看護部本日モ反省ノ色ナシ

看護師を中心に医療界の変なエピソードを話していきます

私は看護師をしておりますが まあおよそ一般社会では通用しないことがまかり通る それが看護師の世界です そんな看護師のエピソードとともに 医療界(病院)の変なことも話していきたいと思います

警察の失態/やる気あるのか?

私が、

かつて在籍した救命救急センターは、

その特殊性から、

犯罪に関係した患者が搬送されてくることも、

珍しくありませんでした。

 

私が、

2年目で救命救急センターに異動になって、

そんなに間がない頃、

朝仕事に行くと、

まず、

救命救急センターの院内の出入り口に、

制服の警官が居ました。

 

そして、

当時の私の所属セクションであった、

救命救急センター一般病棟に行くと、

詰所に一番近い部屋に、

フィリピン人の女性が入院していました。

 

カルテによると、

その人は、

不法滞在で、

夜の飲食店(フィリピンパブ的なところ)で、

働いていたようです。

 

いわゆる、

 

「ジャパゆきさん」

 

です。

 

摘発されて、

逃げた際に、

高所から転落。

 

ろっ骨を多数骨折して、

救急搬送された次第。

 

約25年前のことなので、

うろ覚えのところもあるのですが、

その日その患者は、

私とペアを組んでいた人が担当していたと思います。

 

ですから、

清潔ケアをする時は、

本来私も一緒にするのですが、

その患者は女性で、

意識はしっかりしていたので、

私は遠慮しました。

 

片言ながら、

日本語を話すことができましたが、

仕事柄か、

日常会話というよりも、

その世界の言葉のほうが、

得意だったようです。

 

入院中は、

逮捕できないという、

治外法権的なことがあるので、

救命救急センターの院内出入口のところに、

警官が24時間詰めるという状態が、

退院の日まで続きました。

 

その任に当たっていた警官は、

時々居眠りをするような輩ばかりで、

 

「おそらく、署内で一番役に立たない者をよこしているのだろう」

 

と思ったものです。

 

しかし、

救命救急センターの医師によると、

以前は窓を開けて逃走した者も居たそうで、

救命救急センターの出入口に詰めているだけでは、

単なるポーズにしか思えませんでした。

 

それは、

現実のものとなります。

 

私が休みの日に、

件の患者は退院の日を迎えました。

 

病院の出口を出た瞬間、

待ち構えていた警察官が、

逮捕する手はずだったらしいですが、

それにもかかわらず、

逃げられてしまったそうです。

 

その話を聞いて、

 

「何やっとるねん」

 

と思いました。

 

この結果から逆に、

救命救急センターの院内に、

警察官を配置していたのが、

単なるポーズだったと、

言わざるを得ないのです。

 

「自分たちは、精いっぱいのことをしていたが、逃げられてしまった。しかたがない」

 

という、

言い訳のためです。

 

勤務中に居眠りをするような、

役立ちそうにない人員を配置しておいて、

何を言っているんだという話。

 

結局、

捕まえる気などなかったと言われても、

しかたがないと思います。

 

まあ、

本来入国管理局の仕事だから、

警察としては、

本腰ではなかったのかもしれません。

 

日本の、

公官庁の、

悪いところが出たのです。

 

自分たちのメンツのためだけに働いて、

他のとこころとの連携をはかろうとしない。

 

これは、

太平洋戦争の頃と、

なんら変わらない、

日本の悪しき伝統だと思います。

 

結局、

そのフィリピン人が、

どうなったかはわかりませんが、

逃げ延びることは、

到底むりでしょうから、

どこかのタイミングでみつかって、

フィリピンに、

強制送還されたのではないでしょうか。

 

余談ですが、

この患者、

ろっ骨を多発骨折したとのことで、

胸全体に、

コルセットを巻いていたのですが、

それを何度巻いても、

中の綿をむしって破壊するなど、

問題行動が続きました。

 

年齢で言えば、

私より少し年下。

 

今、

40代なかばぐらいでしょうか。

 

いずれにせよ、

幸せな人生を送っていることを願います。

 

そして、

警察には、

ポーズだけでなく、

きちんとした手順を踏んで、

的確な対応をしてもらいたいものです。

 

自分たちのメンツを守るためでなく、

市民を守るのために、

ひいては日本という国のために。

わかりやすい医師・SNDU

新しい仕事を始めるまでは、

毎日投稿していたのが、

ここのところ週1回しか投稿できていなくて、

もどかしく感じています。

 

皆様に、

もっと知ってもらいたい、

医療現場野裏側は、

いっぱいあるのですが・・・。

 

理想は、

土日が休みであれば、

金土日にそれぞれ1題ずつ投稿して、

余力があれば、

月曜日分として1題、

予約投稿ができることです。

 

しかし、

現状では、

なかなか難しいので、

ご理解いただけたらと思います。

 

それでは本題。

 

私が、

最初働いていた病院から、

転勤した系列の病院でのお話。

 

私が配属された病棟は、

内科の混合病棟でした。

 

詳しく言うと、

主に糖尿病と神経内科と緩和ケアの病棟でした。

 

転勤前から、

 

「転勤先の病院の医者は、一癖も二癖もある人が多い」

 

と聞かされていました。

 

救命救急センターでは、

個性の強い医師ばかりで、

重本のような気分屋も居ましたが、

基本的に、

仕事の面では頼りになる人ばかりでした。

 

ですから、

多少不安を覚えましたが、

いざ行ってみると、

たしかに節々そういうところはありましたが、

聞いていたほどではありませんでした。

 

「案ずるより産むが易し」

 

ということです。

 

その中に、

緩和ケアを担当する、

SNDUという、

女性医師が居ました。

 

元々は、

普通の内科医(専門は忘れました)でしたが、

家族(確か親)が癌になったことで、

緩和ケアに興味を持ったそうで、

それから緩和ケアの勉強をして、

緩和ケア医になったようです。

 

志は、

すごく良いと思います。

 

しかし、

このSNDU、

すごく

 

「わかりやすい」

 

医師でした。

 

それは、

悪い意味で。

 

どういうことか。

 

ある時、

SNDUが担当していた患者が、

夜中に亡くなりました。

 

「亡くなったらいつでも(夜中でも)連絡するように」

 

とカルテに表示されていたので、

連絡をしました。

 

するとSNDUは、

夜中にもかかわらず、

病院に来たのです。

 

そして、

死亡確認・死亡診断書の作成も、

自ら行っていたはずです。

 

さらに、

家族に、

泣きながら対応していました。

 

その時は、

どうだったか忘れましたが、

弔いの花束を持参することもありました。

 

その姿だけ見れば、

 

「素晴らしい医師だ」

 

と思うかもしれません。

 

実際私も、

その時はそう思いました。

 

しかし、

それは違ったのです。

 

また別の日に、

同様に夜中、

患者が亡くなりました。

 

前回と同様、

SNDUに連絡しましたが、

反応は全く違いました。

 

「当直医に、死亡確認と死亡診断書の作成をお願いして」

 

結局、

来院することなく、

指示通りに、

死亡確認・死亡診断書の作成を、

当直医にお願いして、

お見送りは、

看護師だけで行いました。

 

この2つの事例の違いは、

一体何なのか。

 

もう、

薄々気付いていることと思いますが、

要は

 

「袖の下」

 

つまりお金です。

 

正規の入院費の他に、

医師に直接お金を渡している人には、

前者のような手厚い対応をして、

そうでない人には、

後者のような対応を取るということです。

 

本当に、

わかりやすい対応です。

 

私が最初に働いた病院、

そしてこの転勤した病院を含め、

系列の病院では、

正規の入院費・治療費以外に、

金銭・物品を受け取ることは、

表上禁止されていました。

 

