看護部本日モ反省ノ色ナシ

看護師を中心に医療界の変なエピソードを話していきます

私は看護師をしておりますが まあおよそ一般社会では通用しないことがまかり通る それが看護師の世界です そんな看護師のエピソードとともに 医療界(病院)の変なことも話していきたいと思います

看護協会と看護連盟

日本には、

看護師の職能団体として、

 

公益社団法人日本看護協会

 

があり、

下部組織として、

都道府県の、

看護協会が存在します。

 

私は、

最初に就職した病院、

そして転勤した病院は、

大阪の病院だったので、

日本看護協会

そして大阪府看護協会の、

会員となりました。

 

その2つの病院は、

両協会への加入が、

 

「ほぼ強制」

 

だったのです。

 

入職時に、

多数の書類を書きますが、

その時に、

有無を言わせず、

入会の書類を、

記入させられました。

 

そして、

私が就職した前後に、

大阪府看護協会の建物が、

新築されました。

 

それで、

就職して早々、

ひとりあたま数万円の、

建築費の負担を、

強いられたのです。

 

私は、

そのことに疑問を持ちました。

 

「会員から金を取らんと建て替えられへんのなら、建て替えるなよ」

 

と。

 

それで、

救命救急センターへの異動のどさくさで、

払いませんでした。

 

しかし、

そのことがバレてしまい、

結局払いました。

 

その頃には、

だいぶ経済的に余裕ができていたので、

渋々ながら払いましたが、

やはり、

就職したばかりの者に、

数万円の負担を強いることには、

未だに疑問が残っています。

 

就職した時の看護部長は、

この負担金と、

そもそも所属する看護師全員が、

看護協会員になっているということで、

退職後は、

大阪府看護協会の、

副会長となりました。

 

やはり、

看護協会の幹部になるには、

金銭的貢献度が、

必要なようです。

 

まあ、

この人物は、

豪快な人で、

人の上に立つ要素を、

十分に持っていたと思います。

 

どこぞの、

 

「外様看護部長」

 

とは、

えらい違いです。

 

近畿中央病院においては、

看護協会の加入は、

ヒラに限れば、

任意のようです。

 

私は、

加入するのが当たり前だと思っていた、

いや

 

「思わされていた」

 

ので、

加入していました。

 

しかし、

あとになって、

半数は、

加入していないと聞きました。

 

近畿中央病院を辞めるに至り、

看護師も辞めたので、

もう脱会してもいいのですが、

まだ加入しています。

 

しかも、

大阪在住なのに、

近畿中央病院に居た名残で、

兵庫県の看護協会です。

 

「県外会員」

 

というやつです。

 

先日、

更新の案内が届きました。

 

口座振替にしているので、

 

「自動引き落とし」「自動更新」

 

となります。

 

「看護師を辞めると言っている割には、未練があるのでは」

 

という声も聞きます。

 

そりゃ、

看護師を続けられるのなら、

それに越したことはありません。

 

しかし、

看護師をしたくても、

この歳では、

どこも雇ってくれないのですから、

仕方ないじゃないですか。

 

生きていくためには、

どんなかたちであれ、

お金を稼がないといけないのです。

 

看護師にだけこだわっていては、

私は死ぬしかなくなります。

 

この機会に、

看護師と決別して、

他の道に進みたいのです。

 

決して、

楽な道ではありませんが、

私が看護師の道を断つに至った理由である、

近畿中央病院を見返すためにも、

頑張りたいと思います。

 

後ろばっかり振り返っていても、

進歩がないですから。

 

別の仕事に就いて、

前を向きながら、

今までの看護師人生を、

振り返っていきます。

 

看護協会費は、

 

日本看護協会費  5000円

兵庫県看護協会費 8000円

 

合計13000円になります。

 

会員になると、

看護協会が主催する講習会・研修に、

会員価格で参加できる、

メリットがあります。

 

講習会・研修に、

参加しまくるのであれば、

メリットはあると思います。

 

しかし、

それ以外には、

会費に見合った見返りは、

ないというのが、

私の個人的な考えです。

 

近畿中央病院では、

加入率が半分ほどと、

前述しましたが、

そう考えると、

近畿中央病院の看護師は、

看護協会の講習会・研修を、

あまり受けていなかったのではと思います。

 

「1人1研修」

 

を掲げ、

全看護師が、

1年間に最低限1回、

何かしらの研修に参加することを、

奨励しています。

 

それに対して、

病院がお金を出すのです。

 

それ自体は、

良いことだとは思います。

 

しかし、

看護協会に非加入ということは、

看護協会主催の研修に、

参加していないのではないかという、

疑問が湧きます。

 

それに、

非会員は、

参加できない研修もあります。

 

まあ、

13000円の会費を払わずに、

正規料金を払って、

研修に参加した方が、

金銭的メリットがあるので、

一概には言えませんが・・・。

 

