはわかりませんが、

いずれにしても、

造影CTの分は、

時間が空くはずです。

 

その空いた分、

読影に勤しんでいるかといえば、

そうではなさそうです。

 

とにかく、

この一件で、

画像診断の精度が落ちたことは確実で、

それはすなわち、

患者に悪影響が出たということです。

 

今は、

改善されたのかもしれませんが、

一時的にでも、

そういう状況にあったことは、

大問題だと思います。

 

もし、

その状況下で、

見落としがあれば、

患者は大きな不利益を被ったということになります。

 

医療機関として、

あってはならないことです。

 

医師のことは、

私たちにはわからない、

複雑な事情があるので、

私の言ったことが、

100%正しいかはわかりませんが、

知ってる範囲のことで、

話してみました。

 

こう考えると、

病院の規模だけみて信用するのは、

危険な気がします。

 

表向きの顔だけじゃなく、

深いところまで見極めて、

かかる病院を決めるべきでしょう。

 

難しいことだとは思いますが。

 

まさか、

画像診断が行えない病院が、

あるとは思いませんから。

時事ネタ・大口病院連続点滴中毒死事件/被告Kの裁判

今、

この事件の裁判が行われています。

大口病院連続点滴中毒死事件 - Wikipedia

 

立件されている以外にも、

かなり多くの患者が亡くなっており、

到底許されるものではありません。

 

しかし、

被告Kの供述により、

この病院でも、

程度に低いイジメが行われていたことが、

明らかになりました。

 

しかし、

看護師というものは、

なぜこういう、

頭の悪いことをするのでしょうか。

 

白衣を切り刻まれるなど、

陰湿なことをされていたようです。

 

それで、

精神的に追い詰めて、

辞めるのを待っていたのだと思います。

 

しかし、

慢性的な看護師不足の昨今、

1人でも多くの看護師が居た方が、

イジメていた側にとっても助かるはずです。

 

こういう輩に限って、

自分が気に入らない同僚を辞めさせたとしても、

その分自分が仕事をするわけではないのです。

 

その負担は、

イジメに加担していない別の看護師に、

まわってくるのです。

 

それは、

近畿中央病院においても、

同じでした。

 

一緒に働いたという点で言えば、

片山賀波子・藤崎悦子・井上裕貴も、

そうでした。

 

この3人のせいで、

多くの若く有望な看護師が辞めていきましたが、

辞めた後、

この3人が、

辞めた者の分も働くということは、

一切ありませんでした。

 

その分は、

私をはじめとした別の看護師に、

まわってきたのです。

 

無責任というほかありません。

 

特に片山など、

主任なのですから、

後輩の手本となるべきなのです。

 

それを、

率先して人をイジメたり、

辞めさせる方向に持っていくなど、

論外です。

 

被告Kも、

母親に、

 

「辞めたい」

 

と漏らしていたそうです。

 

こんな結果を招くぐらいだったら、

辞めるべきだったと思います。

 

その病院だけが、

病院ではありません。

 

看護師免許があれば、

どこかしら働くところは、

みつかると思います。

 

被告Kは、

 

「患者が亡くなった時、家族に説明するのが面倒だった」

 

と言っているそうです。

 

大口病院は、

他の病院が受け入れるのを躊躇するような、

ターミナル期の患者を、

数多く受け入れていたそうです。

 

ということは、

他の病院に比べても、

患者が亡くなる確率が高いということです。

 

この点でいえば、

被告Kの思いと、

大口病院の方針が合っていなかったということで、

こんなことを起す前に、

職場を変わるべきでした。

 

転職は、

パワーの要ることなので、

躊躇したのかもしれません。

 

しかし、

こんな結果になるぐらいだったら、

多少パワーを使っても、

転職するべきなのです。

 

人の死は、

誰でも嫌なものです。

 

私も、

もちろん嫌です。

 

しかし、

職務上、

どうしても避けて通れないことです。

 

ですが、

職場を変わることで、

当たる数を減らすことはできます。

 

入院設備のないクリニックなら、

当たる確率はほぼゼロです。

 

病棟に比べて、

収入は減るかもしれませんが、

事件を起こすよりははるかにマシです。

 

収入・環境等、

すべて思い通りの職場など、

この世には存在しません。

 

一番悪いのは、

それが事実だとすればですが、

被告Kをイジメていた輩ですが、

そこから逃げることもできたはずです。

 

自ら退職することで、

看護師の数が減れば、

残った者に負担が増えることは、

前述した通りです。

 

「自が辞めたら、忙しくなって迷惑がかかる」

 

など、

思う必要はありません。

 

もう、

辞めるところのことなのですから。

 

その負担を、

置き土産にして、

 

「あの人が辞めたのは痛かった」

 

と、

思わせたらいいのです。

 

まあ、

程度の低い看護師は、

そうは思わないでしょう。

 

嫌いな看護師が辞めて、

清々したぐらいにしか、

思わないかもしれません。

 

働けるところは、

そこだけではなく、

日本全国探せば、

いくらでもあるのです。

 

しかも、

この大口病院は、

横浜市にあるのですから、

首都圏には医療機関は山ほどあります。

 

もちろん、

1つの病院で働き続けることができたら、

それに越したことはありません。

 

しかし、

嫌なことがあれば、

我慢する必要はないのです。

 

被告Kをイジメていた看護師は、

どう思っているのでしょうか。

 

自分の責任を、

感じているのでしょうか。

 

まさか、

こんな結果になるとは、

思ってもみなかったでしょうし、

自分のしたことと関連しているとは、

思っていないでしょう。

 

しかし、

精神的に追い詰められると、

人は突拍子もない行動をするものです。

 

ただでさえ、

患者を相手にすることで、

ストレスが多い職種な看護師。

 

これで、

同僚からもストレスを与えられたとすると、

もう逃げ場はなくなってしまいます。

 

看護師は、

せめて同僚には、

優しくしましょう。

 

それは、

いつになるかわからないし、

どんなかたちであらわれるかわかりませんが、

絶対に自分のためになるのです。

 

被告Kも、

ある意味では被害者です。

 

ただ、

してしまったことは重大で、

厳しい判決が予想されます。

 

亡くなった方への、

せめてもの供養のため、

裁判においては、

真実を包み隠さず話してほしいものです。

 

そして、

自分のしたことに、

真摯に向き合うことを望みます。

番外編/時事ネタ・眞子様結婚問題Vol.1 大いなる矛盾

本題に入る前に、

昨日投稿したことの補足を。

なんでお前が仕切るねん!/今日のリーダーはワシじゃ!・片山 - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)

 

この投稿の最後のほうで、

片山は、

看護師Dさんのことを、

いじめの標的にしていた件に触れました。

 

にもかかわらず、

Dさんを助けるような行動をとったことを、

不思議に思ったのですが、

その答えを、

書き忘れていました。

 

恐らく、

Dさんをいじめる以上に、

私を陥れたかったのだと思います。

 

いずれにしても、

主任の資質が皆無であることは、

明らかだと思います。

 

今は、

腹心の藤崎が退職に追い込まれたことで、

自分の身が危ないと悟り、

だいぶ態度を変えたようですが、

根本的に変われるわけはないので、

今後も要注意です。

 

私は、

もし近畿中央病院に居続ければ、

いつかまたこいつと働くことになっていたかもしれないので、

辞めて良かったと思います。

 

前にも言った通り、

近畿中央病院を辞めて、

今でも交流のある人で、

辞めて後悔をしている人は、

皆無なのです。

 

それでは本題。

 

3年以上前から話題になっている、

このことについて。

 

この件については、

1から10まで言いたいことだらけですが、

今回は焦点を絞って、

私の私見を述べたいと思います。

 

この件については、

YouTubeで、

いろいろな人が解説をしているので、

そちらを参照してください。

※参考例:アジアで生きよう!! - YouTube

 

先日、

今年10月26日に、

婚姻届けを提出することが発表され、

その際に、

複雑性PTSDに罹患していることが伝えられました。

 

これは、

 

「そうなったのは、この結婚を批判しているお前ら国民のせいだから、これ以上批判するなよ。黙れ」

 

といわんばかりです。

 

果たしてそうでしょうか?