ですから、

退院の時に、

家族がお菓子を看護師に持ってきても、

丁重にお断りしていました。

 

そいうえば、

救命救急センターの医師が、

嘆いていたのを思い出しました。

 

「俺ら、そいういの(袖の下)無いから、全然儲からへん」

 

救命救急センターの医師は、

他の医師より激務をこなしているのに、

自ら求めることもしないのです。

 

逆に、

素晴らしいと思います。

 

「袖の下」

 

に関しては、

医師の

 

「悪しき伝統」

 

なのですから。

 

しかも、

患者側が自らの意思で、

渡すのならともかく、

自らそれを要求するというは、

もってのほかだと思います。

 

私の父は、

心臓ペースメーカーを留置していたのですが、

それが逆に悪影響を与えているので、

除去することになりました。

 

本来なら、

心臓ペースメーカーの除去は、

循環器内科医によって、

心臓カテーテル室で行われるのですが、

癒着がひどく、

手術室で外科的に行われることになりました。

 

すると、

執刀医は全然そんなそぶりはなかったのに、

麻酔科医が、

術前訪問の際に、

口には出さないけど、

そんな態度を見せたそうです。

 

これは、

母から聞いた話です。

 

母は、

 

「渡したほうが良いのはわかっているけど、うちにはそんな余裕がない」

 

と言いましたが。

 

しかし私は、

 

「そんな必要はない」

 

と言いました。

 

確かに、

裕福であれば、

私も渡すかもしれません。

 

しかしその時、

私は近畿中央病院を

 

「クビ」

 

になって無職でしたし、

そうでなくても、

一般庶民ですから、

なぜ裕福な医師にお金を渡さなければならないのか、

疑問しかありません。

 

給料を貰っていないのならわかりますが、

医師は給料をもらって、

手術をするなり、

麻酔をかけるなりするのです。

 

要は、

 

「仕事」

 

です。

 

給料以上に、

報酬を貰おうとするのは、

おかしな話です。

 

そこはあくまで、

患者側の意思に任せるべきではないでしょうか。

 

患者側から、

渡すというのであれば、

受け取ってもいいでしょうし、

患者側が、

渡せる状況にないのであれば、

要求など、

するものではありません。

 

一番カッコいいのは、

例え家族が渡してきても、

お断りすることだと思います。

 

父の件の麻酔科医のように、

要求する態度を見せるというのは、

カッコ悪い以外の、

何ものでもありません。

 

それなら、

口に出して、

 

「お金をくれ」

 

と言ってくれたほうが、

まだマシです。

 

しかも、

執刀医に渡すのならともかく、

なぜ麻酔科医に渡さなければならないのか。

 

お金を渡さなければ、

麻酔の量を減らすのですか?

 

それとも逆に、

麻酔を過剰投与して、

死に至らしめるのですか?

 

私情を、

仕事に持ち込むなど、

最低の人間がやることです。

 

「袖の下」

 

にかかわらず、

自分の仕事を完璧にこなすことが、

カッコいいことなのではないでしょうか。

 

医師に、

 

「袖の下」

 

を渡すのは、

裕福な方々だけでいいのです。

 

一般庶民は、

この悪しき伝統を変えるべく、

金銭・物品の供与はやめましょう。

 

そんなことをしても、

医師の対応は変わりません。

 

それで、

態度を変える医師のほうが、

信用できません。

 

実際、

私が良い医師だと思っている人は、

金銭・物品を貰おうが貰わまいが、

人によって態度を変えることはなく、

仕事に取り組んでいます。

 

そういう医師に出会うことのほうが、

金銭・物品で釣ることより、

大切だと思います。

 

医師は、

お菓子を貰った時には、

看護師にまわしてくれたりします。

 

多分、

自分たちだけでは、

食べきれないぐらい貰っているからだと思います。

 

くれるから良い医師というわけではなく、

やはりそこは、

仕事と人柄で、

判断するべきです。

 

近畿中央病院でも、

金銭・物品の受け取りは、

禁止されています。

 

しかし、

退院時に、

祝儀的に、

お菓子を持ってくる家族がほとんどです。

 

病院の方針を説明して、

丁重にお断りするのですが、

それでも、

強引に置いていく人も少なくありません。

 

事情を病棟師長に説明して、

結局受け取ってしまうことになるのですが、

退院時は別に、

受け取ってもよいのではと思います。

 

退院は、

めでたいことであって、

お菓子は

 

「ご祝儀」

 

なのですから。

 

ただし、

基本的に受け取らない方針であることと、

自ら求めないことだけは、

厳守するべきです。

 

前に話したかもしれませんが、

以前に話した、

救命救急センターの病棟師長だったMRYMが、

看護師がやむを得ず受け取った、

退院時に患者が渡したお菓子を、

郵送で送り返したことがありました。

 

それは、

病院の方針を遵守した結果ですが、

これはやり過ぎだと思います。

 

今回は、

結果的に医師の2例を挙げましたが、

何回も言います。

 

裕福でない限り、

医師に金銭を渡す必要はありません。

 

それで、

態度を変えるような医師に、

診てもらう必要はありません。

 

そのお金を使って、

金銭で動じない、

良い医師を探すほうが、

よほど有用です。

 

私のこの記事をみて、

耳が痛い医師が、

多くないことを望みます。

「経営に参画する」・・・約20年の時を経て奇しくも同じ目標を掲げた2つの看護部/その内容には違いあり!

先週は、

土曜日まで仕事だったので、

投稿が遅れました。

 

今日の話題は、

看護部が毎年掲げる

 

「目標」

 

についてです。

 

看護部は、

毎年、

その年の目標を設定します。

 

もちろん、

何を目標にして、

仕事に取り組めばいいのか、

示してもらったほうが、

こちらとしては働きやすいので、

それ自体は良いことだと思います。

 

しかし、

現場の意見を、

必ずしも反映しているわけではなく、

的外れなことが多いのが、

この

 

「目標」

 

なのです。

 

なにせ、

現場の意見をまったく聞かずに、

看護部の首脳たち(看護部長・副看護部長)が、

 

「机上の空論」

 

で考えることなのですから。

 

まず最初に、

題目にある

 

「経営に参画する」

 

という目標を聞いたのは、

最初に看護師として働いた病院でした。

 

時期としては、

その病院で働き始めてから、

数年が経ってからのことでした。

 

ただこの時は、

積極的に

 

「患者勧誘をしろ」

 

というよりも、

 

「コスト削減の努力をしろ」

 

という意味合いのほうが、

強かったのです。

 

例えば、

私が所属していた救命救急センターでは、

気管内挿管や気管切開をしている患者に対して、

痰の吸引を行う場合に、

1度の吸引で3回行うとしたら、

3回とも新しい吸引チューブを用いて、

吸引を行っていました。

 

当時でも、

こんなことをしている施設は、

あまりなかったようです。

 

それを、

1度の吸引で、

何回吸引を行うとしても、

1本の吸引チューブで行うように、

改めました。

 

吸引と吸引の間は、

アルコールで消毒し、

終了したら、

その時使っていた吸引チューブは破棄。

 

そして、

次の吸引の機会には、

新たな吸引チューブを使用するのです。

 

吸引は、

2時間ごとに、

体位変換のあとに行うので、

改めたあとは、

1日に12本の使用となります。

 

それまでは、

1度の吸引で3回吸引するとして、

1日に36本の使用でしたので、

確実にコストダウンとなりました。

 

こういうことで、

コストダウンをはかり、

 

「経営に参画」

 

するのであれば、

全然問題はありません。

 

しかし、

この言葉の裏には、

少なからず、

 

「看護師が積極的に行動して新規患者を獲得せよ」

 

という内容が含まれていました。

 

看護部は、

あえて口のには出しませんでしたが、

そういうニュアンスが、

ひしひしと伝わってきました。

 

しかし、

新規患者の獲得は、

医者ならびに、

病院を運営している、

事務方の仕事ではないですか?

