私は、
2008年に近畿中央病院に来ましたが、
その時には(というかその以前から)建て替えの話はありました。
採用面接の時にも、
当時の看護部長Fからそのように言われた記憶があります。
建て替えについては、
前々の院長であるSが資金面等の算段を行い、
退職に伴い「前院長Aに引き継ぐ。あとは、ゴーサインを出すだけ」という言葉を残して、
病院を去りました。
しかし、
Aの「箱(建物)ではなく中身(医療の質・サービス)で勝負しろ」とのツルの一声で、
Sのそれまでの努力は白紙にされたのです。
完成予想図が院内各所に貼り出されていたのですが、
いつの間にかしれっと剝がされていました。
すると上司(看護師長)から、
「その件について患者や家族から聞かれたら、
計画が変更になったと言え」と言われました。
計画が変更になったのなら、
病院から公式に発表するべきだと思いますが、
HPに発表されることもなく、
末端の職員任せ。
不可解極まりない。
前院長の一言で、
建て替えが中止された直後、
下水管が破裂したり、
湯を供給するボイラーが壊れたり、
各所で老朽化による不具合が生じるようになりました。
最初の数件は、
修理で対応していましたが、
ボイラーは丸ごと新品に交換となり、
交換に日数を要したことで、
しばらく湯が出ないという、
サービスの低下を招きました。
病院の建物は、
多くの配管が通っており、
他の建物に比べて痛みが早いことは、
建築の専門家ではない私にでもわかります。
私より頭の良いはずのお医者様、
前院長Sがわからないはずはないのですが。
要は、
医者だから何でも知っているわけでもなければ、
医者が言うことがなんでも正しいわけではないということです。
それを鵜呑みにして、
建て替え中止に賛同した事務方も事務方だと思います。
こんなことがあり、
Aもさすがに建て替えを考えるようになり、
検討を始めたようですが、
中止を決めて以降消費税率の引き上げ・材料費人件費の高騰により、
Sが算段していたような建て替えが困難となりました。
あの時、
Aが素直にゴーサインを出していたら、
今頃近畿中央病院は新しい建物で営業できていたのです。
建て替えが無理となって、
今度は他のところに移転する話が持ち上がりました。
たしか、
武庫之荘のほうだったと思います。
建て替えが無理で、
移転ならできるというのも不可解な話です。
建て替えの場合、
営業しながら空いている土地に新しい建物を建てて、
その後古い建物を取り壊すつもりだったようですが、
その工法に金がかかるのでしょうか。
しかし、
新たな土地を購入することを思えば、
建て替えのほうがはるかに安い気がします。
調べたところ、
近畿中央病院の土地は、
東京ドーム半分ほどの大きさがあるようで、
伊丹市の平均的な土地代で計算すると、
たしかに高くで売れる計算になります。
しかし、
元病院の土地は、
安く買いたたかれるものです。
多分、
想定の半額ぐらいになるのではないでしょうか。
近畿中央病院の連中は、
そんなこともわかっていないのでしょう。
いや、
わかったからなのか、
移転も諦めて、
結局市立伊丹病院と合併することになったわけですが、
Aはこの話をまとめたことを、
手柄のようにしていました。
いやいや、
他の無知な職員は騙せても、
この私は騙されません。
結局は、
Aのひとり相撲であり、
前述のように、
本来なら今頃新しい建物で営業できていたのです。
しかも、
全国の公立学校共済組合の病院の中で、
唯一姿を消す病院になる・・・。
このことを、
何とも思わないのですかね。
不思議でしかたないです。
近畿中央病院の院長は、
在任期間は病院のトップかもしれませんが、
所詮雇われ院長です。
そんな人に、
職員全員の意見も聞かずに、
勝手に建て替えを中止して、
建て替え案を復活させて、
移転に考えを変えて、
最終的に合併で病院を無くされたら、
たまったものではありません。
病院だから、
お医者様だから、
責任を問われることもなく、
多額の退職金を手にして、
病院を去るだけで済みますが、
一般企業であれば間違いなくクビ。
退職金など、
あろうはずがありません。
かわいそうなのは、
残された職員ですが、
「お医者様」に意見を言わなかったので、
同罪です。
実は、
移転をあきらめたあたりに、
数億円単位の不可解な支出があったためという未確認情報がありますが、
もうちょっと調査をして、
確定してから話したいと思います。
この件について、
事務方に何度か聞いたのですが、
すべて無視されています。
無視するということは、
うしろめたいことがあるということで、
逆に疑惑が確信へと近づいています。