 

これが、

いわれのない誹謗中傷であれば、

そう言われてもしかたありません。

 

しかしこれは、

疑惑だらけの小室氏の問題ではないでしょうか?

 

「そんな時代ではない」

 

という意見もありますが、

皇室から嫁ぐ先は、

家柄等綿密に調べた上で、

1点の曇りもないことが求められています。

 

近親者に、

自殺者が居るというのは、

もってのほかなのです。

 

それから、

PTSDで、

結婚生活を送れるのでしょうか?

 

結婚生活とは、

ストレスが多いものです。

 

余計、

精神的に病むことになるのではないでしょうか。

 

愛し合っているとは言っても、

所詮は他人同士が、

初めて一緒に住むのですから、

お互いの嫌なところが、

見えてくるはずです。

 

普通のカップルのように、

しょっちゅ会ったり、

同棲したりしていれば、

結婚前にクリアできていることも、

この2人にはできていないのです。

 

しかも、

母親の小室佳代氏の同居もあるとのことで、

そうなれば、

ストレスはさらに増大するはずです。

 

それなら、

再度結婚を延期してでも、

治療を優先するべきです。

 

焦る必要など、

ないはずですから。

 

PTSDの発症は、

中学生の頃との話があります。

 

そうだとすれば、

その原因は、

親(特に母親)との確執といわれています。

 

それなら、

今まで治療は行われていないのでしょうか?

 

もう、

罹患から、

15年以上経っているのなら、

治療がすすんで、

落ち着いているはずです。

 

精神的な疾患には、

「治癒」というものはないと思いますが、

投薬やカウンセリングなどによって、

安定をはかることはできるはずです。

 

逆に、

親との確執が原因でこうなったから、

早く家を出たいというのなら、

辻褄は合います。

 

結婚後は、

一般人になるはずですが、

皇室特権を手に入れようとしている、

小室親子の言動は、

不可解というほかありません。

 

一時金を辞退するそうですが、

それなら、

一時金という名の「手切れ金」を渡して、

皇室側から縁を切った方がいいと思います。

 

眞子様のおばに当たる、

黒田清子さん(紀宮清子内親王)が結婚した時に、

相手の人(黒田慶樹さん)は、

皇室特権など求めなかったはずです。

 

収入面についても、

アメリカの法律事務所に就職が決まり、

年収1800万円といわれています。

 

しかしこれは、

弁護士免許を取得できて、

バリバリ仕事をした場合の話です。

 

まだ、

弁護士資格の試験の合否もわかっていないのに、

何を言ってるんだという話です。

 

看護師も、

私の頃は、

国家試験の合格発表が、

4月下旬でした。

 

なので、

「看護助手」扱いで、

仕事をしながら、

合格発表を待ちました。

 

合格して、

晴れて看護師として働けるのです。

親の力でクビを免れる/男性看護師・FNSK - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)

 

今の小室氏の状況は、

これと似ているんじゃないでしょうか。

 

裏を返せば、

弁護士資格が、

万が一にも取得できなければ、

すべての構想が崩れ去るのです。

 

結婚が決まった以上、

そうならないことを願うしかありませんが・・・。

 

しかし、

そうなったら、

どうやって生活していくんですかね?

 

小室氏は、

皇室からのお金をアテにしているのかもしれませんが、

それはおかしな話です。

 

一般人に、

皇室からお金が流れる。

 

そのお金は、

国民が支払った税金なのですから。

 

これで、

もし小室氏が謙虚な人間であれば、

それも許されるのかもしれません。

 

私も、

渋々ながら許します。

 

しかし、

小室氏の現状を見たら、

許されるはずがないのです。

 

ひろゆき氏が、

小室親子を絶賛しています。

 

人の考え方はそれぞれなので、

その点については文句は言いません。

 

ですが、

ICU卒業後に某大手銀行に就職したにもかかわらず、

2年で退職して、

パラリーガルをして、

アメリカに渡って就職したばかりの小室氏。

 

全然、

安定していないではないですか。

 

前述の、

黒田慶樹さんは、

東京都職員ということで、

安定した地位と収入がありました。

 

そして、

彼の人柄とあいまって、

結婚に反対した人は、

ほとんど居ないと思います。

 

一方の小室氏。

 

必要以上に、

皇室特権を利用し、

一般の人が絶対に進めない進路を進んできたのです。

 

もし、

権力を使わず、

誰からも金銭的援助を受けず、

今までの道を進んできたのだとすれば、

それは称賛に値します。

 

それなら、

誰もこの結婚には反対しないはずです。

 

そうではないから、

みんな心配して、

反対するのです。

 

よって、

ひろゆき氏の発言は、

的外れのとんちんかんなものだと、

言わざるを得ないのです。

 

発言力のある者の発言が、

クローズアップされて、

正論になる風潮は、

やめていただきたいものです。

 

ここ最近、

マスコミの論調も、

結婚賛成に傾いています。

 

結婚は、

めでたいことなので、

良いことです。

 

しかし、

これは一般人の結婚じゃないのです。

 

いくら、

眞子様が嫌がっても、

あなたは皇室の人間です。

 

そして、

皇室から嫁ぐのですから、

相手の人は、

すべてにおいいて「クリア」でなければならないのです。

 

小室氏に、

皇室特権を与えるなど、

あってはならないのです。

 

みんなに祝福してもらいたければ、

すべてを「クリア」にすることです。

 

私は、

小室氏が婚約者に内定したという、

記者会見で小室氏を見た時から、

胡散臭さを感じていました。

 

私の、

 

「人を見る目」

 

の発動です。

 

しかし、

最初の時点では、

それを祝福していました。

 

ですが、

小室氏の裏の顔が剝がれてきてから、

その考えは180度変わりました。

 

大反対です!