 

病院で唯一、

24時間稼働していて、

激務をこなしている看護師に、

さらなる負担を強いるというのは、

いかがなものかと思います。

 

看護部も、

反発を招くのがわかっていたからか、

そのことを、

あえて前面に出さなかったのです。

 

当時の看護部は、

今と比べたら、

まだ常識を持ち合わせている人が居ましたから、

そういう人が、

ストップをかけたのだと思います。

 

次に、

看護部が、

この目標を掲げたのが、

20年以上の時を経た、

近畿中央病院でした。

 

久々登場の、

前田正美が、

看護部長をしていた時です。

 

ただ、

同じ

 

「経営に参画する」

 

ということでも、

ニュアンスが違いました。

 

以前働いていた病院では、

前述のように、

内心は看護師自らが、

新規患者を獲得する要素を含みつつも、

それを前面に出すことはできない(組合がうるさい)から、

コストダウンを意識することを、

表の理由としました。

 

しかし、

近畿中央病院の看護部は違いました。

 

看護師に、

新規患者を獲得するために動くことを、

求めたのです。

 

先にも述べたように、

24時間稼働し、

激務をこなしている看護師に、

公然とさらなる負担を、

求めたのです。

 

これは、

組合が機能していないこと、

そして、

近畿中央病院の経営状態のひっ迫が、

原因として挙げられます。

 

そもそも、

近畿中央病院の事務方は、

何の努力もせずに、

漫然と病院を経営してきたので、

そのツケが回ってきただけなのに、

そのツケを、

看護師に押し付けるとは、

言語道断です。

 

近畿中央病院は、

Googleの口コミで、

平均評価が3.3(3が標準)あるのですが、

標準以上の評価を得ている病院が、

経営がひっ迫して、

数年後に吸収合併されるというのは、

不可解かつ滑稽な話です。

 

そんなに、

人気がある病院であれば、

経営もうまくいっていて、

単独で建て替えができるはずです。

 

そもそも、

前々院長の案のまま、

前院長・有田憲生が、

建て替えをしていたら、

自ずと、

新規患者を獲得できていたのです。

 

それらすべてのツケを、

すべて看護師に押し付けようとしたのです。

 

こんな理不尽、

あり得ないでしょう。

 

近畿中央病院とは、

そんな病院です。

 

とにかく、

いずれにしても、

普段激務をこなしている看護師に、

経営まで押し付けること自体が、

間違っているのです。

 

経営は、

事務方が行っているのですから、

その努力は、

事務方が行うべきです。

 

「売り」

 

が欲しいのなら、

腕の良い医師を、

引き抜いてくるか、

既存の医師の、

技術向上をはかるべきです。

 

新たな、

腕の良い医師を獲得するお金もないし、

医師に意見できないから、

結局文句を言わない(言えない)看護師に、

無理を強いてくるのです。

 

頼むから、

看護師には、

日々気持ちよく、

看護の仕事を、

気持ちよくできるよう、

配慮してほしいものです。

 

看護師に、

 

「経営に参画する」

 

ことを求める病院の末路など、

たかだか知れています。

 

そう、

近畿中央病院のように、

消滅する運命にあるのです。

番外編・大場美奈卒業コンサート

久しぶりの投稿になります。

 

先週は、

今からお話しする、

 

大場美奈卒業コンサート

 

を観に行っていて、

投稿できませんでした。

 

コンサートは、

横浜で行われ、

私にとっては、

結核を発症する寸前に行った、

2019年11月以来の、

関東遠征となりました。

 

今回は、

そのレポートをしたいと思います。

 

その時、

タブレットを持参していたので、

宿泊先のホテルで、

投稿するつもりでしたが、

コンサート以外にも、

精力的に活動していたので、

ホテルに戻った時には、

疲労困憊して、

できませんでした。

 

まず、

出発は4月1日金曜日。

 

この日は、

昼間普通に仕事でした。

 

用意もできてなかったので、

極力早く家に帰りました。

 

OCATを、

22時25分に出る、

東北急行バスの、

 

「フライングライナー」

 

で、

まず東京へ向かいました。

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※4月2日 東京駅八重洲通りにて下車後に撮影

 

この路線に乗るのも、

東北急行バスに乗るのも、

初めてでした。

 

正確に言うと、

この路線に統合された、

 

ブルーライト

 

という、

大阪と横浜を結ぶ路線には、

乗ったことがあります。

 

その時は、

共同運行会社である、

近鉄バスでした。

 

約2年半ぶりの夜行バスでしたが、

それまでも乗り慣れているし、

なにより昼間仕事をして、

疲れていたので、

そこそこは眠れました。

 

私は、

夜行バスでは、

あまり眠れないのですが、

今回は、

眠れたほうでした。

 

途中、

新名神の土山サービスエリアで、

休憩がありましたが、

眠気のほうが強くて、

下車しませんでした。

 

ここが、

この路線で唯一、

乗客が下車できる休憩場所でした。

 

その後、

乗務員交代と点検のため、

数ヶ所のサービスエリアに停車し、

その都度目が覚めましたが、

間間は、

眠りました。

 

最終的に目が覚めたのは、

東名の海老名サービスエリアに、

停車している時でした。

 

その後、

保土ヶ谷バイパスと、

横浜新道を経由して、

横浜駅西口へ。

 

そして、

首都高を経由して、

東京駅八重洲通りへ。

 

私は、

初めて乗る高速バス路線、

特に夜行バスは、

始発から終点まで乗ることにしているのですが、

今回はスケジュール上の都合から、

途中のOCAT から乗車し、

途中の東京駅八重洲口で下車しました。

 

この路線、

あべのが始発で、

ディズニーランドが、

終点なのです。

 

東京駅八重洲通りに着いてから、

東京駅周辺に発着する、

バスの写真を撮りました。

 

私は、

前にも話しましたが、

当ブログ以外に、

バスのブログを、

運営しているので、

そこに投稿するネタを、

収集したのです。

express_habanaのブログ (hatenablog.com)

 

東京駅八重洲口には、

東京駅JR高速バスターミナルを中心として、

多くのバス発着所があるのです。

 

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※東京駅八重洲北口・鉄鋼ビル付近

 

10時半過ぎまで、

この周辺で写真を撮ったあと、

中央線に乗って、

新宿に移動しました。

 

新宿には、

 

「新宿高速バスターミナル(バスタ新宿)」

 

という、

巨大バスターミナルがあります。

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バスタ新宿

 

ここは、

新宿駅周辺に分散していた、

高速バス乗り場を、

1ヶ所に集約したところです。

 

ですから、

ここだけで、

新宿を発着する高速バスを、

ほぼ網羅できるのです。

 

ちなみに、

東京駅八重洲口の地下に、

今高速バスターミナルを建設中で、

今年秋に開業するようです。

 

JR系以外の、

東京駅八重洲口を発着する高速バスが、

そこに集約されるようです。

 

宿を、

横浜の伊勢佐木町にとっていて、

コンサート前にチェックインするつもりだったので、

14時前に新宿を出発しました。

 

宿の、

JRの最寄り駅は根岸線の関内なので、

関内で降りました。

 

関内で降りたのは、

指原莉乃卒業コンサートで、

横浜スタジアムに行って以来。

 

昼食を摂っていなかったので、

チェックイン前に、

遅い昼食を摂ってから、

ホテルに向かいました。

 

