看護部本日モ反省ノ色ナシ

看護師を中心に医療界の変なエピソードを話していきます

私は看護師をしておりますが まあおよそ一般社会では通用しないことがまかり通る それが看護師の世界です そんな看護師のエピソードとともに 医療界(病院)の変なことも話していきたいと思います

人を見る目のあるやつはどこに居るんだ!・近畿中央病院/病棟師長HYSDの場合①

昨日は体調が悪く、

1つしか投稿できませんでした。

 

今まで散々、

人を見る目を養うことの重要性について、

説いてきました。

 

そして、

人を見る目がない人間が多いことも、

話してきました。

 

今回も、

そんな話です。

 

2016年、

病棟は新しい看護師長に代わりました。

 

この、

HYSDという人物は、

私が外来の検査部門に居た時、

外来の1階フロアの主任をしていて、

部門が違うとは言っても、

まったく知らないということはありませんでした。

 

話したことは、

ほとんどありませんでしたが、

クールというか、

良い言い方をすれば冷静、

悪い言い方をすればどこか冷めている、

という印象でした。

 

いざ、

直属の上司になってみると、

結構看護について熱い部分を持っていて、

いい意味で、

印象が変わりました。

 

しかし、

この人も、

あいつの本性を、

見抜けませんでした。

 

HYSDが、

異動してきたのは、

井上が近畿中央病院に就職し、

私と同じ病棟に配属されてから、

ちょうど1年が経った時です。

 

井上は、

病棟のチームの、

1年を通じての副リーダーに任命されました。

やはり私に人を見る目あり!/瞬時に見破ったいかさま性・看護師井上 - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)

 

来て1年で、

そのポストに就くのは、

異例のことだとは思いますが、

本来そのポストに就くべき中堅が居なかった(もしくは断っていた)ことと、

主任以上のポストの者には、

逆らわないため、

本性を知らないこともあったと思います。

 

しかも、

まだ2015年度は、

猫をかぶっていたことも、

あったと思います。

 

しかし、

この頃から本性を現しだし、

若手いびりをはじめとして、

この私にもケンカを売ってきたのです。

 

藤崎や片山の件の時に言ったように、

私は最大限の大人の対応として、

我慢していました。

 

しかし、

だんだんイライラは募ってきます。

 

そんな時は、

信用できる病棟の先輩に相談しました。

 

その人は、

この件の時一緒に夜勤をしていたうちの1人、

KTNさんです。

大先輩を舐めすぎ/看護師・小池の場合 - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)

 

KTNさんも、

井上のことは良く思っていなかったので、

私に同情的でした。

 

そして、

いつもこう言いました。

 

「管理(病棟師長・副看護部長・看護部長)は、あいつ(井上)がダメだってわかっているから、時が来るまで耐えて」

 

その言葉を信じて、

私は井上からの理不尽な仕打ちに耐えました。

 

そんなある日、

その言葉打ち砕く出来事が起こります。

 

その日は、

日勤のリーダをしていました。

 

いつも通り、

忙しい勤務で、

定時を過ぎても、

もちろん仕事は終わっていませんでした。

 

するとHYSDが、

「(私の名前)さん、ちょとこっちへ」と、

私を処置室へ連れて行きました。

 

そして、

処置室のドアを閉めると、

こう言いました。

 

「この前、削除になった点滴をカートからよけてなかったから、MRTさんが誤ってつくってしまった。建て替えの話が出ている時に、こんな無駄は困る。今後、気を付けてください」

 

確かに、

削除になった点滴をよけなかったのは、

悪かったと思います。

 

しかし、

このHYSDが言い放った言葉には、

ツッコミどころが満載なのです。

 

まず、

病院の運営規定として、

通常の指示受けは16時頃まで(退職したのであいまいですが15時だったかも)になっていて、

それ以降に医師が指示を出した場合は、

必ずリーダー看護師に連絡することになっています。

 

しかし、

当時在籍していた医師の中に、

そんなことはお構いなしに、

どんどん指示を変更する医師が、

複数名居ました。

 

しかし、

リーダーに連絡してくることは、

一切ありませんでした。

 

何なら、

定時の17時30分以降にも、

どんどん指示を変更するので、

変更前後の分も合わせて、

点滴がどんどん薬剤部から送られてくるのです。

 

