看護部本日モ反省ノ色ナシ

看護師を中心に医療界の変なエピソードを話していきます

私は看護師をしておりますが まあおよそ一般社会では通用しないことがまかり通る それが看護師の世界です そんな看護師のエピソードとともに 医療界(病院)の変なことも話していきたいと思います

「私は最高の看護を提供しています」/学歴・経歴コンプレックスの産物

私は、

近畿中央病院に採用された2008年8月から、

病棟に異動になるまでの2011年春まで、

外来の検査部門に所属していました。

 

時々、

応援態勢で採血室に勤務することがありました。

そこまで採血が上手ではない(普通にはできます)私は、

採血室勤務の上手な人に、

時々助けてもらっていました。

私の手腕では、

採血できない人が多々居たからです。

 

しかし、

採血とは相性の問題もあるので、

私が他の人を助けることもありました。

採血の可否は、

血管が見える見えないよりも、

相性の問題というのが、

私の持論です。

 

ある時、

私が採血室に勤務していると、

採血が難しい患者に遭遇しました。

基本的には、

2回までは自分でしてみて、

それでも無理なら他の人に代わってもらうことになっていました。

案の定、

その人は採血できませんでした。

しかし、

代わってもらおうにも、

代わってもらえる人が居なかったのです。

上手な2人も、

別の業務で不在でした。

すると、

見慣れない若い看護師が採血室に入ってきたので、

代わってもらうよう依頼しました。

すると彼女は、

「私、できません」と。

 

私があっけにとられていると、

いつもお願いしている上手な人の手があき、

代わってくれました。

 

この人物、

年齢は27歳。

近畿中央病院に来る前は、

看護学校で教務をしてたそうです。

この年で、

教務をしていたということは、

おそらく4年制大学を出ているのでしょう。

 

忙しくて、

「できません」と言ったのならまだわかりますが、

採血室に入ってきた後、

隣の点滴室で、

その彼女はボーッとしていました。

 

その前に、

もっと口のきき方があると思います。

こちらは、

病院でも看護師としても人生でも先輩なのですから。

 

この人物、

ほどなくして病院を去りました。

仕事が、

まったくできなかったからです。

患者に対する対応も、

なってなかったようです。

 

ある患者が、

採血室に居たこの人物にモノをたずねたら、

「私知りません」と返したそうです。

普通なら、

「私わからないので聞いてきます」とでも言うものです。

 

こんなことが重なり、

スタッフからも患者からもクレームが続出。

その都度、

外来師長や看護部長と面接をしたそうですが、

彼女はこう言い放ったそうです。

 

「わたしは最高の看護を提供しています」

 

これでダメだと思った藤井四美枝は、

彼女を諭旨退職にしたようです。

その判断は、

藤井四美枝にしては賢明だったと思います。

 

その彼女自体が大きな問題ですが、

そんなことを見抜けない、

学歴・経歴コンプレックスの看護部も、

責任を問われるべきだと思います。

 

近畿中央病院の看護部長は、

前職・前々職とも、

人を見る目は皆無なので、

起こるべくして起こった事象かもしれません。

 

みなさんも、

人を見る目を養いましょう。

人を見る目のない人は、

人の上に立つ資格はありません。