ホテルは、

繁華街を通って、

その1つ筋はずれにありました。

 

「徒歩7分」

 

となっていましたが、

初めて来たこともあり、

遠く感じました。

 

ホテルの名前は、

あえて伏せますが、

若干レトロではあるものの、

ビジネスホテルの割には、

ロビーも広く、

高級感がありました。

 

部屋は、

ツインでした。

 

ツインであることを差し引いても、

新しいビジネスホテルにはない、

広さでした。

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宿は、

 

じゃらん

 

で予約したのですが、

今回ポイントを使って、

宿泊代は、

7800円のところ、

 

「0円」

 

でした。

 

なおかつ、

プランとして、

 

「25時間滞在」

 

ができるもので、

12時チェックインの、

翌13時チェックアウトでした。

 

私は、

15時頃チェックインしたので、

最大

 

「22時間滞在」

 

ができます。

 

コンサートが、

15時30分開場・16時30分開演なので、

休憩もそこそこに、

会場である

 

「KT Zepp Yokohama」

 

に向かいました。

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※KT Zepp Yokohama

 

今回のコンサートですが、

4月1日から4月3日にかけて、

4公演が行われました。

 

4公演とも、

出演メンバーも、

コンセプトも違うものとなっていました。

 

1公演目は、

4月1日に、

 

パシフィコ横浜国立大ホール」

 

で行われました。

 

副題は、

 

「卒業してもずっとかわいくてすいません」

 

諸事情で参加できない、

2名を除いた、

SKE48メンバー全員参加でしたから、

観たかったのですが、

この日は仕事で、

就職したばかりで、

有給休暇もまだないので、

無理でした。

 

2公演目が、

私が参加したもので、

4月2日開催。

 

副題は、

 

「明日、晴れたらいいのにな」

 

2~4公演は、

前述のように、

 

「KT Zepp Yokohama」

 

での開催でした。

 

なぜ、

名古屋のSKEのメンバーの卒業コンサートが、

横浜で行われたかと言えば、

それは大場美奈が、

神奈川出身だからです。

 

それに、

AKBに9期生として入って、

SKEとの兼任を経て、

SKEに完全移籍したので、

関東のファンのことも、

考慮したのかもしれません。

 

3公演目・4公演目は、

4月3日に開催。

 

副題は、

 

るんるん、30さいのおたんじょうび会」

 

4月3日は、

大場美奈の、

30歳の誕生日なのです。

 

本心を言えば、

SKEイチの推しメン、

鎌田菜月ちゃんをはじめ、

推しているメンバーが多いので、

3公演目を当てたかったのですが、

ハズレました。

 

4公演目は、

3公演目と同じ副題ですが、

出演メンバーも内容も、

3公演目とは異なります。

 

しかも、

後日談として、

多くのOGメンバーが、

出演したようです。

 

私が参加した2公演目は、

主に若手メンバーが、

出演するものでした。

 

まだ、

握手会やトーク会などでの、

接点はないのですが、

推しメンのひとり、

坂本真凛ちゃんが出演するので、

全然悪いことはありませんでした。

 

観覧する席ですが、

入場券を発券した時点で、

嫌な予感はしていたのですが、

2階席のいちばんうしろでした。

 

しかし、

うしろに人が居ないのは、

逆に良かったです。

 

大場美奈本人の影アナで始まり、

1曲目は、

大場美奈のソロ。

 

その後、

間にMCを挟んで、

全体曲とユニット曲。

 

しかし、

一向に主役の大場美奈が、

ステージに立ちません。

 

MCで、

本人が言っていたのですが、

若手メンバーの、

今後に期待して考えた演出だったとか。

 

そして、

アンコールから、

大場美奈も、

歌に参加しました。

 

楽しい時間は、

あっという間に過ぎ、

18時30分頃、

コンサートは終了しました。

 

もう1時間ぐらい、

あると思っていたので、

少し意外な感じでした。

 

思ったよりも、

早く終わってしまったので、

終了後は、

再びバスタ新宿へ。

 

湘南新宿ラインの、

横浜方面の最終が、

新宿22時58分発なので、

それに乗って、

宿に帰りました。

 

こんなことなら、

東京に宿を取ればよかったと思いました。

 

関内で降り、

コンビニに寄り、

宿に帰り着いたのは、

日付が変わる頃でした。

 

コンサートの余韻のためか、

なかなか寝つけず、

関東ローカルの深夜番組を観て、

1時過ぎ頃に、

眠りました。

 

ここで、

13時チェックアウトであることが、

生きてきます。

 

寝ついたのが遅かった分、

起きたのが遅かったので、

チェックアウトまで、

ゆっくり過ごすことができました。

 

翌4月3日は雨。

 

本当は、

横浜駅西口か、

東京駅八重洲口で、

バスの写真を写したかったのですが、

雨ということで、

建物の下にあって、

雨の影響を受けない、

横浜駅東口バスターミナルに向かいました。

 

宿最寄りのバス停から、

バス1本で行けるようなので、

それで向かいました。

 

そこで、

バスの写真を撮ったあと、

大阪に帰るために新横浜へ。

 

新幹線の席を確保したあと、

新横浜でもバスの写真を。

 

そして、

その日の夕食用に、

崎陽軒

 

シウマイ弁当

 

を買い、

15時半ぐらいの新幹線のぞみで、

大阪へと帰りました。

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ちなみに、

乗ったのぞみが、

N700系Sでした。

 

見かけは、

N700系と、

ほとんど変わりませんが、

モーター音が、

全然違いました。

 

2年半ぶりの関東遠征は、

とても楽しかったです。

 

そして関東、

特に東京・横浜は、

大阪と比べて、

 

「いちいちオシャレ」

 

でした。

 

今の職場では、

看護師の時のように、

長期の休暇は取れそうにありませんが、

また以前のように、

1週間滞在したいです。

 

SKEの現場は、

昨年10月21日の、

 

鎌田菜月生誕祭」

 

以来。

 

結核での入院・療養や、

仕事を失ったこともあって、

握手会やトーク会など、

現場にはなかなか行けませんでしたが、

新しい仕事を始めたので、

徐々に行くことができたらと思います。

 

しかし、

それよりも先に、

私が妹のように思っている、

後輩看護師に会いたいです。

 

最後に、

大場美奈との接点は、

チームKⅡ公演を観に行ったのと、

AKB時代に、

全国握手会で握手したぐらいしかありませんが、

今後のみなるんの活躍を、

応援したいと思います。

サマリーとレジュメ/なぜ使い分ける!看護師の不思議

昨日の土曜日は仕事でした。

 

今週も、

忙しい1週間でした。

 

今日の話題は、

2つの言葉です。

 

まずは「サマリー」

 

「サマリー」

 

は英語で、

日本語では、

 

「要約・要旨・概要・要点」

 

などの意味があります。

 

看護の世界では、

患者が転院する際に、

相手方の施設に、

その患者の情報を、

書面にして渡します。

 

その書面を、

 

「看護要約」「看護サマリー」

 

と言います。

 

私は、

 

「看護要約」

 

でいいと思うのですが、

なぜか

 

「要約」

 

の部分だけ英訳して、

このように呼んでいます。

 

それなら、

 

「ナーシングサマリー」

 

と言えばいいと思うのですが、

そうは言いません。

 

たぶん、

長くなるからだと思いますが、

 

「看護サマリー」

 

は中途半端だと思います。

 

それなら、

 

「看護要約」

 

でいいと思います。

 

「日本人なら日本語を使え!」

 

と思います。

 

次に「レジュメ」

 

これは、

看護の世界(だけではないと思いますが・・・)では、

会議や話し合いにおいて、

議題について印刷した書類を、

そのように呼んでいます。

 