 

「愛し合っている」

 

と、

前述しましたが、

一部情報によると、

眞子様は、

単に秋篠宮家を、

1日も早く出たいだけだとのこと。

 

もし、

本当に愛し合っている2人なら、

小室氏側に、

もっと必死さがあっても、

いいはずです。

 

ここまできたら、

もう覆りようがないので、

結婚を是認するしかないのでしょう。

 

ただ願うのは、

眞子様が不幸にならないことです。

 

そのために、

小室氏には、

皇室特権や皇室からのお金に頼るのではなく、

例え弁護士資格が取れなかったとしても、

 

「おれが食わせてやる」

 

ぐらいの気持ちで、

バイトをかけ持ちしてでも、

稼いでほしいと思います。

 

まあ、

やらないでしょうけど。

 

親子そろって、

今まで、

人の金をアテにしてきた、

人生のですから。

 

本当に、

お互い愛し合っていて、

どうしても結婚したい、

しかもみんなに祝福してもらいたいのであれば、

結婚時期をもう少し遅らせてもいいのではないでしょうか。

 

小室氏が、

弁護士免許を取得できて、

弁護士として安定した収入が稼げることが、

確認できる数年後まで。

 

そして、

みんなに祝福してほしければ、

結婚後の皇室特権を一切求めないことです。

 

それなら、

一時金を受け取っても、

誰も文句は言いません。

 

一番良くないのは、

皇室特権やお金が、

小室佳代氏に流れることです。

 

「お前は関係ないやろ」

 

ということです。

 

以上のように、

矛盾だらけの、

この話題でした。

なんでお前が仕切るねん!/今日のリーダーはワシじゃ!・片山

2014年は、

病棟再編により、

6階(4科)と5階(2科)をシャッフルして、

それぞれ3科として、

6階と5階を入れ替えるという、

荒業が行われました。

 

大半のスタッフも、

それぞれ入れ替わることになったのですが、

全員入れ替わると、

元の病棟のことがわからなくなるので、

お互い数人は、

元の病棟に残ることになりました。

 

それで残ったのが、

主任の片山で、

一緒に働くことになりました。

 

その病棟は、

旧5階から引き継いだ、

腎臓内科のホーム病棟となっていました。

 

腎臓内科の患者ということは、

人工透析を受けている患者が多く、

その場合、

透析室に患者を送り出す必要があります。

 

入院している患者は、

徒歩でひとりで透析室に行ける人はほとんど居らず、

ベッドもしくは車椅子での、

搬送が必要でした。

 

この時、

この「透析出し」が、

問題となっていました。

 

車椅子搬送なら、

看護師ひとりでの搬送が可能ですが、

ベッドであれば、

2人を要します。

 

夜勤の看護師は3人。

 

夜勤ヘルパーを入れても4人。

 

日勤のヘルパーに手伝ってもらうとしても、

朝食後の配薬などを行っている時に、

一時でも2人抜けることになるのは、

課題でもありました。

 

そもそも、

夜勤と日勤、

どちらが透析出しをするのか、

確立していなかったのが、

問題だと思います。

 

腎臓内科がホーム病棟ではない頃も、

人工透析を受けている患者は居て、

時々透析出しをしていました。

 

その時は、

夜勤が透析出しをすることになっていたので、

私はシャフル後も、

夜勤で透析出しを行っていました。

 

しかし、

みんな私を都合よく使うことは、

いつものことで、

私が夜勤なら私に、

私が日勤でも私に、

透析出しをさせました。

いいように使われる私 - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)

 

その後、

朝8時50分出しなら夜勤、

9時出しなら日勤というように、

決まったのです。

 

そんなある日、

私は日勤で、

リーダーをしていました。

 

その朝、

Dさんという若い看護師が、

夜勤明けで、

患者を透析出ししようとしていました。

 

その患者は、

ベッドでの搬送が必要でした。

 

しかし、

他の夜勤看護師や、

夜勤・日勤のヘルパーが、

他の業務で手が離せず、

搬送に困っていました。

 

Dさんは、

若いけど良い看護師で、

私が外来から病棟に上がって以来、

何かと力になってくれていました。

 

なので、

私が手伝いたかったのですが、

リーダーが不在になるというのは、

問題だと思いました。

 

可能なら、

他の人を手配し、

どうしても無理なら、

自ら行くのが、

リーダーとしての手腕だと思っていました。

 

そして、

その適任者に依頼しようとしたら、

先に片山がこう言いました。

 

「あんた(←私のこと)、行ってきて」

 

は?

 

お前は主任かもしれんが、

今日のリーダーをワシやぞ!

 

しかも、

 

「あんた」

 

って何やねん。

 

ワシ、

お前よりいくつ年上やと思ってるねん。

 

こんな、

目上の者に礼儀がなってない者が主任をしている、

それが近畿中央病院というところです。

 

こんな者を、

主任に任命した、

人を見る目がない看護部長が、

前々任者の藤井四美枝です。

 

普通、

主任なら、

自ら行くものじゃないですか?

 

以前に、

何度か登場したYH主任は、

こういう時、

自ら行動していましたよ。

それはお前の仕事やろ!/主任YHの場合 - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)

 

こんな話があります。

 

私が夜勤だった時、

日勤からの引継ぎの時点で、

亡くなりそうな患者がいました。

 

するとYH主任は、

もう1人の看護師(誰かは忘れました)とともに、

日勤終了後も残って、

その患者の死後の処置をやってくれました。

 

我々夜勤者は、

すごく助かったのを、

今でも覚えています。

 

これは、

以前歓送迎会か何かの時、

同じテーブルになった際に、

YH主任が話していたことを、

体現した結果です。

 

「主任は、みんなの倍仕事をしないと、主任と認めてもらえない。倍仕事をして、やっと『さすが主任』『それでこそ主任』と言ってもらえる」

 

近畿中央病院では、

主任に対する忖度がすごいので、

本来なら、

もっと仕事が降りかかるのでしょうけど、

まだこういう気持ちで、

ヒラより仕事をしようと思っているだけ、

マシなのかもしれません。

 

これは、

 

「部下のために、旗艦が敵弾をすすんで浴びる」

 

という、

旧日本海軍の指揮官の考えに、

共通するものがあると思います。

※用語解説:旗艦 - Wikipedia

 

それが、

上司のあるべき姿なのです。

 

今回の場合も、

私に仕事を振るのではなく、

片山は、

自らDさんとともに、

透析出しを行うべきでした。

 

そんな姿を部下に見せていれば、

いつしか信頼されるのです。

 

圧力をもって、

支配しなくても、

「私たちに付いてこれる者だけ付いて来たらいい」は?/とんでもない勘違い野郎 片山&藤崎 - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)

 

信頼も信用もなく、

尊敬もされていないのに、

指示だけするなど、

とんでもない話です。

 

もしこれが、

普段からYH主任のような言動をしていたら、

逆に、

 

「私が行きます」

 

と、

自ら立候補する人が、

出てくるかもしれません。

 

人の上に立つものは、

自ら模範となる姿を、

見せるべきです。

 

今なら、

きっと片山に反論して、

 

「お前が行けや」

 

と言うところですが、

この時は、

主任という肩書だけに免じて、

指示に従いました。

 

相手が、

お世話になって懇意にしていた、

Dさんだったということもありますが・・・。

 

実は、

この時の片山の采配には、

少し驚きました。

 

この時、

腹心の藤崎と結託して、

病棟全体を支配しようとしていたことは、

以前から何度も話してきました。

 

そして、

そんな中でも、

このDさんをいじめのターゲットにして、

いろいろ嫌がらせをしていたのです。

 

Dさんは、

仕事もできるし、

優しいし、

いじめられる筋合いなど、

微塵もないはずなのです。

 

この人のことを、

嫌っている人を、

見たことがありません。

 

考えられるのは、

単に藤崎が、

 

「気に入らない」

 

というもの。

 

自分が気に入らないという理由だけで、

いじめのターゲットにされるというのが、

看護師の世界の恐ろしいところです。

 

片山は、

その年初めてDさんと一緒に働いたはずなので、

要は藤崎のいじめに、

加担していたということ。

 

主任なら、

いじめをやめさせるものだと思うのですが、

率先して加担するとは、

主任の資質として、

いかがなものかと思います。

私がプリセプターをした新人看護師①INUE Vol.3

みなさん、

もうこの話題には、

飽きたと思いますが、

もう少しお付き合いください。

 

前回までの内容です。

私がプリセプターをした新人看護師①INUE Vol.2 - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)

