近畿中央病院の看護師は、
有給休暇(年次休暇=年休)を取得することは、
ほぼできないといっても過言ではありません。
今は知りませんが、
私が在籍していた時はそうでした。
年休は、
年に20日与えられます。
そして、
使わなかった分、
いえ「使ってもらえなかった分」は、
20日まで翌年に繰り越すことができます。
しかし、
前述のように、
年休を使ってもらえることはほぼないので、
翌年に20日繰り越して、
40日となります。
さらに次の年は、
20日しか繰り越せないので、
また40日ということになります。
今は、
少し体制が変わったようなので、
私がバリバリ働いていた、
2019年時点のことを話しています。
捨てた20日はどうなるかといいますと、
ただ捨てるだけです。
お金に換算して支給されるということはありません。
聞いた話では、
グループ全体でそうしているのかはわかりませんが、
済生会千里病院では、
捨てる有給休暇の日数×(金額)で、
買い取ってくれるそうです。
だいぶ、
前の話ですが。
近畿中央病院の、
年休取得については、
部署間さらに職種間で格差があり、
大きな問題となっております。
同じ看護師でも、
部署によって年休取得できるところと、
できないところがあったり。
職種間でいえば、
看護師は取得が困難なのに、
放射線技師は毎年全部消化するなど。
一見、
放射線技師のほうが正しいように思いますが、
この件は裏話があるので、
また後日。
いずれにしても、
同じ組織内で、
格差があるのは、
良くないと思います。
まあ、
看護師が年休(有休)を取得するのが困難なのは、
いずこも同じでしょうが。
看護師が、
年休(有休)を使えるのは、
診断書の出ない病気(突発的な発熱等)の時ぐらいです。
となると、
土日祝日とその代休のみが、
休みということになりますが、
近畿中央病院では、
その他に「レクリエーション休暇」「開院記念日」というものがあります。
「レクリエーション休暇(レク休)」は、
一般で言う夏休みのようなもので、
毎年7月に5~6日ほど貰えます。
「開院記念日」は、
近畿中央病院の開院した日を記念して、
毎年1日貰えます。
ちなみに、
「開院記念日」当日は、
病院自体は休みではなく、
記念行事が行われます。
この2つは、
7月に付与されたのち、
年度末までに消化することになっています。
年休は期待できなくても、
この2つは権利として消化できるので、
年休が取得できない中、
かろうじて士気を維持できるものでした。
しかし!
事件は起きました。
2019年の4月のある日、
私は看護師長・古川睦から、
呼び出しを受けました。
身に覚えのない私は、
不安に思いながら古川の元へ。
すると彼は、
私にこう言いました。
「昨年度、みんなレク休を1つづつ残したんやけど、お前だけ2つ残してしまった。事務にかけあったけど、4月以降には付けれないと言われた。申し訳ないけど、1つ分は、少しずつ超過勤務として処理して、お金に換えるから、それで許してくれ」
納得はできませんでしたが、
従うしかありませんでした。
拒否したところで、
休みをもらえるわけではないからです。
事務方も事務方だと思います。
レク休がきちんとつけられているか、
確認しないのでしょうか?
私が、
最初に勤めたところと、
転勤したその系列のところは、
事務方もきちんと確認していました。
それで、
休暇が抜けていると、
病棟師長に対して警告を発していました。
よって、
杜撰と言わざるを得ません。
その前に、
病棟師長のあとに、
看護部長が出来上がった勤務予定表を確認して、
承認の印鑑を押すことになっているのですが、
ちゃんと確認しているのでしょうか?
確認していたら、
今回のようなことは起こらないわけで、
流れ作業的に印鑑を「押しただけ」と言われても、
仕方ないと思います。
しかも、
病棟師長がダメと言われても、
看護部長が事務方に掛け合うものじゃないでしょうか?
それが出来ないぐらい、
看護師より事務方のほうが偉いんでしょうか?
病院で、
いちばん数の多い職員は看護師。
24時間働いているのも看護師です。
看護師を大切にしなければ、
病院の運営は成り立たないのです。
整理します。
まずは、
看護師の、
休暇を取得するという権利を奪った、
看護師長・古川睦は、
激しく糾弾されなければなりません。
次に、
その救済を拒否した事務方。
その長である、
事務長・竹田も非難されるべき。
勤務表のチェックを行わず、
レク休が付けられていないことを、
看護師長に警告しなかった罪。
これは、
職務怠慢と言わざるを得ない。
そして、
看護師長の救済要請に、
柔軟に対応しなかった罪。
なにより、
看護部長・前田正美は、
看護師長・古川睦の次に、
出来上がった勤務予定表を見て、
承認の印鑑まで押しているのですから、
事務方以上に非難されるべきです。
レク休がきちんと付けられているか確認し、
付けられていなかったら警告する。
病棟師長が事務方に掛け合ってダメなら、
自分が率先して交渉する。
結果、
レク休を流すことになったら、
その原因をつくった者(古川睦)を処分する(おそらく訓告・戒告レベル)。
そういうことが、
必須だと思います。
これらを一切しない、
つまり看護師長-看護部長-事務長 間で、
「なあなあ」に終わらせてしまったことは、
組織自体の大きな問題です。
実は、
レク休を付けるチャンスは、
いくらでもあったのです。
患者が少なくて、
看護師が余っている時が、
結構ありました。
しか古川は、
「ここで1人帰らせたら、他に応援出せって言われるから帰せない」と、
帰らせなかったのです。
私について、
「お金に換えてもらえただけいいじゃないか」という意見もあります。
しかし、
私はお金より休みがほしいです。
休みが、
お金に換わったのは今回だけです。
逆に、
私がお金を出したからといって、
休みは絶対もらえません。
休みは、
希望を除いて上司任せだからこそ、
ちゃんとやってほしいのです。
本人は、
サラッと言って、
さほど責任を感じていませんが、
労働者の権利を奪ったということを、
もっと重く受け取ってほしいものです。