「レジュメ」

 

はフランス語で、

日本語に訳すと

 

「要約・概要」

 

つまり、

多少のニュアンスの違いはありますが、

 

「サマリー≒レジュメ」

 

なのです。

 

ですから、

この2つを使い分けている意味が、

私にはまったく理解できません。

 

それなら、

 

「看護レジュメ」

 

でもいいわけです。

 

そもそも、

英語とフランス語を、

両方使っていることが問題です。

 

それ以前に、

前述のように、

日本人だから日本語を使えばいのです。

 

外来語を使いたいのであれば、

 

「看護サマリー」

 

というような、

 

「日本語+英語」

 

のような使い方をするのではなく、

これまた前述のように、

 

「ナーシングサマリー」

 

と言うべきです。

 

私は、

外来語が嫌いなわけではありませんが、

極力日本語を使うべきだと思っています。

 

それに、

 

「レジュメ」

 

と言う言葉が、

好きになれない(はっきり言えば嫌い)ので、

会議の進行を行う際には、

 

「○○会議次第」

 

と、

書面に打つようにしています。

 

「次第(しだい)」

 

には、

 

「順序」

 

という意味があるので、

この順番で、

話し合いを進めるという、

正しい表現になるのです。

 

「レジュメ」

 

は、

 

「要約・概要」

 

ですから、

話し合いなどが終わったあと、

その内容を書面にする際には、

使っていいと思います。

 

しかし、

話し合いが始まる前から、

 

「要約・概要」

 

と表現するのは、

的が外れていると思います。

 

先輩たちが使っているから、

それを右にならえで使うのではなく、

本来の意味を学習し、

正しい使い方をしましょう。

 

この2語以外にも、

本来の意味を知っていると、

滑稽以外の何ものでもない言葉を、

看護師はたくさん使っています。

 

前に話した、

 

クリティカルパス」と「クリニカルパス

 

のように。

「クリティカルパスです。間違わないでください」/どっちでもええわ! - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)

 

ある意味正しい判断・しかし。。。

看護師には、

何年目にコレをやる(やらなければならない)ということが、

設定されています。

 

施設によって異なりますが、

私が最初に勤めた病院のグループは、

2年目に看護研究、

3年目に2年目看護研究の講評、

4年目に新人指導というように。

 

近畿中央病院においては、

3年目に、

新人指導をすることになっています。

 

しかし、

以前に話したように、

 

「〇年目だから・・・」

 

と、

能力や経験が伴っていないのに、

年数だけで判断することは、

おかしいと思います。

 

私の場合、

1年で、

成人精神神経科から救命救急センターに異動になったにもかかわらず、

 

「2年目だから」

 

ということで、

看護研究をすることになりました。

 

2年目に、

看護研究をする意義は、

1年その部署を経験したことを活かして、

取り組むことにあると思います。

 

年数は、

関係ないのです。

 

そして、

また1年で、

救命救急センター一般病棟から、

救命救急センター重症病棟に、

部署内異動になりました。

 

3年目の、

2年目看護研究の講評は、

部署には関係がないので、

抵抗なく行えました。

 

そして、

看護部長・副看護部長から、

最高の評価を得ることができました。

 

そして、

4年目には、

新人指導を行うことになるのですが、

これも私の場合は、

他の者に比べて、

ハンデを背負うことになります。

 

他の者は、

3年間同じ部署を経験して、

4年目に新人指導を行うのですから、

部署のことを知り尽くした上で、

行うことができるのです。

 

しかし、

私の場合、

1年ごとの部署異動で、

1年しか経験がないのに、

新人指導を行うことになったのです。

 

救命救急センター一般病棟と、

救命救急センター重症病棟は、

同じ部署ですが、

内容は全然違いますし、

それでも、

2年の経験で、

新人指導に当たることになるのです。

 

「〇年目だからコレをやななければならない」

 

そんな考えは、

捨てるべきです。

 

新人指導の場合、

教えられる側(新人)に、

影響が出る場合があります。

 

いい加減な指導をすることによって、

教えられた側がいい加減に育って、

いい加減に育った者が、

また新人指導を行えば、

負の連鎖となります。

 

現実、

そのようになってしまいました。

私がプリセプターをした新人看護師①INUE Vol.1 - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)

私がプリセプターをした新人看護師①INUE Vol.2 - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)

私がプリセプターをした新人看護師①INUE Vol.3 - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)

 

しかし、

これは、

このINUE自身の性格その他によるもので、

私の指導とは関係のない結果です。

 

実際、

普段厳しい先輩から、

 

「よく育てた」

 

と、

高い評価を受けました。

 

つまり、

私の指導は良かったが、

本人の資質によって、

本人自らが、

間違った方向に行ってしまったということです。

 

この新人指導に関し、

私と意見が合う看護師長が、

近畿中央病院に居ました。

 

このブログにも、

何度か登場している、

FKMT師長です。

勤務表づくりは天性の才能 - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)

久々にこの話題・労災の軌跡 Vol.14/同僚の反応 - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)

病棟単位の去就状況・近畿中央病院 - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)

夜勤前日の日勤で他の病棟に応援に行かせる不可思議な采配 - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)

 

私が、

6階病棟から、

病棟再編で5階に異動になり、

たった1年でまた6階に戻った2015年、

3年目の看護師が4人居ました。

 

そのうち3人は、

まったくの3年目でしたが、

1人は、

他の施設での経験がある看護師でした。

 

この年、

6階病棟には、

4人の新人が配属されていました。

 

本来なら、

3年目が4人に新人が4人ですから、

それぞれ1人ずつ担当すれば、

いいはずでした。

 

しかし、

新人指導は、

もっと年数のいった人が2人、

1人で2人指導するかたちになっていました。

 

私は、

異動してきたところでしたが、

そのことを疑問に思っていました。

 

あとになって聞いた話ですが、

FKMT師長の、

 

「(3年目の)4人とも、新人指導をする資質がない」

 

との判断で、

新人指導をさせなかったとのこと。

 

それは、

ある意味では正しい判断だと思いますが、

ある意味では間違っていると、

私は思います。

 

他人にモノを教えるということは、

いい加減なことはできないということです。

 

つまり、

他人の指導を行うことで、

自分自身も勉強をするので、

自身の成長につながるのです。

 

ですから、

3年目の3人に、

成長してほしいのであれば、

あえて新人指導をさせるというのも、

手段だと思います。

 

それぞれ、

1人ずつ指導させるのに、

難があるのであれば、

2人1組にして、

2人で1人を指導するようにするとか。

 

何なら、

4人で1人を指導するようにするとか、

やりかたは、

いくらでもあったと思います。

 

もしかして、

他の部署の3年目が、

新人指導をしているのに、

自分たちだけさせてもらえないという、

屈辱を味あわせることで、

やる気を起こさせようとしたのかもしれませんが、

それは、

今どきのコの気質を、

見誤っています。

 

今どきのコは、

面倒なことを嫌います。

 

新人指導は、

面倒なことなので、

それを免れる、

しかも上司からしなくていいと言われたのなら、

それで万々歳なのです。

 

屈辱など、

感じることはありません。

 

今どきのコには、

あえてさせてみるほうが、

正解なのです。

 

結局、

FKMT師長は、

1年で他の部署に異動になり、

3年目の4人は、

新人指導につくことがなく、

中に浮いてしまいました。

 

そのうち1人は、

2016年3月で退職。

 

2人は、

2年以内に退職。

 

1人は、

私が近畿中央病院を辞める時点で、

産休か育休中でした。

 

新人指導を経験しないまま、

3人が退職に至っているのです。

 