 

今まで語ってきたように、

初めて教えた新人INUEは、

とんでもない人物でした。

 

故に、

エピソードはまだまだあります。

 

私が、

最初に勤めた病院、

そして転勤した病院は、

近畿中央病院同様、

副業(アルバイト)が禁止されていました。

 

しかも、

罰則規定もありました。

 

この時に登場したTNYM、

そして、

年は私より下だけど、

その病院では1年先輩の、

ICKWという、

TNYMと同じ手術室に所属する看護師が、

隠れてアルバイトしていたのは知っていました。

本当に存在するのか?紙芝居/男性看護師・TNYMの場合 - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)

 

しかし、

古川睦の時と同様、

いざという時の切り札にしようと、

すぐに上司に報告することは、

しませんでした。

 

結局、

切り札を使う前に、

私がその病院から、

去ることになりました。

 

それに、

おそらく2人とも、

もうその病院には居ないので、

使いようもないのです。

 

ある日、

INUEが、

私に一通の封筒を差し出しました。

 

「(私の名前)さん、これみてください」

 

その封筒は、

INUEの母校である看護短大から、

救命救急センターのセンター長(医師)に送られたものでした。

 

詳細を聞くと、

INUEが母校から、

卒業生の先輩として、

進路やその後の仕事について、

講義をしてほしいと、

電話で打診されたとのこと。

 

正式な要請を、

書面でしたいから、

どこに送ったらよいか尋ねられて、

救命救急センター部長宛てに送るように、

返答したようです。

 

まず、

ここがおかしくありませんか?

 

救命救急センターを取り仕切っているのは、

センター長ですが、

看護師まで管理しているわけではありません。

 

ここは、

救命救急センターの看護師長(副看護部長の肩書あり)か、

看護部長宛てに送ってもらうのが、

筋ではないでしょうか?

 

ただ、

講義を行うだけでは、

アルバイトとは言えません。

 

送られてきた書面には、

往復の交通費に加え、

謝礼が出る旨が書かれていたのです。

 

利益が出るということで、

副業になるのではと思いました。

 

それで、

INUEには、

病棟師長MRYMに相談するように、

アドバイスしました。

 

この時、

「上司の鏡」は、

看護部の教育担当副看護部長に転出していました。

たまには良い話を 上司の鏡/看護師長・國久シゲコの場合 - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)

 

後日INUEから、

相談の結果がもたらされました。

 

結果は、

やはり「ダメ」ということでした。

 

それは、

やはり報酬が出るという点にあったと思います。

 

当然の結果です。

 

しかし!

 

このINUEは、

MRYMに食ってかかり、

講義に行くことを強行したのです。

 

INUEの気持ちも、

わからないではないですが、

規則で決まっていることなので、

そこは遵守すべきだと思います。

 

ヘタをすれば、

解雇もあり得るのですから。

 

MRYMにしても、

知ってて行かせたとなったら、

知らずに行かせたよりも、

重い処分を受けることになります。

 

INUEは、

自分が優秀だから、

選ばれたと思ったようですが、

それは違うと思います。

 

一度看護学校を辞めて、

違う県の看護短大に入り直して、

その短大の地元でも本人の地元でもない、

しかも都会の大阪で就職したという、

波乱万丈さで選ばれたものだと、

私は思っています。

 

結局、

本人もMRYMも、

処分を受けた様子はありませんでした。

 

これは、

MRYMが、

自分が処分されるのを恐れて、

看護部に報告せずに黙認したか。

 

それとも、

往復の交通費以外の報酬を受け取らないよう、

INUEにくぎを刺したのかもしれません。

 

利益を産まなければ、

それは副業になり得ないので、

規則には触れないということです。

 

しかし私は、

前者だと思います。

 

INUEは、

諸事情で、

常にお金に困っていたからです。

 

きっと、

報酬を受け取っているはずです。

 

この講義に行ったあと、

INUEは鼻高々でした。

 

「自分は選ばれたんだ」

 

と。

 

とんでもない勘違いです。

 

先述のARKさんにも、

しばらく自慢して、

今で言うところの、

 

「マウントを取っていた」

 

ようです。

 

しかし、

当のARKさんは、

いつも通り、

何とも思わなかったそうです。

 

ARKさんが、

INUEと同じ短大に行っていて、

それでINUEが選ばれたのなら、

まだ自慢するのはわかります。

 

しかし、

ARKさんは、

地方出身で、

関西の国立4年制大学に進んで、

大阪で就職するというのは、

よくあるパターンです。

 

どちらの経歴に、

面白味があるかといえば、

それはINUEのほうでしょう。

 

自慢することでも、

何でもありません。

 

しかも、

自慢されたところで、

ARKさんは、

何とも思ってないのですから。

 

INUEの、

自己満足でしかないのです。

 

しかし、

今さらながら、

INUEは、

ちゃんと講義をできたのでしょうか。

 

あの文章力では、

到底良い講義ができたとは思えません。

 

本人は、

まったくそのように思ってないでしょうが、

きっとわざわざ恥をかきに行ったようなものだっと思います。

 

そもそも、

社会人として、

職場の規則を守ることは、

当然なことです。

 

当時は、

そのあたりかなり甘かったのかもしれませんが、

今はそうはいきません。

規則を破る男・古川睦 - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)

 

規則を破れば、

それ相応の罰を受けなければなりません。

 

それができない職場は、

 

「なあなあ」

 

で仕事をすることで、

今後の発展は望めないでしょう。

 

そして、

規則を破り、

自分だけいい目をみる者には、

何かしらの罰が下ると思います。

 

このINUE、

この後評価が上がったかというと、

逆に

 

「要注意人物」

 

として、

目を付けられることになりました。

 

「優等生」

 

のARKさんとは、

また差が開いてしまったのです。

 

これを、

 

「自業自得」

 

というのです。

 

そうならないように、

規則の則って、

手続きを行っていくことが大切です。

 

INUEも、

きちんと手順を踏んでいれば、

そうはならなかったはずです。

 

【余談】

昨日、

ようやく新型コロナのワクチン1回目を、

接種することができました。

 

接種部位付近の、

若干の痛みがある以外は、

発熱もなく過ごしています。

 

しかし、

新人の話をしていると、

やはりMSさんに、

会いたくなります。

理不尽に辞めていった子たちへのレクイエム/今でも忘れられない新人看護師MSさん - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)

 

このご時世ですから、

なかなか会うのは難しいかもしれませんが、

もう少し状況が落ち着いたら、

思い切ってMSさんに、

 

「会いたい」

 

と、

言ってみようかと思います。

 

その上で、

彼女がまた離れてしまったら、

それは運命かと思い、

あきらめるしかないのかもしれません。

私がプリセプターをした新人看護師①INUE Vol.2

前項の続きになります。

私がプリセプターをした新人看護師①INUE Vol.1 - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)

 

前にも話したように、

私が最初に居た病院では、

採用2年目で、

看護研究をすることになります。

 

その指導は、

1年目にプリセプターだった者と、

その部署の教育担当が当たることになっています。

 

ということで、

私とKJTNという主任が、

その任に着きました。

 

この、

2年目看護研究でも、

INUEはやらかします。

 

前項でも話したように、

まず同期のARKさんに対して、

対抗心をむき出しにしました。

 

私には、

そんなINUEの言動が、

まったく理解できませんでした。

 

こんなことは、

自らARKさんに対して、

学歴コンプレックスを持っていることを、

証明しているに過ぎません。

 

