看護部本日モ反省ノ色ナシ

看護師を中心に医療界の変なエピソードを話していきます

私は看護師をしておりますが まあおよそ一般社会では通用しないことがまかり通る それが看護師の世界です そんな看護師のエピソードとともに 医療界(病院)の変なことも話していきたいと思います

やらかし男性看護師MY/そのとばっちりを受ける私

これは、

最初に働いた病院での話です。

 

この時話した、

辻の同期の男性看護師に、

MYという奴が居ました。

先輩を舐めきった後輩男性看護師・辻 - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)

 

このMY、

私と同期のFJMTの、

看護学校の後輩(歳は同じ)で、

そのこともあって、

我々の同期の飲み会にも、

なぜか参加していました。

 

MYを、

一言で表現すると、

 

「お調子者」

 

このことで、

事件を巻き起こします。

 

MYは、

最初小児外科に配属されますが、

たしか3年目になる時に、

私の所属する救命救急センターに異動してきました。

 

彼の仕事ぶりは、

あまりいいものとはいえませんでした。

 

「お調子者」であるがゆえに、

返事が良かったり元気に見える点はいいのですが、

勉強をしているとはとても思えませんでした。

 

はっきり言って、

救命救急センターを、

舐めていると思いました。

 

ただ、

野球をしていたせいか、

先輩後輩の関係はきちんとしていて、

辻と違って、

私のことを舐めてかかることはありませんでした。

 

その時NYは、

私と同期で、

私が新人の時1年だけ一緒に働いた、

TKIと付き合っていました。

 

これも、

おそらくFJMTが、

仲を取り持ったのだと思います。

 

ただ、

私は、

TKIやMY・FJMTから聞いたのではなく、

同期で一番仲の良かったHMMT君から、

その事実を聞きました。

 

私には、

内密にしておきたかったのかもしれません。

 

別に、

知りたいとも思いませんが。

 

ただ、

一度MYと2人で飲みに行ったことがあって、

その途中でMYが、

 

「TKIちゃん呼びましょう」

 

と言い出して、

TKIを呼んだことがありました。

 

後々というか、

HMMT君から、

2人が付き合っている話を聞いた時点で、

合点がいきました。

 

「そういうことだったんだな」と。

 

MYは、

この時の男性看護師のように、

新人にちょっかいを出していました。

何しに来たんだ!/嵐のように去っていった男性看護師 - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)

 

その時点で、

TKIと付き合ていることは知らなかったので、

 

「チャラい奴」

 

ぐらいにしか思っていなかったのですが、

後々考えたら、

とんでもない奴だったのです。

 

その後NYは、

なんとTKIではなく、

ちょかいを出していたMRという看護師と、

結婚を発表したのです。

 

MRは、

その病院に就職したのは、

MYよりあとでしたが、

前職での経験があり、

MYより年上でした。

 

びっくりしました。

 

しかし、

この結婚は、

大問題だったのです。

 

まず、

どうやらTKIと二股をかけていたらしいということ。

 

なにより、

 

できちゃった結婚

 

だったことが問題になりました。

 

MRは、

独身寮に入っていたのですが、

独身寮に入っている者が妊娠とは、

前代未聞のことだったのです。

 

「スキャンダル」

 

なのです。

 

病棟師長・主任のみならず、

上層部(看護部)は、

カンカンだったと聞いています。

 

しかし、

当の本人たち、

特にMYは、

まったく気にしていない様子でした。

 

「気にしていない」

 

というよりも、

 

「気付いていない」

 

と言ったほうが、

正しいかもしれません。

 

鈍感なのではなく、

 

「自分のしていることはすべて正しい」

 

との、

 

「勘違い看護師」

 

特有の思考によるものです。

 

私には、

このように言ってきました。

 

「TKIとのことは、フォローお願いします」

 

は?

 

ワシ、

お前からTKIと付き合ってたこと、

一言も聞いてないやんけ!

 

都合よく人を使うにも、

程がある!

 

TKIとは、

HMMT君とともに、

スノボに行くことがあったのですが、

その時に、

 

「どうして、私に言ってくれなかったんですか?MYもMRも憎い」

 

と言いました。

 

は?

 

ワシ、

お前からも、

付き合ってたこと、

聞いてないじゃないか!

 

言おうにも、

言いようがないじゃないか!

 

人に秘密にして、

裏でコソコソするから、

こういうことになるんや。

 

ええ加減にせえよ!

 

この病院では、

夫婦は同じ部署で働けないという、

不文律がありました。

 

本来なら、

妻であるMRが異動になるところですが、

妊婦ということで、

異動先に迷惑をかけることになります。

 

どういうことか。

 

この病院、

妊娠がわかると、

時短勤務になるからです。

 

異動してきて、

いきなり時短勤務は、

迷惑以外の何ものでもありません。

 

それで、

夫であるMYが、

HCUに異動になりました。

 

しかし、

これには裏話があります。

 

これは、

あとでわかった話です。

 

私が、

系列の病院に転勤になった話は、

以前に何度もしています。

 

この転勤、

本来は私ではなく、

MYが行く予定だったのです。

 

いわば、

 

「左遷」

 

だったのです。

 

しかし、

数年前、

その病院の看護部長に栄転していた「上司の鏡」が、

 

「MYなんか要らん。転勤させるなら、(私の名前)にしてくれ」

 

と要望して、

MYの代わりに私が転勤することになり、

MYはHCUに異動になったのです。

 

私は、

もう少し救命救急センターに居たかったのに、

MYのせいでえらい迷惑を被ったわけです。

 

「上司の鏡」の指名だから、

受け入れましたが、

そうでなければ、

辞めていたと思います。

 

当時のその病院は、

辞令は絶対で、

受け入れるか辞めるかの、

2択しかなかったからです。

 

しかし、

そんな裏事情を知らないMYは、

 

「自分の能力が買われてHCUに異動になった」

 

と、

「勘違い看護師」特有の勘違いで、

HCUに行っても、

調子に乗り続けたようです。

 

一方の妻は、

救命救急センターで働き続けましたが、

本来めでたいはずの妊娠を、

その経緯からあまり歓迎されませんでした。

 

そういえば、

MRの妊娠が発覚した時、

MYが、

 

「最悪や」

 

と、

ポツリとこぼしたのを覚えています。

 

どういうことなのか。

 

それは、

結婚するつもりなどなかったのに、

妊娠したMRに対してのことか。

 

しかし、

一番「最悪」なのは、

二股をかけた上、

できちゃった婚」をするという、

順序を誤ったMY自身です。

 

MRにも、

問題はあったのでしょうが、

自己の言動を反省するのが先です。

 

他人のせいにしては、

いけないのです。

 

何事も、

筋を通すことが大切です。