さすがに、

それはヤバいと思ったのか、

2年以内に退職した2人には、

指導者が居ない時、

積極的に新人のフォローが付けられていましたが、

時すでに遅し。

 

1人は、

すでに退職が決まっている、

寸前のことでした。

 

「〇年目だからコレをやらなければならない」

 

と、

強行するのも問題ですが、

やらせないのも、

それはそれで問題です。

 

させられない、

資質しかないのであれば、

それはその人達を指導した者の責任であり、

追求すべきはそこなのです。

 

そして、

どうすれば、

能力や資質が不足している者に、

その役割を担ってもらえるのか、

それを考えるのが、

看護師長そして主任(副師長)の、

大切な役割だと思います。

 

もちろん、

部下も、

 

「〇年目だからコレをやらなければならない」

 

とあらかじめ決まっているのであれば、

それに向けて、

自身の向上をはかるべきです。

 

努力した上で、

無理なのであれば、

それはしかたがないことです。

 

努力をしなくて、

できないと判断されたのであれば、

それは自身の責任です。

 

私は、

3年目の4人が、

そこまで資質に欠けているとは思えませんが、

FKMT師長には、

何か思うところがあったのかもしれません。

「誰かわかる人に来てもらって」→それでは人材は育ちません/医師AHの場合

以前に、

旧日本海軍連合艦隊司令長官だった、

山本五十六の名言を、

紹介しました。

山本五十六の名言/看護師教育にも通用すること - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)

 

この名言の通り、

優しく丁寧に熱心に指導しないと、

人材は育たないのです。

 

近畿中央病院に、

AHという医師がいます。

 

外来検査部門に居た時しか、

この医師とかかわることがなかったのですが、

とにかくこの医師、

看護師の評判は、

すこぶる悪いものでした。

 

医師としての腕は、

そこそこあったとは思いますが、

それをはるかに上回る性格の難があり、

とても尊敬することはできませんでした。

 

まだ私が、

検査部門に来て間がない時、

AHが行う検査の介助についていました。

 

すると、

何か私がわからないことについて言ってきたので、

私がまごついていると、

 

「誰かわかる人に来てもらって」

 

というのです。

 

いやいや・・・

 

私は、

まだ来て間がないのです。

 

他の病院でも、

その科の検査の介助についたことはありません。

 

AHの科の検査は、

医師・看護師・放射線技師が、

各1名ずつしか居ません。

 

しかも、

その検査室は、

他の検査室から、

やや離れたところにあります。

 

午前中であれば、

すぐ近くのCT室に、

造影CT検査の介助を行う看護師が居ますが、

この時は午後でした。

 

他の看護師は、

それぞれ他の検査の介助を行っています。

 

外来検査部門は、

余裕のないギリギリの人数でやっているので、

呼んですぐ来てくれるものでもありませんでした。

 

しかも、

人員の約半分は、

2階の内視鏡室に居るので、

1階の検査部門に来てもらうには、

時間を要します。

 

結局その時は、

誰かに来てもらったと思います。

 

多分、

最近話したNSKW主任か、

私の看護師の師匠のひとり、

KMTさんの、

どちらかだたっと思います。

それはあなたへの注意ですよ!/気付かない看護師と、また理不尽なことをする放射線技師 - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)

准看護師でも優秀な方はもちろん居ます - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)

 

検査部門の看護師で、

検査のことをすべて網羅しているのは、

この2人だけだったからです。

 

この場は、

これで済みましたが、

要は、

AH自身が、

私に指導をしながら、

検査をすすめればよい話なのです。

 

大半の医師は、

経験の浅い看護師に対しては、

そうしてくれるものです。

 

しかも、

経験が浅いことを、

あらかじめ伝えていたら、

通常よりもゆっくりしてくれたりもします。

 

経験を積んでこそ、

看護師は成長できるのです。

 

しかし、

AHは違います。

 

看護師なら、

誰でも完璧に検査介助ができるという前提で、

検査をすすめていきます。

 

今回のように、

何かトラブルがあった場合、

指導よりも検査・・・というか、

自分の仕事を優先して、

わかる人を連れてきて、

その場限りを乗り切ろうとします。

 

これでは、

人材は絶対に育たないでしょう。

 

しかも、

看護師に異動は付き物で、

AHの言うところの、

 

「わかる人」

 

が、

ずっと検査部門に居るとは限らないのです。

 

いつかは、

 

「わかる人」

 

が、

1人も居なくなる日が来るのです。

 

もちろん、

看護師は後進を育てますが、

それを看護師だけに任せるのは、

どうかと思います。

 

医師も、

自分が行う検査なのですから、

積極的に看護師に教えるべきです。

 

前にも話したように、

マニュアルはありますが、

マニュアル通りに行う医師など、

誰1人居ないのですから、

自分の思う通りに動いてほしければ、

自ら看護師に、

指導を行うべきなのです。

 

当のAHだって、

誰にも教えてもらわずに、

その検査をできるようになったわけでは、

ないのですから。

 

救命救急センターの部長医師が、

研修医や若い医師に、

よくこのように言っていたのを思い出しました。

 

「お前ら、俺らだけじゃなく、看護師さんにもよく教えてもらえよ。検査とか、処置の準備をしてくれるのは、看護師さんやからな。俺ら、看護師さんが準備してくれんかったら、何にもできんのやから」

 

私以外の、

私より先に検査部門に居る看護師も、

ずいぶん被害に遭っていたみたいです。

 

私は、

一度検査でミスというか、

AHが急かすあまり、

やらかしてしまったことがあって、

AHから、

拒否されたことがありました。

 

結局、

NSKW主任が間に入って、

すぐ和解に至りましたが、

来て間がない者が、

できないのは当たり前であって、

それを容認できないのが、

AHという医師なのです。

 

ここまで、

他人に厳しいのですから、

じゃあ自分にも厳しいのかといえば、

そうではありません。

 

話に聞いたところによると、

AHは遅刻魔だそうです。

 

私も、

被害に遭ったことがあります。

 

ある日の午前中、

その科の造影検査がありました。

 

日によって、

担当医が決まっていて、

その日の担当は、

AHでした。

 

しかし、

患者が来ているのに、

待てど暮らせどAHが来ません。

 

内PHSに、

電話してもつながらず。

 

病棟にかけても、

 

「こっちも捜しています」

 

と。

 

外来にも不在。

 

この医師、

空き時間ができると、

院内で雲隠れすることも、

有名だったのですが、

雲隠れする場所は、

この検査室なので、

それもありませんでした。

 

結局、

AHよりも上級のMRSK医師に連絡して、

AHの代わりに検査をしてもらいました。

 

確か、

その途中でAHが登場しました。

 

さすがに、

MRSK医師にはお詫びをしていましたが、

私や放射線技師には、

一言もありませんでした。

 

後日談ですが、

どうやらこの日は、

寝坊したようでした。

 

いつも定時(17時15分)、

なんなら定時前に帰宅しているのに寝坊とは、

 

「何しとるんねん」

 

という話です。

 

近畿中央病院においては、

医師も看護師と同じで、

他人に厳し人に限って、

自分には極めて甘いのです。

 

井上裕貴然り・・・

他人に厳しい人は自分にも厳しくあるべき - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)

 

前述のMRSK医師や、

AHの上司である部長のHND医師は、

普段の言動から、

AHのことを、

 

アスペルガー症候群

 

と認識していて、

 

「仕方ない」

 

と、

諦めていたようです。

 

しかし、

実際はそうではありませんでした。

 

MRSK医師が、

 

「お前、本当はアスペルガー違うやろ?」

 

と問うと、

 

「あ、バレました?」

 

と答えたそうです。

 