私も、

短大出身者なのでわかりますが、

特に国公立4年制大学の出身者は、

我々と比べ物にならないぐらい、

優秀ですよ。

 

だからといって、

最初から負けを認めると言っているのではありません。

 

もちろん、

競い合っていいと思います。

 

そして、

お互いか向上できたら、

素晴らしいことだと思います。

 

しかし、

INUEの場合は、

自分1人だけが躍起にになっていて、

相手のARKさんは、

何とも思っていないのですから、

張り合う意味がないのです。

 

それで、

INUEが優位に立つことがあったのならまだしも、

ことごとく負けたのです。

 

周りから見れば、

滑稽というほかありませんでした。

 

これも、

以前に話しましたが、

4年制大学を出たからといって、

その人が看護師として優秀かといえば、

それもまた違う話です。

 

頭は良いのかもしれませんが、

看護師としてはまったくダメな人も、

多々居ました。

 

逆に、

看護学校の学生のほうが、

実習の時に、

患者に対する気持ちが一生懸命だったりします。

 

要は、

看護師に向いているか否かによって、

看護師の価値は決まると思います。

 

だから、

どんな養成所を出ていようと、

コンプレックスなど、

持つ必要はないのです。

 

看護師免許を取得したあと、

どう自分が頑張るか、

それにかかっているのです。

 

ただ、

やっぱり4年制大学を出ている人は、

発想力が違うと、

感心させられることがあります。

 

そういった、

他の看護師が考えないような案を出してくれることは、

非常にありがたく思います。

 

患者にとっては、

どんな養成所を出ているかは、

関係ありません。

 

自分に対して、

一生懸命になってくれる人こそが、

良い看護師なのです。

 

なので、

INUEのように、

自分のためにARKさんと張り合う時間・労力があるのなら、

看護師として向上するたに、

使うべきなのです。

 

この時、

INUEは、

口腔ケアに関すること、

ARKさんは、

家族の危機管理に関することを、

研究テーマにしました。

 

どちらも、

研究テーマとしては悪くありません。

 

私としては、

当時流行していた危機管理、

しかも理論を主としたテーマよりも、

実際に患者のためになる、

INUEのテーマのほうが、

良いと思っていました。

 

しかし、

評価されたのは、

ARKさんのほうでした。

 

それで、

INUEは激しく落ち込みましたが、

それは自業自得だったのです。

 

前述の通り、

INUEの指導は、

私とKJTN主任が行っていました。

 

INUEには、

まったくといっていいほど、

文章力がありませんでした。

 

しかも、

誤字・脱字も、

普段の看護記録でも、

すごく多かったのです。

 

私の文章力を認めていたKJTN主任は、

文章については私にすべて任せていました。

 

私は、

INUEの文章を逐次訂正し、

納得のいく文章を完成させました。

 

ただ私は、

あまりにも本人が書いた文章とかけ離れては、

本人の文章ではなくなると思い、

極力本人の考えた文章を活かすように、

校正したつもりでした。

 

出来上がった文章を、

KJTN主任に見てもらい、

OKが出たので、

完成文章として、

INUEに提出するように言いました。

 

そんなある日、

知らない看護師から連絡がありました。

 

その人は、

どうやら3年目の看護師で、

IUNEの看護研究の、

講評に当たっていたようでした。

 

彼女は、

こう言いました。

 

「INUEさんの看護研究って、(私の名前)さんが指導されたんですか?抄録見てください」

 

私には、

意味がわかりませんでした。

 

文章は、

私の文章力をもって、

完璧に仕上げたつもりでした。

 

それに、

文句をつけられる筋合いなど、

ないと思っていました。

 

そして、

抄録を見てみると、

3年目の看護師が、

連絡をしてきた理由がわかりました。

 

なんとINUEは、

私が時間も労力もかけて作り上げた文章ではなく、

自分で考えた文章を提出していたのです。

 

そう、

誤字・脱字だらけの、

文章力皆無の文章です。

 

要は、

私の作った文章ではなく、

自分の作った文章のほうが優れている、

自分の文章で評価されたいと、

そう思ったようです。

 

いくら、

文章力に自信がある私でも、

そんなことはしませんでした。

 

自分が2年目の時は、

ちゃんと指示を仰いで、

指導された内容が、

納得いくものであれば、

文章を訂正しました。

 

みんな、

そうしているのです。

 

丸々、

自分の文章だけで提出している人など、

1人も居ないのです。

 

それを見たKJTN主任も、

 

「やられたな」

 

と、

呆れていました。

 

KJTN主任は、

それまでのINUEの言動から、

INUEのことを、

信用していませんでしたが、

このことが決定打となり、

さらに信用を失いました。

 

こんな感じなので、

発表のほうもボロボロでした。

 

そして、

ARKさんの研究は高く評価され、

INUEは扱き下ろされました。

 

当然です。

 

私は、

部署の人に、

 

「どうしたん。あんな文章。めずらしやん」

 

と言われました。

 

腸が煮えくり返っていた私は、

事の経緯を話しました。

 

「ひどい話やな」

 

みんなそう言いました。

 

プリセプターとしては、

INUEをかばうべきなのかもしれませんが、

そんな気持ちが飛んでしまうぐらい、

この件については腹が立ったのです。

 

部署では、

これで済みましたが、

講評をした3年目の看護師をはじめ、

部署以外の私の評価が下がったのは、

言うまでもありません。

 

INUEは、

私の顔に泥を塗ったのです。

 

腹が立たないわけがありません。

 

確かに、

ある意味INUEのしたことは、

本来そうあるべきことなのです。

 

しかし、

全員が、

訂正を加えない、

自分で考えた文書で勝負するのならいいのですが、

そうではありません。

 

しかも、

この2年目看護研究は、

その当事者のみならず、

部署全体としてどうその看護師にかかわったかも、

評価されているのです。

 

つまり、

いい文章をつくりあげたら、

指導をした者、

ひいては部署全体が、

高い評価を受けるのです。

 

そんなこともわからず、

単に自分が評価されたいという理由で、

浅はかな行動をとったINUEは、

本当に救いようがありません。

 

KJTN主任曰く、

私が考えた文章なら、

もっと評価は高かったはずだと。

 

非常に残念です。

 

INUEの言動は、

自分のみならず、

指導した私、

そして救命救急センターという部署の評価を、

著しく下げました。

 

にもかかわらず、

INUEは、

そんな自分の言動を反省することもなく、

ARKさんが高評価を得たことを、

激しく非難しました。

 

ARKさんは、

当時流行だったテーマにして、

指導者の指導を素直に聞き入れたのですから、

評価されて当然です。

 

ちなみに、

ARKさんの指導をしていたのは、

私の高校の先輩、

つまり偏差値72の高校出身で、

私よりもはるかに頭が良い人です。

 

そして、

私と同様、

国立の短大を出ています。

 

それと、

国立4年制大学出身のARKさんの頭脳が融合して、

この結果を得たのだと思います。

 

国立短大出の私と、

公立短大出のINUEでも、

同様の結果を出し得たはずですが、

INUEの文章力の無さ、

そして無駄な言動によって、

逆に最低の評価となりました。

 

私にとっては、

黒歴史」といえる最大の汚点です。

私がプリセプターをした新人看護師①INUE Vol.1

この時話した、

新人看護師MSさんは、

先輩看護師としてかかわっただけで、

プリセプターとして、

指導にあたったわけではありません。

理不尽に辞めていった子たちへのレクイエム/今でも忘れられない新人看護師MSさん - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)

