看護部本日モ反省ノ色ナシ

看護師を中心に医療界の変なエピソードを話していきます

私は看護師をしておりますが まあおよそ一般社会では通用しないことがまかり通る それが看護師の世界です そんな看護師のエピソードとともに 医療界(病院)の変なことも話していきたいと思います

ナースコールを取らない看護師たち/それは職務放棄では?

これは、

私が近畿中央病院において、

外来検査部門から、

病棟に異動になった時の話です。

 

今は、

ほぼベテランと3年目以下の若手しか居ませんが、

当時は5~10年目の中堅も結構居て、

バランスの良い看護師の構成となっていました。

 

ですから、

今と違って、

中堅看護師が、

年間を通しての病棟のリーダー・副リーダーを担っていました。

 

今は、

「超」がつくほどのベテランが、

それをしなければならないほど、

中堅の人材が不足しているのです。

 

それは、

前にも話した通り、

若い看護師が、

3~5年で辞めて、

他の病院に移るからです。

 

その理由は、

言わずもがなです。

 

私は、

その時36歳で、

ベテランの域に入っていましたが、

だからといって、

来ていきなり、

横柄な態度をとることは、

もちろんしませんでした。

 

そんなことは、

当たり前のことだし、

医者の世界と違って、

看護師は、

病院・部署が変われば、

イチからなのです。

 

でも、

年長者や先輩に対しては、

多少なりとも敬意を示すものです。

 

しかし、

この時居た中堅看護師は、

実際仕事はできるのかもしれませんが、

自分のことを、

 

「できる」

 

と勘違いしている人ばかりでした。

 

そんなこともあって、

挨拶もロクにできないような者ばかりでした。

 

あの菊池ですら、

私が異動してきたら、

 

「副リーダーをしている菊池です」

 

と、

自ら挨拶してきたのに。

嘘をつく女/先輩を舐め切った後輩女性看護師・菊池 - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)

 

そうして、

病棟での仕事を始めたわけですが、

仕事をしている上で、

ある違和感を感じました。

 

最近、

YouTubeにもあがって居ましたが、

 

「ナースコールは新人がとるもの」

 

みたいな風潮が、

看護師の世界にはあります。

 

それもあって、

私は異動後、

積極的にナースコールを取っていました。

 

それは、

新人であろうが異動してきたものであろうが、

関係ないとは思いますが、

病棟で働くのが、

7年ぶりだったので、

勘を取り戻す意味合いもあったのです。

 

「ある違和感」とは、

ある男性の患者のナースコールを、

詰所に山ほど看護師が居ても、

誰も取らないのです。

 

3年目以下の若い看護師や、

主任など超ベテランは取るのですが、

中堅どころは、

まず取りませんでした。

 

それで、

私が取って対応しました。

 

チームが違ったので、

どんな患者かは思い出せないのですが、

足元がおぼつかないにもかかわらず、

尿器(尿瓶)・ポータブルトイレを使って、

病室で排泄をすることを、

断固として拒否していました。

 

それで、

トイレまで案内して、

そこで尿器を使って、

排泄をしていました。

 

トイレに行ってまで、

尿器を使うということは、

尿量測定をしていたのかもしれません。

 

しかも、

年齢のためか、

泌尿器系の問題があるのか、

尿量が少ない割に頻尿でした。

 

ですから、

この患者の対応を、

30分~1時間おきに必要だったのです。

 

さらに、

足元がおぼつかないのに、

車椅子の使用も拒否していたので、

必ず付き添い歩行での誘導でした。

 

中堅どころの看護師にしてみれば、

面倒くさいことこの上なかったのかもしれません。

 

しかし、

これは仕事です。

 

選り好みなどしては、

ならないのではのいでしょうか?