アスペルガーと認識されていれば、

自分の言動が許されるから、

あえてそれを否定しなかったのです。

 

AHのほうが、

 

「一枚上手」

 

だったわけです。

 

AHは、

関東の出身で、

関西の国立大学(あえてぼかしておきます)を出てたそうで、

頭は良いのは認めます。

 

ただ、

性格が伴っていないので、

惜しいところです。

 

ただ向こうも、

看護師に好かれようと思って、

医師をしているわけではなさそうなので、

それはそれでいいのではと思います。

 

実家は裕福だそうで、

医師をしなくても、

裕福な暮らしができるそうです。

 

医師の仕事は、

 

「暇つぶしの金稼ぎ」

 

だそうです。

 

「なら、医師辞めて実家に帰れよ」

 

AHのことをよく思っていない者は、

みんなそう思っていました。

 

そんな人に振り回されるのは、

いい迷惑ですから。

 

手術室に行った時、

私の指導をしたUESKですら、

 

「俺、あいつ嫌いやねん」

 

と言っていました。

 

手術室に出入りする、

大半の医師とフレンドリーに接しているUESKですら、

そうなのです。

 

そもそも、

AHに好意的な人を、

1人も見たことがありません。

 

AH自身、

他人に好かれようと思って、

近畿中央病院で働いているわけではないので、

当然といえば当然です。

 

とにかく、

医師というのは、

ひと癖もふた癖もある人が、

多いのです。

 

いや、

医師に限らず、

病院で働く人は、

そうなのかもしれません。

 

今まで、

弊ブログで語ってきたことを、

再度読み返していただくと、

それがわかると思います。

研修医にも甘く見られている近畿中央病院

近畿中央病院は、

研修医を受け入れています。

 

2つパターンがあって、

近畿中央病院が直接受け入れる場合と、

もう1つは、

大阪大学から、

受け入れる場合です。

 

後者の場合は、

2年ある研修医期間のうち、

前期1年のみを、

近畿中央病院で行うかたちです。

 

後期1年は、

大阪大学医学部附属病院で行うのです。

 

これは、

結構良いシステムではないかと、

私は思っています。

 

近畿中央病院は、

病院としての規模は、

大きいほうですが、

阪大病院に比べたら、

半分程度の規模です。

 

そういう、

違いのある施設で、

1年ずつ研修を行うことは、

単一施設で過ごすよりも、

必ず良い方向に働くと、

私は思います。

 

近畿中央病院において、

特に独自に研修医を受け入れるための施策として、

様々なことが行われています。

 

まず、

給料を普通に支給するということがあります。

 

研修医といえば、

薄給でコキ使われるという、

イメージがあると思います。

 

実際、

私が最初に働いた病院も、

多分に漏れずそうでした。

 

その代わりといってはなんですが、

病院のすぐそばに、

研修医用の寮があり、

格安で入居できました。

 

この点は、

近畿中央病院も同じで、

すぐそばではありませんが、

自転車で5分程度のところに、

寮があります。

 

「普通に給料」

 

というのは、

看護師に例えると、

1年目の看護師程度の給料で、

生活するには、

問題のない額です。

 

寮に入って、

この給料を受け取れば、

やや余裕のある生活を、

送ることができるでしょう。

 

研修医の薄給問題が、

数年前にニュースになったぐらいなので。

 

しかし、

大半の医師は、

実家が裕福なことが多いので、

それほどは、

問題にならないのです。

 

では、

なぜ近畿中央病院が、

このような施策を取っているのか。

 

それは、

研修医に、

アルバイトをさせないためです。

 

薄給の研修医は、

生活を維持するために、

他の病院の当直のアルバイトをします。

 

しかし、

研修医が所属施設以外で、

ひとりで診療を行うことは、

違法になります。

 

研修医は、

指導医の監督下でしか、

診療ができないからです。

 

それを阻止するためには、

十分な給料を与えて、

アルバイトをさせないのが、

一番だからです。

 

要は、

研修医のためというのは二の次で、

近畿中央病院の体面を保つためというのが、

一番の理由なのです。

 

「近畿中央病院の研修医が違法行為」

 

とでも、

ニュースになったら、

大変ですからね。

 

こういう、

研修医に対する待遇が良いためか、

近畿中央病院は、

研修医に人気があるそうです。

 

それ自体は、

良いことだと思います。

 

しかし、

研修医の本音は、

 

「近畿中央病院の研修医は楽だ」

 

ということです。

 

要は、

甘く見られているのです。

 

確かに、

大学病院のように、

朝早くから夜遅くまで、

薄給でコキ使うのは、

どうかと思います。

 

だからといって、

甘くするというのも、

違うと思います。

 

近畿中央病院は、

決して甘くしているわけではありません。

 

常々言っているように、

医師は優秀な方が多く、

そういう医師が、

後進を育てるために、

優しく丁寧に熱心に、

指導しているのです。

 

それは、

すごく良いことだと思います。

 

それを、

今どきの若者は、

勘違いをしているのです。

 

もちろん、

全員ではありません。

 

私が、

近畿中央病院に在籍した、

12年ほどの間に、

優秀な研修医が、

何人か居ました。

 

そういう人は、

レジデント(研究医)になってからも、

看護師に対して謙虚です。

 

逆に言えば、

近畿中央病院を甘くみている研修医は、

レジデントになったら、

態度を急変させます。

 

IHRなど、

研修医時代、

私のことを

 

「(私の名前)さん」

 

と、

さん付けで呼んでいたのに、

レジデントになった途端、

 

「(私の名前)君」

 

と、

君付けで呼ぶようになりました。

 

私のほうが、

年上やぞ!

 

研修医時代優秀で、

レジデントになってからも謙虚な医師は、

みんなさん付けで呼んでいました。

 

こういうところに、

元々の人間性が出ると思います。

 

そういえば、

私が尊敬する近畿中央病院の医師、

YMGC先生も、

私のことをさん付けで呼びます。

 

私よりも、

10歳近くも年上なのにです。

 

優秀で、

人間が出来ている人というのは、

そういうものだと思います。

 

医師の世界も、

看護師の世界と同じで、

およそ一般社会では通用しないことが、

まかり通ります。

 

YMGC先生も、

一度大学を出てから、

医学部に入り直しているので、

一般的な常識を、

持ち合わせているのです。

 

良かれと思ってやっている施策、

そして優しく丁寧で熱心な指導が、

違う風に捉えられている近畿中央病院は、

哀れだと思います。

 

この先、

人の命を、

看護師以上に預かることになる研修医には、

ある程度の厳しさのある指導は、

必要だと思います。

 

しかし、

それをしないのが、

近畿中央病院の大半の医師の人間性であり、

それは否定してはなりません。

 

むしろ、

そうすべきなのですから。

 

ただ、

これだけ研修医に手厚くして、

優しく指導をしても、

あんな事件が起こるのですから・・・

あれから11年・・・

昨日のことになりますが、

東日本大震災が発生してから、

11年となりました。

 

発生当時、

私は近畿中央病院において、

外来検査部門から病棟に異動になって、

間がない時でした。

 

揺れ具合から、

近くが震源だと思いました。

 

揺れが収まり、

病棟内を確認してまわったあと、

ニュースを見たら、

東北で大変なことになっていることを知りました。

 

11年経っても、

完全に復興はしていない、

いや、

あんなに多くの犠牲者が出た以上、

完全に復興したと言えることは、

あり得ないと思います。

 

しかし、

前に向かっていくしかないのです。

 

私、

正直昨日の仕事終わりまで、

忘れていました。

 

仕事が終わって、

家に帰って、

SKE48のメンバーが、

SNSで触れていて、

気付いたのです。

 

AKBグループは、

 