プリセプター制度 | 済生会栗橋病院|ナース (saikuri.org)

 

しかし、

この時にも書いたように、

今でも一番忘れられない新人看護師です。

 

一緒に働いたのは、

半年少々でしたが、

辞める間際は、

勤務にも出てこなくなって、

そして辞めることだけが伝えられました。

 

これが、

ちゃんとした区切りというか、

本人を目の前にして、

きちんと送りだすことが出来ていたら、

もっと違っていたと思います。

 

だからこそ、

最後に1度だけでいいから、

会ってみたいと思っています。

 

でも、

私からそれを求めてしまうと、

また彼女は、

私から離れて行ってしまうでしょう。

 

今は、

SNSを通じてのつながりのみですが、

「理不尽に・・・」で書いたように、

彼女は1度私から離れてしまいました。

 

もう2度と、

「永遠の妹」を、

失いたくないのです。

 

前置きが長くなりました。

 

それでは本題。

 

私は、

プリセプターとして新人を指導したことが、

今までに4回あります。

 

上に示した資料の病院では、

5年目以上の看護師が、

プリセプターとして指導するとなっていますが、

最初に働いた病院と転勤した病院は4年目以上、

近畿中央病院は3年目以上が、

その任についていました。

 

これは、

私が4年目の時に、

最初にプリセプターをした時の新人の話です。

 

4回プリセプターをした中で、

こいつが一番キャラクターが濃かったので、

別の意味で忘れられませんが、

またある意味で忘れたい新人でもあります。

 

このINUE、

地方出身で、

最初地元の看護学校に入ったけど、

先生と反りが合わず、

そこを辞めて他県の短大に入り直したそうです。

 

そのエピソードだけ聞いても、

この人物が一風変わっているのが、

わかると思います。

 

まずびっくりしたのは、

私よりも先輩の看護師に注意されて、

反論するところです。

 

しかも、

 

「・・・もん」

 

と、

タメ口でした。

 

先輩が間違っているのならまだしも、

INUEのほうが明らかに間違っているのです。

 

私でも、

まだ反論できない年数だったのに、

大した度胸だと思いました。

 

しかし、

そのとばっちりは、

あとですべて私に来て、

尻拭いは大変でした。

 

私は、

私の救命救急センター一般病棟でのプリセプターFKSMさんの教えを守り、

自分が先輩から受けた嫌なことを、

後輩には絶対にしないスタンスで、

指導にあたっていました。

 

それは、

今でも守っています。

 

しかしINUEは、

私が指導したことよりも、

もっと先輩の言動を真似ていました。

 

その先輩とは、

仕事はできるかもしれないけれど、

救命救急センターの古参で、

古いやり方・考え方を継承している人物たちです。

 

FKSMさんも私も、

そういう古い体質を変えていこうと、

指導にあたっていたけど、

このINUEが、

その努力を無駄にしました。

 

その3年後に、

INUEがプリセプターになった時、

新人を指導している姿を見たら、

 

「ワシ、そんな教え方してないぞ」

 

ということばかりしていました。

 

要は、

私の指導をまったく無視して、

私よりも先輩の言動を、

自分のものにしてしまったのです。

 

良いことは、

どんどん取り入れたらいいのですが、

彼女が取り入れたのは、

先輩たちの悪いところばかりでした。

 

このINUEには、

ARKさんという同期が居ました。

 

INUEは救命救急センターの重症病棟、

ARKさんは一般病棟に配属されました。

 

2人は、

同期ということもあって、

一見仲良さそうにしていましたが、

実際はそうでもなさそうでした。

 

INUEは公立短大、

一方のARKさんは国立4年制大学出身。

 

INUEがARKさんに対して、

一方的に対抗心を燃やしていたのです。

 

しかし、

INUEが一般病棟に、

ARKさんが重症病棟に異動になって、

私がARKさんと夜勤をした時に、

彼女はこう言いました。

 

「(私の名前)さん、INUE(実際にはINUEの下の名前)が、何事に対しても敵対心を持っているんですけど、私は何とも思ってないんです。どうしたらいいですか?」

 

この言葉からもわかるように、

ARKさんのほうが、

人間として何枚も上手だったのです。

 

私は、

安心しました。

 

そしてARKさんには、

INUEをまともに相手にせず、

それまで通りに上手くあしらうように、

アドバイスしました。

 

本来なら、

教え子のINUEの肩を持つべきでしょうが、

この時の彼女は、

私ではもう手が付けられないぐらい、

調子に乗っていたのです。

 

やんわりとは、

対抗心を燃やさないようにいってみましたが、

まったく聞く耳を持ちませんでした。

 

しかし、

INUEのARKさんに対する競争心は、

ことごとく空回りします。

 

前にも話したように、

看護師は、

どんな養成所を出ていようと、

もらえる免許はみな同じなのです。

Q:看護師に学歴は関係ありますか? A:ありません・・・が、しかし! - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)

 

INUEには、

ARKさんに対する「学歴コンプレックス」があったのでしょうが、

そんなことはひとりよがりであって、

仕事をする上では、

不要なものです。

「私は最高の看護を提供しています」/学歴・経歴コンプレックスの産物 - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)

 

無駄に張り合う労力・時間があるのなら、

もっと別のことに使うべきです。

 

しかも、

お互いが、

ライバル心をむき出しにしているのならまだしも、

ARKさんは、

相手にしていないのですから。

 

滑稽というほかありません。

 

逆にINUEは、

自分の価値を下げていったと思います。

 

INUEがこうなったのは、

彼女の元々の性格もあったのでしょうけど、

一番の問題は上司にあります。

 

4年制大学出身者が増えつつあったこの頃、

看護部首脳が、

事あるごとに、

 

「これからはあなたたちの時代よ」

 

と、

4年制大学出身者を持ち上げていたのです。

 

あんたら、

その3年前には、

短大出身の私に向かって、

同じことを言っていたではないか。

 

私の時代が来る前に、

次の時代が来てしまったわけです。

 

そんな、

上層部の言葉に、

INUEは反発したのでしょうが、

そんなこと気にせずに、

自分らしく居るほうが、

私は大切な気がします。

 

人の成長は、

人それぞれです。

 

前にも言いましたが、

患者の個性を重んじろという割には、

看護師には画一化を求めます。

 

自分たちが設定した「型」に、

なかば無理やり当てはめようとするのです。

 

おおいなる矛盾です。

 

長くなったので、

続きは次項とさせていただきます。

帰してやれよ!/不可解な采配・近畿中央病院

これは、

私が近畿中央病院の、

外来・検査部門に居た時の話です。

 

もう、

10年以上前の話です。

 

その日は日勤で、

救急担当でした。

 

その時の、

救急のことについては、

ここで少し話しているので、

読んでみてください。

内々の対応に終始/具体的な対応は現場任せ・近畿中央病院 - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)

 

私が救急担当になると、

忙しくなるという、

誰も知らないジンクスがありました。

 

その日も、

立て続けに救急車が来て、

忙しかった記憶があります。

 

ちなみに、

救急対応時以外は、

採血室などの応援をします。

 

ふと、

救急室に行くと、

とある看護師Mさんが、

救急室に居ました。

 

Mさんは、

救急外来当直明けでした。

 

するとMさんは、

 

「居場所がないからここに居させて」

 

と言いました。

 

どういうことか。

 

近畿中央病院の、

看護師の救急の当直は、

外来看護師と、

救急外来専任のパートでまかなわれています。

 

