12月になったので、
この話題について、
話したいと思います。
私が、
最初に働いた病院と、
転勤した病院は、
私が在籍していた当時は、
待遇が良いことで、
知れわたっていました。
今では、
そこまでではないみたいですが、
そこそこは、
良いとは思います。
特に、
当時は、
年末年始の手当てがすごかったのです。
そんな事情を知らない私は、
新人の年、
年末年始に、
積極的に勤務に入りませんでした。
いや、
実は、
勤務するつもりだったのですが、
いろいろあって、
入れなかったのです。
そのあたりのことは、
またの機会に、
話したいと思います。
私の同期の友達HMMT君は、
地方出身だったのですが、
地元に帰らないので、
暇だからとのことで、
「年末年始働きます」
という、
希望を出していました。
その結果、
12月31日 → 日勤
1月1日 → 深夜
1月2日 → 準夜
という、
勤務になりました。
ちなみに、
1月3日は休みです。
その病院は、
準夜の後は、
基本的に休みで、
勤務になるとしても、
準夜が2日続いて、
その後は、
必ず休みでした。
このパターンが、
一番手当が多くなります。
手当は、
一律の値段ではなく、
基本給の何割増しという計算だったので、
ベテランほど、
手当が多くなります。
そして、
その手当は、
早速1月の給料で、
支払われます。
すると、
HMMT君の給料は、
私に比べて、
はるかに多かったのです。
しかも、
成人精神神経科は、
年末に一旦退院になる人や、
外泊する人が多いので、
「暇」
なのです。
残るのは、
医師から、
退院も不可で、
外泊も禁止されている人だけです。
それだけ、
病状の重い患者ですが、
人数が少ないので、
問題になりません。
こんな、
「おいしい」
話はありません。
私は、
次の年から、
年末年始、
積極的に勤務に入るようにしました。
翌年から、
救命救急センターに異動になりましたが、
救命救急センターは、
成人精神神経科と違って、
年末年始は、
まったく関係なく、
患者が入院してきます。
もちろん、
外泊する(できる)患者も居ません。
普段と、
なんら変わらないのですが、
やっぱり、
ややのんびりした空気感がありました。
しかも、
普段なら、
しょもないことで救急車を呼ぶ輩も、
年末年始に入院したくないがために、
家で我慢しているようで、
救急車の搬送件数は、
若干少なかったように思います。
2年目の、
1月の給料は、
すごく満足のいくものとなりました。
この件で、
事件が起きます。
救命救急センターに在籍していた時の、
いつのことかは忘れましたが、
前に登場したKJTN主任が、
誰かの1月の給料明細が、
廊下に落ちているのを、
拾いました。
私がプリセプターをした新人看護師①INUE Vol.2 - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)
この主任、
主任の中では、
年少のほうでしたが、
頭はキレる人でした。
ただ、
無類の
「ゴシップ好き」
でした。
この時の給料明細は、
縦5cm×横30cmほどの、
横長のレシートのようなものでした。
故に、
中身を見なければ、
誰のものかわかりませんでした。
ちなみに、
近畿中央病院の給料明細は、
ハガキのようなもので、
表に名前が書いてあるので、
中を見ずとも、
持ち主がわかるようになっていました。
KJTN主任は、
持ち主を見るために、
中身を見ました。
すると、
SZK主任という人のものでした。
このSZK主任、
私と同じ時に、
救命救急センターに異動してきた人です。
私より、
だいぶ先輩でしたが、
救命救急センターでは、
同期です。
ちなみに、
前に話した、
TTさんも、
「救命救急センター同期」
です。
憎めないキャラクター・准看護師TTさん - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)
SZK主任、
穏やかでいい人なのですが、
仕事が空回りするのが、
「玉に瑕」
でした。
そんな、
「オッチョコチョイ」
な部分で、
大事な給料明細を落としてしまい、
一番拾われてはいけない、
「ゴシップ好き」
の、
KJTN主任に、
それを拾われてしまったのです。
そして、
これまた見るつもりはなかったのですが、
名前のすぐ近くに、
総支給額か手取りの額かは忘れましたが、
書かれていて、
それが目に入ってしまったそうです。
そして、
SZK主任が居ないところで、
我々に話しました。
「この前、給料明細が落ちてて、見る気はなかったけど、持ち主が誰か見ようと思って、中開けたら、SZK主任のやった。これも、見るつもりなかったけど、金額が見えてしまった。私、やる気失くしたわ。あの人(の仕事ぶりで)、あんだけもらえるんやったら、私とか、(私の名前)君のほうが、もっと貰っていいはずや」
どうやら、
年末年始の手当てを入れて、
70万円以上の額面だったそうです。
確かその時、
SZK主任は、
40歳代前半だったと思います。
KJTN主任は、
40歳弱。
いくら主任とはいえ、
破格の額です。
私、
SZK主任と同じ歳を過ごした、
近畿中央病院で、
そんな額貰ったことありません。
頑張って超過勤務しても、
その半分弱です。
如何に、
その病院の年末年始の手当てが、
充実していたかわかります。
近畿中央病院の件については、
またの機会に詳しく話します。
しかし、
KJTN主任に、
給料明細を拾われるとは、
運が悪いとしか、
思えません。
たぶん、
私とか他の人なら、
例え額面を見たとしても、
他言はしないと思います。
言うにしても、
FKSMさんとか、
本当に仲の良い人だけです。
KJTN主任は、
額面を見て、
よほど腹が立ったのでしょう。
私も、
正直言えば、
SZK主任は、
いい人だけど、
仕事は、
「?」
でした。
物品の片づけはしないし、
空回りしていることが、
多々ありました。
ただ、
それは、
わざとではなくて、
「天然」
で、
忘れているのです。
そんなことが、
1度や2度ではなかったので、
最初はみんな、
「お互い様」
と、
片づけていました。
しかし、
回数を重ねると、
自覚を持ってもらうために、
本人に片づけてもらうように、
したのです。
それは、
致し方ないと思います。
この主任が、
それだけお給料をもらっていたのは、
もちろん前述の、
手当てが充実していることと、
手当てが一律ではなく、
基本給の何割増し、
ということによります。
これは、
年末年始の人員確保のためには、
良いことだと思います。
みんなが休んでいる時に、
働くのですから、
それぐらいの手当てを出して然るべきです。
今は、
もうそこまでの手当ては、
出していないかもしれませんが、
他の病院よりは、
出していることと思います。
そう、
看護師に年末年始働いてほしかったら、
お金を出すことです。
そうでなければ、
誰も働きませんよ。
ね!
近畿中央病院!