私が、
近畿中央病院を辞める前の4年間ぐらいで、
3~4度労働基準監督署の監査が入りました。
理由は、
超過勤務手当が適正に支払われていないということ。
中途採用で来た誰かが、
労働基準監督署に相談して、
調査が入ることになったのですが、
その密告をした人物として、
私が疑われていたようです。
アホちゃいますか!
私が、
近畿中央病院に来たのは、
2008年のことでっせ。
密告するんやったら、
もっと早くにしてますわ。
確かに、
近畿中央病院には、
おかしいところがたくさんあります。
まずは、
朝8時30分始業なのに、
遅くても8時に来て始業準備をしなければ、
仕事にならないこと。
以前居た病院では、
日勤も夜勤も始業10分前に来ても、
普通に仕事できていたのに。
まあ、
10分でも「前超過勤務」になるんですけど。
次に、
おかしいと思うところは、
日勤終了後、
20時~21時まで残業することが常態化していることです。
これは、
病棟によってかなり格差があるのですが、
私が2011年に外来から病棟に上がって以降在籍した病棟は、
ほぼそうでした。
しかも、
年を追うごとに、
その傾向が強くなっていったと思います。
しかも、
そのすべてを超過勤務として申請すると、
余裕で月40時間を超えてしまいます。
私は、
労働に関する法律に精通しているので、
何のためらいもなく申請していましたが、
他の無知な看護師は、
病棟師長から注意を受けないように、
実際より少なく申請していました。
超過勤務の申請は、
以前は紙の書類、
現在は電子カルテ上で行われていますが、
確か月の超過勤務の合計時間が、
ある一定時間(30時間?)を超えると、
警告がなるようになっていました。
最初からそういう仕様なのかもしれませんが、
超過勤務をきちんと申請するのは、
労働者の権利ですので、
この仕様自体違法なものといえます。
この2点において、
きちんと超過勤務が支払われていない、
もしくは上司からの圧力により申請が出来ない件について、
とある人物が労働基準監督署に密告し、
監査が始まったのです。
「前超勤」については、
私はその個人の能力によるものなので、
貰わなくてもいいと思います。
この調査が入り、
前超勤を付けてもいいと言われたので、
ありがたく付けるようにしましたが・・・。
本来、
業務時間内に、
仕事の準備をする時間が与えられていないことが問題なのです。
前述のとおり、
「始業の10分前に来るように」という発言は、
すでにアウトです。
その10分でも、
前超勤になります。
それなら、
始業時間を8時20分にして、
勤務時間内に10分間情報収集の時間をつくるべきです。
詳細は忘れましたし、
病棟によって多少の違いはありますが、
一応8時30分の始業時間以降に、
情報収集・仕事の準備の時間が与えられていますが、
それでは仕事にならないからこそ、
みんな早く来て仕事の準備をしているのです。
それをしなければ、
ただ終わる時間が後ろ倒しになるだけだからです。
それなら、
始業時間を8時にして、
30分間情報収集と仕事の準備の時間にすればいいと思うのですが、
それをやろうとはしません。
しかし、
3~4回も、
しかも毎年のように労働基準監督署の監査が入るとは、
近畿中央病院の看護部は、
学習能力が無いのですかね。
言われたくなかったら、
言われないように業務改善をするか、
当たり前のことですが、
100%超過勤務を付けてもいいことにすればいいだけのことです。
それを、
あたかも超過勤務を付けたほうが悪いかのような言いようは、
労働者をバカにし、
法律を軽視してると言わざるを得ません。
それより、
やっぱり残業が20時~21時になることが問題です。
前に居た病院は、
前超勤は10分、
後超勤はほとんどした覚えはありません。
もう、
15年以上前の話ですが、
この時の給料のほうが、
超勤をまったくしない計算の近畿中央病院の給料より高かったのです。
もう働くことのないところだし、
どうせ5年後には消滅する病院ですから、
業務改善などするつもりはないでしょうけど、
伊丹市民病院と合併したあとは、
20時~21時までの残業は、
厳しく制限されるようになると思います。
合併後も、
引き続き働く予定の人は、
その覚悟をしておくべきです。
そして、
各スタッフは、
超勤を極力なくす努力を、
するべきです。
しかし、
労働基準監督署に密告した人物は誰だったのでしょう。
きっと、
私と話が合いそうなので、
ぜひ話してみたいものです。
近畿中央病院は、
私そしてこの密告者のような、
中途採用者の意見に耳を傾けるべきです。