前述したように、

15時~16時以降、

これらの指示受け・整理をする義務は、

時間的にも、

また連絡なしにしている点からも、

まったくないのです。

 

ただ、

夜勤の人と、

次の日のリーダーが困るからと思い、

「規定」から逸脱しているのを承知の上、

つまり「厚意」で行っているのです。

 

ですから、

まず処理を怠った看護師を責める前に、

規定通りの運用をしない医師に、

注意するべきなのです。

 

つまり、

HYSDは、

まず医師に対して、

規定通りの運用をするよう、

言うべきなのです。

 

次に、

「MRTが誤ってつくってしまった」の部分です。

 

2015年途中まで使っていた、

電子カルテでは、

リーダーとメンバー、

それぞれが指示受けをするシステムだったので、

それこそ「ダブルチェック」で、

漏れを防ぐことができた(それでもミスは多かった)のです。

みんな大好き「ダブルチェック」 - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)

 

しかし、

更新したシステムでは、

指示受けはリーダーのみになり、

そういう意味では、

ミスを防ぐシステムが、

1つなくなったと言えます。

 

ただ私は、

薬品をよけるのを失念しただけで、

伝票の処理はきちんとしていたはずなので、

それは私を責めるのではなく、

MRTを責めるべきだと思います。

 

その点は、

HYSDも認めていました。

 

「建て替えの話が・・・」については、

これが一番納得いかない件です。

 

私のミスでの損失は、

せいぜい200円ぐらいなものです。

 

では、

前院長・有田憲生の場合はどうでしょう。

 

前々院長が決めていた建て替えを、

独断で中止。

 

その後、

消費税の2回にわたる増税(5%→8%→10%)、

ならびに人件費・材料費の高騰で、

建て替えを再検討した時には、

億単位の差額を生み出しました。

 

結局、

建て替えを断念して、

伊丹市民病院との合併を決めたわけです。

 

私出した損失は数百円。

 

有田が出した損失は数億円。

 

病院自体がなくなることを考えたら、

それ以上です。

 

それで私は責められ、

有田は何のお咎めもなし。

 

おかしな話ですよね。

 

この件は、

後にHYSDにも、

前田正美にも問いましたが、

2人とも無言になりました。

 

そりゃそうです。

 

「あなたたちが言えないのなら、私が代わりに言ってやりましょうか?私は、数百円で責められたけど、あなた(有田)は数億円の損失を出して、何も責任を感じてませんよね」

 

とも言ったのですが、

それに対しても、

2人は無言でした。

建て替えが移転へ、そして合併へ - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)

 

「チリも積もれば・・・」ということわざがありますから、

言わんとすることはわかりますが、

そもそも数億円以上の損失を出している時点で、

建て替えなどできないのです。

 

また、

点滴1つのミスで建て替えられないような病院、

そもそも最初から、

建て替えなど無理です。

 

この、

処置室の場では、

一旦HYSDに対して謝りました。

 

無駄を無くすことは、

大切なことだからです。

 

しかし、

私以外に、

もっと点滴に対して杜撰な人はたくさん居るし、

この件で、

わざわざ呼び出されて注意を受けている人は、

見たことがありませんでした。

 

これには、

何か意図的なものを感じたのです。

 

2人で詰所に戻ったあと、

やはり納得いかないので、

他のスタッフが居る前で、

HYSDに対してこう言いました。

 

「こんなの納得がいかない。こんなこと、密室で2人だけで話すことではない。みんなに聞いてもらうべきだ。納得いく答えがもらえなかったら、私は明日からもう仕事には来ない」

 

これに対してHYSDは、

こう言いました。

 

「そんなこと言うとは思わなかった」

 

は?

 

どういうことや!

 

要は、

HYSDも、

私を舐めてかかっていたということです。

 

自分が注意したら、

私が泣きながら謝って、

それで終わるとでも思ったのでしょう。

 

大間違いです。

 

私は、

自分が正しいという確信があれば、

とことん追求します。

 

この点においても、

HYSDは、

人を見る目がないと言えますが、

私が言いたいのは、

この先です。

 

長くなったので、

次項に続きます。