「誰かのために」プロジェクト

 

として、

東日本大震災被災地の、

復興支援を行っているので、

彼女たちが、

そのことに触れるのは、

当然のことなのです。

 

私は、

新しい仕事を始めて、

まだ自分のことで精いっぱいですが、

日本国民として、

忘れてはならない日を忘れてしまっていて、

情けなく思いました。

 

東北の被災地で、

訪れたことがあるのは、

福島と宮城ですが、

いずれも震災前で、

しかも短時間のみでした。

 

余裕ができたら、

訪れたいです。

 

それが、

微力ながら、

被災地の復興支援につながったらと思います。

それはあなたへの注意ですよ!/気付かない看護師と、また理不尽なことをする放射線技師

本当は、

昨日投稿するつもりでしたが、

今日になってしまいました。

 

私が、

近畿中央病院に就職して、

外来の検査部門に配属された時、

検査部門の責任者だった、

主任の話です。

 

この人、

NSKW主任といいます。

 

「お母さん」

と言う感じの人で、

話すのと、

世話を焼くのが好きな人で、

私は嫌いではありません。

 

しかし、

若干世話を焼き過ぎるというか、

若干空回りするというか、

そういうところが、

玉に瑕です。

 

このNSKW主任は、

私より先に、

病棟に異動になりますが、

その後、

後を追うように、

私も同じ病棟に異動になります。

 

その病棟で、

唯一知っている人物で、

いろいろ教えてもらえたので、

助かりました。

 

お世話になったので、

そう言う点では、

先に述べたように、

嫌いではありません。

 

しかし、

納得のいかないエピソードは、

いくつかあります。

 

今から話すエピソードは、

そのうちのひとつです。

 

放射線科の、

午前中の仕事のひとつに、

胃透視の介助があります。

 

胃透視とは、

わかりやすく言えば、

バリウムの検査です。

 

検査前に、

消化管の動きを抑えるために、

ブスコパンを注射したり、

胃を膨らませるための、

発泡剤をのんでもらって、

検査台まで案内するのと、

検査終了後の案内をするのが、

看護師の仕事です。

 

検査自体は、

放射線技師が行います。

 

今は、

胃透視よりも、

胃カメラで直接観察するほうが主流ですが、

近畿中央病院には人間ドックがあって、

胃透視と胃カメラを、

選択できるようになっています。

 

その関係で、

胃透視も、

一定の需要があります。

 

胃透視は、

2つの部屋で行っていて、

もう片方の部屋担当の看護師と協力しながら、

すすめていきます。

 

検査中は、

放射線技師が器械の操作を行う、

操作室に、

放射線技師と2人で居ます。

 

この検査の時の放射線技師も、

一部の輩は、

自分のことを医者と同等にぐらい思っているのか、

看護師に、

医者がするように、

いやそれ以上に命令します。

 

理不尽な話です。

 

検査中、

人間ドックの兼ね合いで、

検査が途切れることがあります。

 

放射線技師によっては、

医者気取りなのか、

 

「次来たら呼んで」

 

と言い残して、

放射線技師の詰所に戻ったり、

そのまま操作室に居て、

看護師と話して過ごすなど、

その人や状況によって違います。

 

私は、

放射線技師が話しかけてきたら、

もちろん話しますが、

近畿中央病院に来て間がなかったので、

自分から話しかけることは、

まずありませんでした。

 

もし、

放射線技師が、

話しかけてこなかったり、

一旦退室した場合は、

午後からつく検査の準備を、

やり始めていました。

 

先ほど、

操作室には、

看護師と放射線技師の2人で居ると言いましたが、

その時々で、

別の検査についていた看護師が、

検査が終わって、

時間を持て余して、

その部屋に来ることもありました。

 

そして、

看護師同士で話すことがありました。

 

もちろん、

仕事中ですので、

仕事に関する話です。

 

もし、

検査中であれば、

放射線技師の邪魔にならないように、

小声で話しますし、

基本的には、

検査中は、

話すのは控えていました。

 

私は、

それぐらいの常識は持ち合わせています。

 

そんなある日、

NSKW主任が、

私にこう言ってきました。

 

「(私の名前)君、胃透視時に話したら、技師さん(放射線技師)が検査に集中できないから、控えるようにして」

 

いやいや・・・

 

私は、

上記に書いたように、

よほどのことがない限り、

検査中に話すことはありません。

 

例えば、

何か仕事上のトラブルが発生して、

その解決をはかるために、

話をしなければならないような時は、

小声で話すようにしています。

 

なのに、

なぜこんなことを言われなければならないのか・・・

 

考えたところ、

ひとつの結論に達しました。

 

それは、

この放射線技師からの苦情は、

NSKW主任に向けられたものではないかということです。

 

どういうことか。

 

NSKW主任は、

前述のように、

基本的に悪い人ではありません。

 

ただ、

周りの状況を考えずに、

突っ走るところがあって、

検査中であろうが構わず、

看護師に大きな声で、

話しかけるのです。

 

NSKW主任は、

当時、

検査部門の責任者だったので、

同じく検査部門管轄の内視鏡室と、

放射線科を行き来して、

仕事の進行状況を確認したり、

仕事の調整をするなどしていました。

 

それに、

検査部門では、

緊急の検査依頼が入ることが、

多々ありました。

 

その緊急検査依頼は、

NSKW主任のPHSにかかってくるので、

即座に対応する必要があるのです。

 

ですから、

検査中に来て、

看護師に話しかけるのは、

致し方ないことです。

 

しかし、

NSKW主任は、

元々はきはきと喋る人なので、

それが放射線技師にとっては、

耳障りに感じることがあったのです。

 

何でもない時なら、

そんなことはないでしょうが、

検査中に限っていえば、

そう思っていたはずです。

 

実際、

放射線技師のHTNKが、

嫌な顔をしているのを、

何度か見たことがありましたが、

HTNKは小心者なので、

直接NSKW主任には、

モノを言えなかったのです。

 

私への注意を、

どの放射線技師がしたのか、

大方の見当はついていますが、

これは、

私への注意ではなく、

私への注意の名を借りた、

NSKW主任への注意と、

私は思っています。

 

NSKW主任に、

直接注意できないので、

私への注意という名目にして、

直接NSKW主任に言えば、

 

「人の振りみて我が振り直せ」

 

じゃないけど、

NSKW主任自身が、

言動を改めるのではと、

放射線技師は考えたのです。

 

しかし、

NSKW主任は、

それを額面通り受け取って、

私に注意してきたのです。

 

もちろん、

自分のことだとは、

微塵も思わずに。

 

一番問題なのは、

私はダシに使った、

放射線技師です。

 

来て間がない私なら、

文句を言わないだろうとでも、

思ったのでしょうか。

 

普段、

医者を気取っているのであれば、

NSKW主任に、

直接注意するべきです。

 

あの人は、

そんなまわりくどいことが、

理解できる人ではありません。

 

そして、

直接注意したら、

ちゃんと受け入れる人です。

 

長く、

NSKW主任と仕事をしている割には、

何もわかっていないのが、

近畿中央病院の放射線技師、

その中でも、

男性の放射線技師の、

一部の人間です。

 

前にも話しましたが、

女性の放射線技師のほうが、

サッパリしていて、

男前でした。

 

そして、

女性の放射線技師は、

医者気取りすることもなく、

看護師と協力して仕事を行っている考えが、

感じられました。

 

そう、

いつも言うことですが、

医者以外の医療職には、

優劣はなく、

横一線なのです。

 

NSKW主任もNSKW主任なら、

放射縁技師も放射線技師。

 

今回も、

私こと看護師が、

上司と放射線技師に、

理不尽な目に遭わされた話でした。