看護部本日モ反省ノ色ナシ

看護師を中心に医療界の変なエピソードを話していきます

私は看護師をしておりますが まあおよそ一般社会では通用しないことがまかり通る それが看護師の世界です そんな看護師のエピソードとともに 医療界(病院)の変なことも話していきたいと思います

これも違反です/近畿中央病院

今まで何回か、

近畿中央病院が、

労働に関する法律違反を犯している件を、

話してきました。

労働に関する法律違反・近畿中央病院 - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)

何度も労働基準監督署の調査が入る/懲りない病院・近畿中央病院 - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)

超過勤務をつけていい場合とダメな場合が存在/それもダメですよ! 近畿中央病院 - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)

 

今回も、

そういう話になります。

 

近畿中央病院の病棟では、

月に1度、

詰所会とチーム会が、

それぞれ開催されていました。

 

行われるのは、

日勤終わりの17時45分からです。

 

詰所会は、

ヘルパーも含めて、

基本的に全員参加です。

 

夜勤者は参加できないのと、

夜勤明けも、

参加が免除されます。

 

チーム会の場合は、

参加者がチームメンバーだけになる以外は、

詰所会に準じます。

 

ここまではいいとして、

問題は今から話すことです。

 

それは、

休みであっても、

参加しなければならないということです。

 

これは、

大きな問題です。

 

休みに、

参加を強制するということは、

法律上「勤務」に当たるのです。

 

休みの日に、

「勤務」を強制するということは、

その代わりの休み、

つまり「代休」を付けなければなりませんが、

そんなことは一切ありません。

 

もし、

休みの日に用事があって、

どうしても詰所会・チーム会に参加できない場合は、

それぞれ責任者(詰所会なら病棟師長・チーム会ならチーム主任)に、

その旨を伝えなければなりません。

 

だいたい、

「用事があって参加できません」と言えば、

容易に認められますが、

時にその理由を聞かれることがあります。

 

休みに何をするかは、

その人の自由。

 

そんなことを尋ねること自体、

プライベートへの介入であり、

プライバシーの侵害です。

 

どうしても参加してほしいのなら、

偉そうなことを言う前に、

代休を付ける施策を行うべきです。

 

それができない、

いや「しない」のであれば、

不参加を、

理由をたずねることなく、

了承するべきなのです。

 

この時にも話したように、

法律を知らない看護部長・事務方/知っててやってたらなおさら罪深い - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)

看護部長をはじめ、

病棟師長も主任もヒラの看護師も、

みんな法律など考慮することなく、

いや法律を勉強することなく、

結果、

法律違反を犯しているのです。

 

「知らなかったからしかたがない」

 

は、

通用しません。

 

特に、

看護部長や副看護部長・病棟師長は、

部下を持って仕事をする以上、

労働に関する法律は、

勉強するべきだと思います。

 

もし、

ちゃんと勉強していたら、

以前話したようなこと、

そして今回話したことは、

絶対にできないはずです。

 

ある時、

後輩の看護師が、

こう嘆いていました。

 

「いつも、詰所会とチーム会の日が休みで、毎月休みが2日ないようなものだ」

 

ちなみに、

詰所会・チーム会に出席した分は、

超過勤務を付けていいことになっていますが、

我々がほしいのは、

休みであってお金ではないのです。

人の権利を奪う男・古川睦 だけでなく事務方 そして看護部長 いやもはや組織の問題/近畿中央病院 - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)

 

休みの日に、

近畿中央病院に行くとして、

お金としてもらえるのは、

詰所会・チーム会が開催されている時間分のみです。

 

しかし、

参加が強制されているということは、

家を出て、

会に参加して、

家に帰るまでの間、

拘束されているわけです。

 

ということは、

家と病院を往復する分も、

超過勤務として計上するべきです。

 

例え、

それをしたとしても、

代休を付けることは、

免除されません。

 

そもそも、

問われるべきは、

詰所会・チーム会の存在意義です。

 

最初に書いたように、

詰所会・チーム会は、

それぞれ別々に、

各1回行われていましたが、

内容が被ることも多く、

無駄だとの意見が出ました。

 

それで、

私の居た部署では、

詰所会を隔月開催として、

詰所会のない月に、

チーム会を行うことになりました。

 

これは、

大きな改革だったと思います。

 

しかしこれは、

部署で決めたことであって、

院内統一でそうなっているわけではありません。

 

また、

開催時間についても、

話し合いがダラダラしていることもあって、

2時間以上行われることもありました。

 

もちろん、

仕事を途中で中断して参加しているので、

会が終わると、

また仕事の続きをしなければならないのです。

 

会のある日は、

帰るのが何時になるかわかりません。

 

それを改善するために、

議題を予めメールで配信しておいて、

会ではその結果を、

決定事項として発表する形式に変わりました。

 

時間短縮のためには、

いい方法ではあるのですが、

残念なことに、

浸透しませんでした。

 

なぜなら、

M上T子のような古株が、

新しいことを決めると、

絶対に反対するからです。

 

近畿中央病院の、

業務整理がすすまないのは、

古株が反対をして、

結局元のままになるからです。

 

どうして、

反対をするのか。

 

慣れた方法を、

変えたくないからです。

 

変えたら、

将来的には、

絶対に楽になるはずなのですが、

一度覚えたものを変えるのが、

嫌なのです。

 

「議論を戦わせる」

 

と言えば、

聞こえはいいのですが、

実情は、

そんないいものではありません。

 

ということで、

詰所会もチーム会も、

いや病院で行われている会の大半が、

 

「やってます感」

 

を出しているだけで、

中身のないものばかりです。

 

話は逸れましたが、

以前にも話した通り、

労働関係の法律にひっかかりそうな事例は、

積極的に労働基準監督署に相談しましょう。

 

看護部長・副看護部長・看護師長・主任、

ひいては事務方も、

労働関係の法律を知っているものなど、

ほとんど居らず、

平気で違反をしてくるのですから。

 

これも、

前に話しましたが、

匿名での相談はできませんが、

個人案件以外は、

病院側に名前が知られることはありません。

 

積極的に、

労働基準監督署を活用しましょう。

 

〒664-0881   伊丹市昆陽1-1-6   伊丹労働総合庁舎
Tel 072-772-6224   Fax 072-772-6226

f:id:express_habana:20210917173232g:plain