看護部本日モ反省ノ色ナシ

看護師を中心に医療界の変なエピソードを話していきます

私は看護師をしておりますが まあおよそ一般社会では通用しないことがまかり通る それが看護師の世界です そんな看護師のエピソードとともに 医療界(病院)の変なことも話していきたいと思います

「誰かわかる人に来てもらって」→それでは人材は育ちません/医師AHの場合

以前に、

旧日本海軍連合艦隊司令長官だった、

山本五十六の名言を、

紹介しました。

山本五十六の名言/看護師教育にも通用すること - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)

 

この名言の通り、

優しく丁寧に熱心に指導しないと、

人材は育たないのです。

 

近畿中央病院に、

AHという医師がいます。

 

外来検査部門に居た時しか、

この医師とかかわることがなかったのですが、

とにかくこの医師、

看護師の評判は、

すこぶる悪いものでした。

 

医師としての腕は、

そこそこあったとは思いますが、

それをはるかに上回る性格の難があり、

とても尊敬することはできませんでした。

 

まだ私が、

検査部門に来て間がない時、

AHが行う検査の介助についていました。

 

すると、

何か私がわからないことについて言ってきたので、

私がまごついていると、

 

「誰かわかる人に来てもらって」

 

というのです。

 

いやいや・・・

 

私は、

まだ来て間がないのです。

 

他の病院でも、

その科の検査の介助についたことはありません。

 

AHの科の検査は、

医師・看護師・放射線技師が、

各1名ずつしか居ません。

 

しかも、

その検査室は、

他の検査室から、

やや離れたところにあります。

 

午前中であれば、

すぐ近くのCT室に、

造影CT検査の介助を行う看護師が居ますが、

この時は午後でした。

 

他の看護師は、

それぞれ他の検査の介助を行っています。

 

外来検査部門は、

余裕のないギリギリの人数でやっているので、

呼んですぐ来てくれるものでもありませんでした。

 

しかも、

人員の約半分は、

2階の内視鏡室に居るので、

1階の検査部門に来てもらうには、

時間を要します。

 

結局その時は、

誰かに来てもらったと思います。

 

多分、

最近話したNSKW主任か、

私の看護師の師匠のひとり、

KMTさんの、

どちらかだたっと思います。

それはあなたへの注意ですよ!/気付かない看護師と、また理不尽なことをする放射線技師 - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)

准看護師でも優秀な方はもちろん居ます - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)

 

検査部門の看護師で、

検査のことをすべて網羅しているのは、

この2人だけだったからです。

 

この場は、

これで済みましたが、

要は、

AH自身が、

私に指導をしながら、

検査をすすめればよい話なのです。

 

大半の医師は、

経験の浅い看護師に対しては、

そうしてくれるものです。

 

しかも、

経験が浅いことを、

あらかじめ伝えていたら、

通常よりもゆっくりしてくれたりもします。

 

経験を積んでこそ、

看護師は成長できるのです。

 

しかし、

AHは違います。

 

看護師なら、

誰でも完璧に検査介助ができるという前提で、

検査をすすめていきます。

 

今回のように、

何かトラブルがあった場合、

指導よりも検査・・・というか、

自分の仕事を優先して、

わかる人を連れてきて、

その場限りを乗り切ろうとします。

 

これでは、

人材は絶対に育たないでしょう。

 

しかも、

看護師に異動は付き物で、

AHの言うところの、

 

「わかる人」

 

が、

ずっと検査部門に居るとは限らないのです。

 

いつかは、

 

「わかる人」

 

が、

1人も居なくなる日が来るのです。

 

もちろん、

看護師は後進を育てますが、

それを看護師だけに任せるのは、

どうかと思います。

 

医師も、

自分が行う検査なのですから、

積極的に看護師に教えるべきです。

 

前にも話したように、

マニュアルはありますが、

マニュアル通りに行う医師など、

誰1人居ないのですから、

自分の思う通りに動いてほしければ、

自ら看護師に、

指導を行うべきなのです。

 

当のAHだって、

誰にも教えてもらわずに、

その検査をできるようになったわけでは、

ないのですから。

 

救命救急センターの部長医師が、

研修医や若い医師に、

よくこのように言っていたのを思い出しました。

 

