看護部本日モ反省ノ色ナシ

看護師を中心に医療界の変なエピソードを話していきます

私は看護師をしておりますが まあおよそ一般社会では通用しないことがまかり通る それが看護師の世界です そんな看護師のエピソードとともに 医療界(病院)の変なことも話していきたいと思います

時事ネタ・大口病院連続点滴中毒死事件/被告Kの裁判

今、

この事件の裁判が行われています。

大口病院連続点滴中毒死事件 - Wikipedia

 

立件されている以外にも、

かなり多くの患者が亡くなっており、

到底許されるものではありません。

 

しかし、

被告Kの供述により、

この病院でも、

程度に低いイジメが行われていたことが、

明らかになりました。

 

しかし、

看護師というものは、

なぜこういう、

頭の悪いことをするのでしょうか。

 

白衣を切り刻まれるなど、

陰湿なことをされていたようです。

 

それで、

精神的に追い詰めて、

辞めるのを待っていたのだと思います。

 

しかし、

慢性的な看護師不足の昨今、

1人でも多くの看護師が居た方が、

イジメていた側にとっても助かるはずです。

 

こういう輩に限って、

自分が気に入らない同僚を辞めさせたとしても、

その分自分が仕事をするわけではないのです。

 

その負担は、

イジメに加担していない別の看護師に、

まわってくるのです。

 

それは、

近畿中央病院においても、

同じでした。

 

一緒に働いたという点で言えば、

片山賀波子・藤崎悦子・井上裕貴も、

そうでした。

 

この3人のせいで、

多くの若く有望な看護師が辞めていきましたが、

辞めた後、

この3人が、

辞めた者の分も働くということは、

一切ありませんでした。

 

その分は、

私をはじめとした別の看護師に、

まわってきたのです。

 

無責任というほかありません。

 

特に片山など、

主任なのですから、

後輩の手本となるべきなのです。

 

それを、

率先して人をイジメたり、

辞めさせる方向に持っていくなど、

論外です。

 

被告Kも、

母親に、

 

「辞めたい」

 

と漏らしていたそうです。

 

こんな結果を招くぐらいだったら、

辞めるべきだったと思います。

 

その病院だけが、

病院ではありません。

 

看護師免許があれば、

どこかしら働くところは、

みつかると思います。

 

被告Kは、

 

「患者が亡くなった時、家族に説明するのが面倒だった」

 

と言っているそうです。

 

大口病院は、

他の病院が受け入れるのを躊躇するような、

ターミナル期の患者を、

数多く受け入れていたそうです。

 

ということは、

他の病院に比べても、

患者が亡くなる確率が高いということです。

 

この点でいえば、

被告Kの思いと、

大口病院の方針が合っていなかったということで、

こんなことを起す前に、

職場を変わるべきでした。

 

転職は、

パワーの要ることなので、

躊躇したのかもしれません。

 

しかし、

こんな結果になるぐらいだったら、

多少パワーを使っても、

転職するべきなのです。

 

人の死は、

誰でも嫌なものです。

 

私も、

もちろん嫌です。

 

しかし、

職務上、

どうしても避けて通れないことです。

 

ですが、

職場を変わることで、

当たる数を減らすことはできます。

 

入院設備のないクリニックなら、

当たる確率はほぼゼロです。

 

病棟に比べて、

収入は減るかもしれませんが、

事件を起こすよりははるかにマシです。

 

収入・環境等、

すべて思い通りの職場など、

この世には存在しません。

 

一番悪いのは、

それが事実だとすればですが、

被告Kをイジメていた輩ですが、

そこから逃げることもできたはずです。

 

自ら退職することで、

看護師の数が減れば、

残った者に負担が増えることは、

前述した通りです。

 

「自が辞めたら、忙しくなって迷惑がかかる」

 

など、

思う必要はありません。

 

もう、

辞めるところのことなのですから。

 

その負担を、

置き土産にして、

 

「あの人が辞めたのは痛かった」

 

と、

思わせたらいいのです。

 

まあ、

程度の低い看護師は、

そうは思わないでしょう。

 

嫌いな看護師が辞めて、

清々したぐらいにしか、

思わないかもしれません。

 

働けるところは、

そこだけではなく、

日本全国探せば、

いくらでもあるのです。

 

しかも、

この大口病院は、

横浜市にあるのですから、

首都圏には医療機関は山ほどあります。

 

もちろん、

1つの病院で働き続けることができたら、

それに越したことはありません。

 

しかし、

嫌なことがあれば、

我慢する必要はないのです。

 

被告Kをイジメていた看護師は、

どう思っているのでしょうか。

 

自分の責任を、

感じているのでしょうか。

 

まさか、

こんな結果になるとは、

思ってもみなかったでしょうし、

自分のしたことと関連しているとは、

思っていないでしょう。

 

しかし、

精神的に追い詰められると、

人は突拍子もない行動をするものです。

 

ただでさえ、

患者を相手にすることで、

ストレスが多い職種な看護師。

 

これで、

同僚からもストレスを与えられたとすると、

もう逃げ場はなくなってしまいます。

 

看護師は、

せめて同僚には、

優しくしましょう。

 

それは、

いつになるかわからないし、

どんなかたちであらわれるかわかりませんが、

絶対に自分のためになるのです。

 

被告Kも、

ある意味では被害者です。

 

ただ、

してしまったことは重大で、

厳しい判決が予想されます。

 

亡くなった方への、

せめてもの供養のため、

裁判においては、

真実を包み隠さず話してほしいものです。

 

そして、

自分のしたことに、

真摯に向き合うことを望みます。