外来看護師の場合、

平日は、

昼間普通に勤務したあと、

そのまま夕方から、

救急外来の当直に入ります。

 

土日祝日は、

昼間の勤務がないので、

夕方からの勤務となります。

 

医師の当直と、

同じような感じです。

 

救急外来の当直は、

翌日9時までの勤務ですが、

ここにカラクリがあります。

 

当直時間内に、

連続して4時間以上の睡眠ができたら、

当直明けの日の午前中、

働かなければならないという、

「規定」があるのです。

 

当直明けの日が、

土日祝日であれば、

その日は元々休みなので、

9時で帰ることができます。

 

今は、

前・院長の、

 

「救急をどんどん取れ」

 

との音頭のもと、

救急を受け入れているので、

当直時間内に、

4時間以上の連続した睡眠など、

取れるはずもないので、

この体制は、

もはや実効性はないと思います。

 

ただ、

例え4時間の睡眠が行えたとしても、

年次休暇(有給)を使えば、

9時から帰ることができます。

 

このあたりは、

上司(外来の場合は各セクションを管理する主任)の裁量によるので、

用事があって帰りたい場合を除いて、

任せるしかありません。

 

外来の看護師は、

平日に休みがないので、

平日に用事をしたい場合、

救急外来当直明けに、

朝から帰らせてもらう以外、

方法がないのです。

 

外来も、

人数がギリギリなので、

最初から年次休暇をもらうなど、

望むべくもありません。

 

以上のことを考えると、

Mさんは、

救急外来当直中に、

4時間以上睡眠が取れたから、

帰れなかったということです。

 

しかし、

働く場所がなく、

かつ、

帰してももらえないから、

午前中救急外来で、

時間を潰すしかなかったということ。

 

こんなことなら、

年次休暇をあげて、

家に帰してあげたらどうかと思うのですが。

 

どうせ、

毎年、

年次休暇のほとんどを使うことなく、

捨ててしまうのですから。

 

不可解な采配です。

 

この、

救急外来の当直、

報酬も不可解で、

パートには1回いくら(具体的な額は差し控えます)というように、

一律で支給されます。

 

しかし、

外来看護師は、

微々たる当直手当の他に、

実動分を、

超過勤務手当として支給するかたちです。

 

よって、

時間的に拘束されている割には、

実入りは超少ないのです。

 

これも、

看護部長が事務方にかけあって、

改善をはかればいいと思うのですが、

そんなことはまあやりません。

 

放射線技師など、

患者1人対応しただけで、

1時間分の超過勤務を請求できるそうです。

 

建前は、

器械(レントゲン・CT)を立ち上げるのに30分、

患者対応して器械を止めるのに30分、

合計1時間かかるというもの。

 

これは、

実際とは合っていないと思いますが、

要は上司(放射線科技師長)が、

どう事務方と交渉して、

この条件を手に入れたかということにあります。

 

上司が、

部下のためを思って、

より多くの報酬を受け取れるように、

頑張った結果です。

 

看護師の上層部にも、

それぐらいの行動力・指導力を、

発揮してもらいたいものです。

 

今回のことも、

「氷山の一角」に過ぎません。

 

看護師の世界には、

不可解な采配が、

無数にみられるのです。

夜勤前日の日勤で他の病棟に応援に行かせる不可思議な采配 - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)

「精神論」だけでは根本的な解決はできない/精神論のみで押し通し、「圧力」も交える男・古川

物事が、

精神論では解決しないことは、

以前に述べました。

補給・補充の軽視は国をも滅ぼす/補充をしない女・藤崎 - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)

 

この時にも言いましたが、

確かに精神論は、

時には必要だと思います。

 

しかし、

それだけをゴリ押しして、

物事を解決しようとするのは、

いかがなものかと思います。

 

こんな話があります。

 

これは、

聞いた話です。

 

古川睦が、

私の上司になる前、

別の病棟の師長をしていた時のこと。

 

その時、

その病棟には、

食事介助を要する患者が、

20数人居たそうです。

 

日勤なら、

看護師の数が居るので、

困難ではありますが、

なんとかなります。

 

しかし夜勤は、

看護師3人、

ヘルパーが居たとしても、

4人しか居ません。

 

朝食時は、

日勤のヘルパーが来るので、

もう少し楽になります。

 

4人で、

20数名の食事介助など、

普通に考えたら、

できるわけがないのです。

 

食事介助を要する患者は、

得てして食べるスピードもゆっくりなので、

余計に無理なことがわかります。

 

私も、

さすがに20数名ということはありませんでしたが、

かけ持ちで食事介助をしたことがあります。

 

時には、

2人部屋のベッドの間に立って、

2人の食事介助を、

同時並行で行ったこともあります。

 

感染管理の観点からは、

あまり良いことではありませんが、

私の場合、

1口介助したら手袋を変えるなど、

対策をしていました。

 

また、

日勤では、

基本的に受け持ち看護師が、

その患者の食事介助を行うことになっていますが、

夜勤の場合は、

1人の看護師に、

要介助の患者が偏って受け持ちになっていることが、

多々あります。

 

なので、

食事前に、

夜勤のリーダーを中心に、

誰が誰の食事介助を行うか決めます。

 

話を戻して、

その病棟の看護師は、

病棟師長・古川に対して、

こう言ったそうです。

 

「師長さん無理です」

 

それに対して古川は、

こう返しました。

 

「無理って言うな。そんなん言うんやたら、今後俺は、お前らの休み希望一切聞かんからな」

 

「・・・」

 

その看護師は、

それ以上何も言えなかったそうです。

 

この意見は、

この看護師1人の意見ではなく、

その病棟の看護師全員の総意だったと思います。

 

しかも、

やる前から言ったのではなく、

実際にやってみて無理だから、

やむを得ず言ったのだと思います。

 

看護師は、

努力する前から弱音を吐くことは、

ほぼありません。

 

私でも、

最初から無理とわかっていても、

とりあえずやってみます。

 

その上で意見を言わないと、

取り合ってもらえないことは、

最初からわかっているからです。

 

師長に言うということは、

最大限まで頑張った上での、

最終手段なのです。

 

それに対する古川の言葉、

これはないと思います。

 

たぶん、

 

「頑張れよ」

 

という、

ハッパをかけるつもりだったのだとは思いますが、

それならもっと表現のしかたがあると思います。

 

意見を言った看護師も、

解決できるとは思っていないはずです。

 

ただ、

現状をわかってもらって、

共感してほしかったのだと思います。

 

「そうか。大変やな。解決するために、みんなで頑張ろう」

 

とでも言えば、

古川自身の株も上がるはずです。

 

実際に言った方だと、

株はさらに下がるし、

「精神論」と「圧力」で抑え込むことでは、

何の解決にもならないのです。

 

部下のモチベーションを上げたければ、

上司は言動に最大限気を付けるべきです。

 

これで、

モチベーション上がると思いますか?