「お前ら、俺らだけじゃなく、看護師さんにもよく教えてもらえよ。検査とか、処置の準備をしてくれるのは、看護師さんやからな。俺ら、看護師さんが準備してくれんかったら、何にもできんのやから」

 

私以外の、

私より先に検査部門に居る看護師も、

ずいぶん被害に遭っていたみたいです。

 

私は、

一度検査でミスというか、

AHが急かすあまり、

やらかしてしまったことがあって、

AHから、

拒否されたことがありました。

 

結局、

NSKW主任が間に入って、

すぐ和解に至りましたが、

来て間がない者が、

できないのは当たり前であって、

それを容認できないのが、

AHという医師なのです。

 

ここまで、

他人に厳しいのですから、

じゃあ自分にも厳しいのかといえば、

そうではありません。

 

話に聞いたところによると、

AHは遅刻魔だそうです。

 

私も、

被害に遭ったことがあります。

 

ある日の午前中、

その科の造影検査がありました。

 

日によって、

担当医が決まっていて、

その日の担当は、

AHでした。

 

しかし、

患者が来ているのに、

待てど暮らせどAHが来ません。

 

内PHSに、

電話してもつながらず。

 

病棟にかけても、

 

「こっちも捜しています」

 

と。

 

外来にも不在。

 

この医師、

空き時間ができると、

院内で雲隠れすることも、

有名だったのですが、

雲隠れする場所は、

この検査室なので、

それもありませんでした。

 

結局、

AHよりも上級のMRSK医師に連絡して、

AHの代わりに検査をしてもらいました。

 

確か、

その途中でAHが登場しました。

 

さすがに、

MRSK医師にはお詫びをしていましたが、

私や放射線技師には、

一言もありませんでした。

 

後日談ですが、

どうやらこの日は、

寝坊したようでした。

 

いつも定時(17時15分)、

なんなら定時前に帰宅しているのに寝坊とは、

 

「何しとるんねん」

 

という話です。

 

近畿中央病院においては、

医師も看護師と同じで、

他人に厳し人に限って、

自分には極めて甘いのです。

 

井上裕貴然り・・・

他人に厳しい人は自分にも厳しくあるべき - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)

 

前述のMRSK医師や、

AHの上司である部長のHND医師は、

普段の言動から、

AHのことを、

 

アスペルガー症候群

 

と認識していて、

 

「仕方ない」

 

と、

諦めていたようです。

 

しかし、

実際はそうではありませんでした。

 

MRSK医師が、

 

「お前、本当はアスペルガー違うやろ?」

 

と問うと、

 

「あ、バレました?」

 

と答えたそうです。

 

アスペルガーと認識されていれば、

自分の言動が許されるから、

あえてそれを否定しなかったのです。

 

AHのほうが、

 

「一枚上手」

 

だったわけです。

 

AHは、

関東の出身で、

関西の国立大学(あえてぼかしておきます)を出てたそうで、

頭は良いのは認めます。

 

ただ、

性格が伴っていないので、

惜しいところです。

 

ただ向こうも、

看護師に好かれようと思って、

医師をしているわけではなさそうなので、

それはそれでいいのではと思います。

 

実家は裕福だそうで、

医師をしなくても、

裕福な暮らしができるそうです。

 

医師の仕事は、

 

「暇つぶしの金稼ぎ」

 

だそうです。

 

「なら、医師辞めて実家に帰れよ」

 

AHのことをよく思っていない者は、

みんなそう思っていました。

 

そんな人に振り回されるのは、

いい迷惑ですから。

 

手術室に行った時、

私の指導をしたUESKですら、

 

「俺、あいつ嫌いやねん」

 

と言っていました。

 

手術室に出入りする、

大半の医師とフレンドリーに接しているUESKですら、

そうなのです。

 

そもそも、

AHに好意的な人を、

1人も見たことがありません。

 

AH自身、

他人に好かれようと思って、

近畿中央病院で働いているわけではないので、

当然といえば当然です。

 

とにかく、

医師というのは、

ひと癖もふた癖もある人が、

多いのです。

 

いや、

医師に限らず、

病院で働く人は、

そうなのかもしれません。

 

今まで、

弊ブログで語ってきたことを、

再度読み返していただくと、

それがわかると思います。