それに、

看護協会主催以外にも、

魅力的な講習会・研修は、

山ほどあります。

 

しかし、

 

「1人1研修」

 

で、

研修に参加した場合、

病院側に報告する義務があります。

 

私は、

それが煩わしかったので、

自費で参加していました。

 

それなら、

報告義務がないし、

余計な書類を書く必要もありません。

 

近畿中央病院において、

ヒラの看護師は、

看護協会への加入は、

任意であると前述しました。

 

しかし、

主任(現・副師長)以上の役職は、

看護協会ならびに、

 

「看護連盟」

 

にも、

強制加入のようです。

 

看護連盟については、

後述します。

 

こんな話があります。

 

近畿中央病院の元看護部長・藤井四美枝は、

近畿中央病院退職後、

兵庫県看護協会の幹部になれるよう、

在職中は、

その根回しに、

躍起になっていました。

 

その理由は、

藤井四美枝の前の看護部長(私は知らない)が、

退職後に、

看護協会の要職に就くことなく、

近畿中央病院で、

ボランティアをしていることへの、

 

「当てつけ」

 

とのことです。

 

「私は知らない」

 

と書きましたが、

ボランティアとして働いている姿は、

見たことがありました。

 

「お疲れ様です」

 

ぐらいの、

挨拶は交わしたことはありました。

 

最初は、

その人が、

元看護部長とは、

知りませんでした。

 

印象としては、

元看護部長として、

偉ぶることはなく、

上品な感じを受けました。

 

結局、

あれだけ根回ししたにもかかわらず、

藤井四美枝は、

看護協会の要職には、

就けなかったようです。

 

阪神支部地区代表理事

 

には、

なれたようですが。

 

そりゃそうです。

 

私が、

最初に働いた病院の看護部長は、

看護師全員を看護協会に加入させ、

看護協会新築費も出させて、

やっと

 

「副会長」

 

だったのです。

 

近畿中央病院の規模で、

しかも看護師の加入率が、

半分ぐらいのところの看護部長が、

県看護協会の要職になど、

就けるわけがないのです。

 

根回しは、

 

「徒労」

 

に終わったということです。

 

あれだけの根回しをして、

就いた役職が、

 

阪神支部地区代表理事

 

で、

それで満足しているとしたら、

 

「努力 対 結果」

 

が、

まったく見合っていないのです。

 

近畿中央病院の看護部長など、

所詮その程度です。

 

つぎに、

看護連盟について、

話します。

 

私は、

その存在意義を、

つい最近まで誤解していたのですが、

日本看護連盟は、

 

日本看護協会の掲げる理念と政策を実現するために政治活動を行う政治組織」

 

です。

 

看護協会と同様に、

都道府県に、

その下部組織が存在します。

 

その加入条件は、

 

「看護協会員であること」

 

です。

 

ですから、

近畿中央病院において、

主任(副師長)以上の役職の看護師が、

両方加入を強制されていることは、

不自然なことではないのです。

 

1959年に、

設立され、

10人ほどの国会議員を、

出しているようですが、

60年以上活動しているには、

かなり少ないと思います。

 

これでは、

看護師の地位向上など、

 

「夢のまた夢」

 

です。

 

自民党を、

支持政党としているので、

その兼ね合いで、

候補者を擁立しているので、

なかなか難しいのかもしれません。

 

しかし、

もし本気で、

看護師の世界を、

国政から変えたいのであれば、

看護連盟自体を、

政党にするのも、

手段ではないでしょうか。

 

もう、

60年も経つのですから。

 

今のままでは、

変革は、

到底望めないと思います。

 

自民党を支持するのではなく、

独立した政党として、

自民党と連立を組むほうが、

 

日本看護協会の掲げる理念と政策を実現する」

 

ために、

良い手段だと思います。

 

そうしないのには、

何かしらの問題があるのでしょうか。

 

自民党側からすれば、

新しい政党ができるよりは、

支持してくれる団体でとどまっていることが、

嬉しいでしょうが。

 

自民党を喜ばせるだけの組織では、

今後も、

あまり期待できないように思います。

 

だから、

設立されて、

60年も経つというのに、

たいした実績も、

残せていないのです。

 

看護連盟から、

議員になった人の中で、

私の中で一番印象に残っているのは、

法務大臣を務めた、

 

南野知恵子

 

でしょう。

 

この人に、

法務大臣としての資質があったとは、

到底思えません。

 

実際の仕事ぶりも、

その通りでした。

 

もし、

今後も議員輩出を考えているのであれば、

もっと政治に精通している人物を、

擁立するべきです。

 

これでは、

 

「輩出」

 

ならぬ

 

「排出」

 

です。

 

以上が、

 

「看護協会」

 

 

「看護連盟」

 

の、

解説でした。

 

わかりやすく、

解説したつもりですが、

私が言いたいのは、

両組織とも、

会費ほどの働きを、

していないということです。