 

ダダ下がりでしょう。

 

しかし、

看護師の世界というのは、

見返りがない割には、

無理難題を押し付けてきます。

 

一般の人は、

看護師は通常の看護業務だけを、

行っていると思っているでしょうが、

実際にはそれ以外の仕事も、

多く行っています。

 

特に、

病院に勤めている場合は。

 

睡眠時間など、

自分の時間を削って、

その無理難題を成し遂げたとしても、

それで終わりではないのです。

 

「あ、できるじゃん」

 

と判断されて、

さらなる難題を押し付けてくるのです。

 

これの、

繰り返しです。

 

こんなことが、

いつまでも続くわけはありません。

 

体を壊すのが、

関の山です。

 

自分で限界を設けず、

可能性を広げるためには、

それもいいのかもしれません。

 

しかし、

自分の限界を知らずに、

無理をすることは、

頭の良い人間のすることではありません。

 

言われるがままに、

仕事を受けるだけでは、

破綻を招くだけです。

 

とにかく、

看護師の下っ端は、

頑張っています。

 

その上に立つ上司は、

その努力を労い、

気持ちに共感することが必要です。

 

働いてほしければ、

「精神論」や「圧力」で封じ込めることは、

絶対にしてはならない。

 

それは、

何の解決にもならず、

しかも、

部下のモチベーションを、

どん底まで叩き落すからです。

 

部下に圧力をかけるのなら、

まず自ら食事介助をしてみたらどうですか?

 

あなたは、

上司である前に、

看護師なのですから。

「どうするんですか」→どうもできません/臨床検査技師

これは、

最初に働いていた病院から、

転勤で行った病院での話です。

 

たしか、

年末年始の、

休日体制の時だったと思います。

 

この日、

とある患者が亡くなりました。

 

主治医は、

KUGK医師で、

この日は自分の患者の採血を入れていたため、

たまたま出勤していました。

 

タイミングとしては、

とても良かったのです。

 

KUGK医師が、

死亡確認を行ったあと、

 

「ちょっと調べてみたい」

 

と、

採血を行いました。

 

確か、

KUGK医師自ら採血をして、

検査室への搬送を、

我々に頼んだと思います。

 

死後の処置等、

その患者のことをしていると、

電話がかかってきました。

 

検査部門からでした。

 

電話をとると、

名前も名乗らずに一方的にまくしたてました。

 

「(亡くなった患者の名前)さんの採血、カリウムが8越してます。どうするんですか?」

 

は?

 

亡くなっているから、

カリウム値が8を越していても、

何の不思議もありません。

 

異常値が出て、

報告するのはわかりますが、

報告するべきは、

病棟(看護師)にではなく、

採血指示を出した、

主治医にするべきではないでしょうか?

 

休日体制の時に、

医師が採血をオーダーするということは、

暗にその日出勤することを意味しています。

 

その時すでに、

内PHSがあったのですから、

まず主治医に連絡するべきです。

 

主治医は、

その場に居ましたが、

PHSは鳴っていませんでした。

 

しかも、

 

「どうするんですか?」

 

と言われても、

看護師にはどうしようもありません。

 

私は、

その場に居た主治医に電話を代わり、

事情を説明してもらいました。

 

「亡くなってるから、カリウム高くても当たり前やん」

 

私の考えと同じことを言い、

KUGK医師は苦笑いでした。

 

要は、

検査データしか見ず、

患者をみていないということです。

 

検査部門にも、

パソコンはあるのですから、

それを開けば、

患者のことはわかるはずなのですが、

それは一切やらないのです。

 

ここの検査技師は、

看護師のことを下に見ているのか、

同様のエピソードが、

私が居た2年あまりの間に、

多々ありました。

 

私の中では、

医師は別格として、

看護師・薬剤師・臨床検査技師・放射技師・理学療法士といった医療職は、

優劣はなく横一線だと思っているので、

看護師を見下す意味がわかりません。

 

それなら、

困ったことが起きたら、

 


「看護師さん、看護師さん」

 


と、

看護師に丸投げするのは、

やめていただきたいです。

 

偉そうにするのなら、

それだけの仕事をしたら、

まだ許されるのですが、

ミスも結構ありました。

 

ある時、

それも土日祝日だったと思います。

 

その日は、

採血オーダーを出した医師が、

どうしても来院できないので、

検査結果が出たら、

自宅に電話してほしいとのことでした。

 

それで、

検査データが出るのを待っていたのですが、

ある2人の患者の検査データが、

明らか入れ違っているように思いました。

 

検査部門に、

その点について尋ねると、

 

「ちょと待ってください」

 

との返答。

 

しかし、

待てど暮らせど連絡がありません。

 

採血データを確認すると、

なんと、

シレっとデータが修正されていました。

 

こちらには、

何の連絡もありません。

 

詫びの一言もです。

 

腹が立ったので、

「発見者」として、

事故報告書を提出してやりました。

ワシ知らんがな! - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)

 

こんなことは、

内々で終わらせる話ではないと、

思ったからです。

 

近畿中央病院の検査部門は、

この病院に比べたら、

はるかに優秀な方ばかりです。

 

しかし、

異常値が出た場合に、

看護師に電話をかけてくるのは同じです。

 

ただ、

電話をかけてくるときに、

横柄な態度ではないところは、

まだ許されます。

 

検査部門の人は、

どうして医師に直接電話をしないのでしょうか?

 

異常値が出た場合に、

それを医師に伝えるというのは、

検査部門の仕事じゃないでしょうか?

 

看護師だって、

暇じゃないんです。

 

リーダーですら、

詰所にデンと座っている時間など、

ほとんどないのです。

 

詰所が、

ほぼ誰も居ないことも、

ザラにあります。

 

詰所に誰も居ない時に、

電話が鳴って、

走って取りに行って、

その電話が、

そんな仕事を丸投げするようなものなら、

腹も立ちますよ。

 

検査部門の人は、

看護師に電話したら、

それを医師に伝言すると思っているのでしょうか?

 

「伝言ゲーム」じゃなく、

これは「仕事」なのです。

 

正確に、

検査データを医師に伝えたいのなら、

間に人(看護師)を挟まずに、

直接医師に伝えるべきです。

 

私も最初は、

検査部門から電話があったら、

その内容を医師に伝えていました。

 

しかしある時、

ある医師から、

こう言われました。

 

「(私の名前)君、異常値を教えてくれるのはありがたいけど、その日誰にどんな検査を入れてるか、医者ならみんな把握してる。検査データをみる時間もつくっているから、報告しなくても大丈夫やで。それにしても、なんで検査部門は、直接電話かけてこんのやろ?」

 

そうなんです。

 

医師は、

当たり前の話ですが、

検査オーダーを出したからには、

それを検討する時間を、

ちゃんと取っているのです。

 

普通、

採血などは、

平日にしかオーダーが出ませんが、

それをあえて土日祝にするということは、

前述のように、

その日は医師が出勤して、

データを確認するということなのです。

 

では、

どうして直接医師に電話しないのか。

 

それは、

医師のPHSに電話をかけて、

 

「忙しい時に電話をかけて」

 

と、

怒られるのが嫌だからにほかありません。

 

それしか、

理由が考えられないのです。

 

でもそれは、

自分が怒られるのを避けるために、

看護師に責任を押し付けているだけじゃないですか?

 

心配しなくても、

大半の医師は、

そんなことで怒ったりしませんよ。

 

「いつの時代やねん」

 

ていう話です。

 

そういう意味では、

まだ薬剤師は、

直接医師に電話をして、

尋ねごとをしているので、

本分をまっとうしているのではないかと思います。

 

臨床検査技師の方々、

どうか自分の仕事をまっとうしてください。

 

看護師に電話するのも、

医師に電話するのも、

手間は同じはずです。

 

医師に直接電話してくれれば、

看護師→医師の電話や報告がなくなり、

その分看護師の仕事が減るのです。

 

わざわざ、

人(看護師)の仕事を増やすようなことは、

やめていただきたいです。