 

それを注意しない、

病棟師長もどうかとは思います。

 

ちなみに、

この時の病棟師長は、

この時に登場したOISです。

看護師不足で入院制限!?/前代未聞の施策・近畿中央病院 - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)

 

この人、

良い人なのですが、

周りが見えていないというか、

鈍感なところがあったので、

気付いていなかったのかもしれません。

 

別に、

いくら受け持ちでもなく、

ましてやチームも違うからといっても、

ナースコールの対応を対応することは、

仕事なのでいいですが、

そこにも矛盾があります。

 

後日ちゃんと話そうと思っていますが、

近畿中央病院においては、

すぐに受け持ちに仕事を振る傾向にあります。

 

例えば、

ナースコールがあったとします。

 

そしたら、

 

「(私の名前)さん、ナースコール鳴ってますよ」

 

と、

ナースコールを取ることすらしない人も居ます。

 

井上や、

その姿を見て育った小池が、

これをやります。

 

小池など、

私より20年近くも後輩なのですから、

せめてナースコールを取るぐらいしろやと思いますが、

井上という悪いお手本を、

新人時代から見て育った結果でしょう。

 

ナースコールを取ったとしても、

用件を聞きに行くのを、

受け持ちに振る人も居ます。

 

ナースコールを取って、

用件を聞くまでが、

最低限の仕事ではないでしょうか?

 

その用件を、

受け持ちに振るのは、

百歩譲ってしかたがないかなと思いますが、

本来は、

用件を完遂するまでが、

対応した者の責務です。

 

受け持ち如何にかかわらず、

チーム如何にかかわらず、

ナースコールを取り続けた結果、

あれだけツンケンしていた中堅どころが、

私のことを認めるようになりました。

 

私は、

学生時代のアルバイトでも、

看護師になってからも、

常に全力で仕事をして、

それで周囲を認めさせてきたのです。

 

今後、

看護師はやりませんが、

このスタイルは、

ずっと続けていきます。

 

そういえば、

思い出しました。

 

この時の病棟師長から、

こんなことを言われました。

 

「(前述の患者の名前)さんの、ナースコールをとってくれてありがとう」

 

つまり、

病棟師長は、

中堅どころが、

その患者のナースコールを取らないことを、

黙認していたのです。

 

これも思い出したのですが、

中堅どころが詰所に居るにもかかわらず、

ナースコールを取らない時に、

病棟師長が対応していたことがありました。

 

なぜ、

そこまで中堅看護師に、

気を遣う必要があるのでしょうか?

 

これが、

 

「自分たちは仕事ができる」

 

と、

勘違いする要因になっていると思います。

 

仕事、

できてないじゃないですか。

 

ナースコール対応も、

看護師の立派な仕事です。

 

病棟師長であれば、

指導力をもって、

 

「ナースコールを取りなさい」

 

と言うのが普通じゃないですか?

 

この時の看護部長は、

藤井四美枝で、

後任の前田正美よりははるかにマシですが、

指導力はありません。

 

上司にできないことは、

部下にできるわけがないのです。

 

指導力がないのも、

近畿中央病院看護部上層部の、

 

「伝統芸」

 

です。

 

この時の中堅どころは、

翌年・翌々年までに、

1人を除いてみんな近畿中央病院を辞めて、

他の病院へ行きました。

 

1人だけ、

近畿中央病院の出戻りしましたが、

こんな人はこの人だけです。

 

近畿中央病院を辞めて、

今でもSNSで交流のある人は、

みんな、

 

「辞めてよかった。2度と戻らない」

 

と言っています。

 

残った1人は、

いろいろあって、

今はだいぶまるくなっています。

 

あとの人達も、

風の噂によると、

 

「近畿中央病院より仕事が楽。辞めてよかった」

 

と言っているそうです。

 

職場を変わる立場の大変さも、

わかったことと思います。

 

この風潮は、

決して良くありませんが、

看護師の世界は、

例え同じ病院でも、

部署が変われば、

またイチからスタートなのです。

 

それを、

先輩風を吹かせて、

最初から横柄な態度をとっていたら、

反感を買うだけです。

何しに来たんだ!/嵐のように去っていった男性看護師 - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)

 

看護師、

いや人間誰しも、

自分が

 

「できる」

 

と思った時点で終わりです。

 

年齢・キャリア関係なく、

一生懸命仕事をしている姿を見せれば、

周囲の人を黙らせることができるのです。

 

人についてきてほしければ、

圧力で支配するのではなく、

仕事で示してください。

「私たちに付いてこれる者だけ付いて来たらいい」は?/とんでもない勘違い野郎 片山&藤崎 - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)

 

ちなみに、

上記の2人(もはや名前を出すだけで反吐が出る)は、

とても人が付いて来るような仕事ぶりでは、

ありませんでした。