看護部本日モ反省ノ色ナシ

看護師を中心に医療界の変なエピソードを話していきます

私は看護師をしておりますが まあおよそ一般社会では通用しないことがまかり通る それが看護師の世界です そんな看護師のエピソードとともに 医療界(病院)の変なことも話していきたいと思います

サマリーとレジュメ/なぜ使い分ける!看護師の不思議

昨日の土曜日は仕事でした。

 

今週も、

忙しい1週間でした。

 

今日の話題は、

2つの言葉です。

 

まずは「サマリー」

 

「サマリー」

 

は英語で、

日本語では、

 

「要約・要旨・概要・要点」

 

などの意味があります。

 

看護の世界では、

患者が転院する際に、

相手方の施設に、

その患者の情報を、

書面にして渡します。

 

その書面を、

 

「看護要約」「看護サマリー」

 

と言います。

 

私は、

 

「看護要約」

 

でいいと思うのですが、

なぜか

 

「要約」

 

の部分だけ英訳して、

このように呼んでいます。

 

それなら、

 

「ナーシングサマリー」

 

と言えばいいと思うのですが、

そうは言いません。

 

たぶん、

長くなるからだと思いますが、

 

「看護サマリー」

 

は中途半端だと思います。

 

それなら、

 

「看護要約」

 

でいいと思います。

 

「日本人なら日本語を使え!」

 

と思います。

 

次に「レジュメ」

 

これは、

看護の世界(だけではないと思いますが・・・)では、

会議や話し合いにおいて、

議題について印刷した書類を、

そのように呼んでいます。

 

「レジュメ」

 

はフランス語で、

日本語に訳すと

 

「要約・概要」

 

つまり、

多少のニュアンスの違いはありますが、

 

「サマリー≒レジュメ」

 

なのです。

 

ですから、

この2つを使い分けている意味が、

私にはまったく理解できません。

 

それなら、

 

「看護レジュメ」

 

でもいいわけです。

 

そもそも、

英語とフランス語を、

両方使っていることが問題です。

 

それ以前に、

前述のように、

日本人だから日本語を使えばいのです。

 

外来語を使いたいのであれば、

 

「看護サマリー」

 

というような、

 

「日本語+英語」

 

のような使い方をするのではなく、

これまた前述のように、

 

「ナーシングサマリー」

 

と言うべきです。

 

私は、

外来語が嫌いなわけではありませんが、

極力日本語を使うべきだと思っています。

 

それに、

 

「レジュメ」

 

と言う言葉が、

好きになれない(はっきり言えば嫌い)ので、

会議の進行を行う際には、

 

「○○会議次第」

 

と、

書面に打つようにしています。

 

「次第(しだい)」

 

には、

 

「順序」

 

という意味があるので、

この順番で、

話し合いを進めるという、

正しい表現になるのです。

 

「レジュメ」

 

は、

 

「要約・概要」

 

ですから、

話し合いなどが終わったあと、

その内容を書面にする際には、

使っていいと思います。

 

しかし、

話し合いが始まる前から、

 

「要約・概要」

 

と表現するのは、

的が外れていると思います。

 

先輩たちが使っているから、

それを右にならえで使うのではなく、

本来の意味を学習し、

正しい使い方をしましょう。

 

この2語以外にも、

本来の意味を知っていると、

滑稽以外の何ものでもない言葉を、

看護師はたくさん使っています。

 

前に話した、

 

クリティカルパス」と「クリニカルパス

 

のように。

「クリティカルパスです。間違わないでください」/どっちでもええわ! - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)