看護部本日モ反省ノ色ナシ

看護師を中心に医療界の変なエピソードを話していきます

私は看護師をしておりますが まあおよそ一般社会では通用しないことがまかり通る それが看護師の世界です そんな看護師のエピソードとともに 医療界(病院)の変なことも話していきたいと思います

私がインフルエンザにかかった時の話

この時に、

インフルエンザについて触れたのと、

他人に厳しい人は自分にも厳しくあるべき - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)

前項で、

看護師長OISの話題が出たので、

今回は、

私が近畿中央病院において、

12年間でたった1度だけ、

インフルエンザにかかった話をしたいと思います。

 

前にも話したように、

看護の世界は、

かつて、

 

「熱があったら、座薬を使って熱下げて出てこい」

 

と言われるほど、

厳しかったようです。

 

私自身は、

そこまで言われたことはありませんが、

「他人に厳しい人は・・・」でも述べたように、

勤務中に体調不良になって、

当直医の厚意で診察してもらっただけで、

上司(THR主任)から嫌みを言われたのです。

 

人にそれだけ言うのなら、

では自身はちゃんとしているのかと言えば、

先述の通り自身も体調不良になったのです。

 

それで、

謙虚にしていたのなら、

まだ許せますが、

ヘラヘラしていたから、

余計腹が立ちます。

 

看護師だって、

人間なのですから、

体調が悪くなることぐらいあります。

 

いくら、

体調管理をしていても、

今のご時世、

管理を超えた事象が起こり得ます。

 

第一、

看護師が健康でないと、

患者の看護ができない、

いやしてはならないと思います。

 

ですから、

体調が悪ければ、

仕事をさせるべきではないのです。

 

これは、

2011年か2012年の冬の話です。

 

その日は、

日勤でした。

 

朝から、

体調が優れませんでしたが、

家に体温計がなかったのと、

休むほどではなかったので、

病院に向かいました。

 

詰所に着いてから、

体温を測りました。

 

【37.5℃】

 

今なら、

完璧にOUTですが、

当時は、

 

「37.5℃以下なら働け」

 

という風潮が、

看護師の世界以外でも、

一般的でしたから、

休む理由がないのです。

 

それでも、

アピールをしておこうと思ったので、

朝の申し送りの時に、

日勤看護師全員にだったか、

OIS師長個人に対してだったかは忘れましたが、

微熱があって体調が優れないことを伝えました。

 

アピールしたからといって、

受け持ち患者を考慮してもらえることは、

一切ありませんでした。

 

体調が悪いと言っているのに、

詰所に一番近い観察室に入院している、

インフルエンザの患者を担当することになっていました。

 

その時は、

私のインフルエンザは、

確定していないので、

本来なら受け持ちを外すべきではないでしょうか?

 

その前に、

受診を指示するべきだと思いますが、

それもありませんでした。

 

そもそも、

インフルエンザの患者を、

入院させること自体問題なのです。

 

近畿中央病院は、

このことも、

内々には言うのですが、

患者もしくはその家族が、

 

「入院させてくれ」

 

と言ったら、

ホイホイ入院させます。

 

これでは、

まん延してもしかたないのですが、

いざまん延したら、

感染管理の上野一枝が、

自分の無策を棚に上げて、

看護師の責任にするのです。

 

もしかして、

当時の感染管理は前任者かもしれませんが、

上野になってからはずっとこんな感じです。

 

この日は、

他にナースコールを頻回に鳴らす患者が居て、

前項で述べたように、

すべて私が対応したので、

その部屋と詰所を行き来して、

余計体力を消耗しました。

 

「なるべく早く帰ろう」

 

と思って、

看護記録をちょっとずつ行っていた結果、

仕事は思ったより早く終わりました。

 

そして、

仕事終了後に熱を測りました。

 

【38.3℃】

 

明らかに悪化しています。

 

OIS師長に、

報告しようとしましたが、

不在でした。

 

私は、

 

「熱が38.3℃に上がっているので帰ります。明日、近くのクリニックを受診します」

 

というメモを残して、

帰宅しました。

 

翌日は、

たまたま休みだったのです。

 

そして、

その一晩、

倦怠感・全身筋肉痛で、

ほぼ眠れませんでした。

 

翌日、

朝イチで近くのクリニックを受診しました。

 

インフルエンザの検査といえば、

鼻の穴に細い綿棒を奥まで突っ込んで、

グリグリするイメージでしたが、

このクリニックは、

鼻水で検査するキットを使っていました。

 

ちなみに、

近畿中央病院では、

少なくとも2019年末までは、

「細い綿棒」方式でした。

 

診察したその場で、

瞬時に結果がわかり、

案の定「陽性」でした。

 

リレンザが処方されて帰宅。

 

電話で、

OIS師長に報告しました。

 

「やっぱりそうだったの。お大事に」

 

そういう反応でしたが、

体調が悪いことは、

前日の時点で言っているわけで、

その時点で受診指示をしてくれたらと思いました。

 

このOIS師長、

基本的には悪い人ではなく、

近畿中央病院の師長の中では、

全然良い部類に入ります。

 

しかし、

この時に述べたように、

看護師不足で入院制限!?/前代未聞の施策・近畿中央病院 - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)

若干天然なところがあるのが、

玉に瑕です。

 

でも、

人柄としては、

それも許されてしまうような人でした。

 

では、

私はどこでインフルエンザをうつされたのか。

 

私は、

体調不良の時に、

インフルエンザの患者を担当したことによって、

うつされたのではないかと思っています。

 

私は、

車通勤をしていたので、

通勤中にうつされたということは、

絶対にあり得ないのです。

 

また、

別居の家族にも、

インフルエンザの者は居ませんでした。

 

そもそも、

私は1人暮らしです。

 

冬は、

休みでもほとんど外出しないので、

うつる確率は相当低いと思います。

 

この時のしんどさが忘れられなくて、

 

「もうあんな思いは2度としたくない」

 

という思いから、

私が対策を強化したことと、

感染委員に就任したことで、

それ以降、

院内でインフルエンザがまん延しても、

私がインフルエンザにかかることは、

今の今まで1度もありません。

 

インフルエンザのまん延が繰り返されてから、

熱のある場合は、

必ず受診をするようにとの指示が、

病院から公式に出されて、

こんなことはもうないと思います。

 

しかも、

今のご時世ですから。

 

しかし、

前にも話しましたが、

インフルエンザに固執するあまり、

私の結核への罹患が、

1ヶ月ほど放置される結果となったのです。

 

何回も言います。

 

看護師だって人間です。

 

体調の悪い看護師を、

無理に働かせることは、

患者にとっても良くありません。

 

体調不良を訴えたら、

上司(看護師長)は、

適切な対処をしましょう。

 

そして、

同僚は、

体調不良になった看護師を、

非難するのはやめましょう。

 

「明日は我が身」

「お互い様」

 

なのですから。

 

でないと、

井上のように、

心配してもらえなくなりますよ。

 

ちなみに、

この時私は、

5日間休みましたが、

やはり、

 

「自己管理がなっていない」

 

と言っていた輩が居たそうです。

 

こんな話は、

その場に居なくても、

後々聞こえてくるものです。

 

病気になった時点で、

その人は患者、

そしてあなたは看護師なのです。

 

看護師が、

患者を中傷するなど、

あってはならないはずです。

 

そんな看護師は、

とっとと看護師を辞めるべきです。

 

片山、

お前に言ってるんだよ!