看護部本日モ反省ノ色ナシ

看護師を中心に医療界の変なエピソードを話していきます

私は看護師をしておりますが まあおよそ一般社会では通用しないことがまかり通る それが看護師の世界です そんな看護師のエピソードとともに 医療界(病院)の変なことも話していきたいと思います

警察関係者の末路

今回の話題は、

弊ブログをご愛顧いただいている皆様から、

大好評の

 

「警察ネタ」

 

です。

 

中には、

親類親族・知り合いに、

警察関係者が居る方もいらっしゃるでしょうから、

内容に対して、

気分を害されるかもしれません。

 

その点においては、

先に謝っておきます。

 

しかし、

これは実際にそうであるので、

もし不満であるのであれば、

最初から読まないことをおすすめします。

 

それでは本題。

 

長らく看護師をしておりますと、

警察関係者ならびに元警察関係者の患者が、

入院してくることが少なくありません。

 

しかし、

そのほとんどの人が、

残念ながら悲惨な末路を辿っていました。

 

その理由とは?

 

すべての事例を覚えている訳ではないので、

特に印象に残っている、

2つの例を挙げて解説していきます。

 

まず1例目。

 

私が、

最初に働いた病院での1年目、

つまり成人精神神経科でのこと。

 

ある日、

とある70歳台の男性が、

入院してきました。

 

入院目的は、

精神疾患認知症(当時は「痴呆症」)の、

鑑別のためでした。

 

たしか、

入院による余計なストレスによる、

鑑別への悪影響が出ることを避けるため、

個室への入院でした。

 

この患者、

元警察官ではなく、

警察署で事務していた人でした。

 

なので、

捜査には直接関わっていません。

 

ですから、

題目を

 

「警察関係者」

 

としたのです。

 

この患者、

入院から退院まで、

穏やかに過ごしましたが、

結局は認知症との確定診断で、

退院していきました。

 

ただ、

文章にしたり、

口で説明するのは難しいですが、

端的に言えば、

 

「通常の認知症とは違う認知症

 

でした。

 

それまでに、

私が見たことも聞いたこともない感じだったのです。

 

この説明では、

わかりにくいと思いますが、

そのようにしか、

説明ができないのです。

 

前述の通り、

この患者は、

入院中問題行動や、

暴力的な言動もなかったため、

我々看護師には、

影響はありませんでした。

 

しかし、

認知症の患者を、

自宅ではない環境、

つまり病院での入院生活という、

慣れない環境に置いたことで、

認知症は、

明らかに進行していました。

 

この患者、

警察の事務をしていたということで、

知的能力は、

高かったと思います。

 

その後、

この患者がどうなったかはわかりません。

 

ただ、

退院の時点では、

いわゆる

 

「まだらボケ」

 

の状態。

 

つまり、

時々認知症の症状が出るけど、

それ以外は、

正常な認知能力を持ち合わせていました。

 

その状況では、

元々知的能力が高い分、

患者本人が一番辛かったのではないでしょうか。

 

実際、

入院中に、

それを自覚して、

辛そうな表情を浮かべているのを、

何度か目にしました。

 

この状態がさらに進行し、

攻撃性や興奮する状況になれば、

今度大変になるのは、

患者本人の周囲に居る人、

つまり家族です。

 

患者本人は、

完全にボケてしまえば、

自分のことすらわからなくなるので、

ある意味

 

「しあわせ」

 

です。

 

しかし、

そうなったら、

それまで本人が感じてきた辛さを、

家族が背負うことになります。

 

詳しい解説の前に、

2例目に行きます。

 

どの病院だったか忘れましたが、

たしか近畿中央病院だったように思います。

 

その人は、

元警察官で、

ほぼずっと、

交番勤務で、

地域の防犯に貢献していたそうです。

 

地域で信頼され、

家族内においても、

 

「良い夫・良い父親」

 

だったそうです。

 

入院してからも、

我々看護師に対して、

元警察官と偉ぶることもなく、

人間的に素晴らしい人だったと思います。

 

中には、

結構居るのです。

 

元警察官だから、

自衛官だから、

議員だから、

有力者だからと、

入院中横柄な態度を取る輩が。

 

患者ではないけど、

看護師長・古川睦など、

よい例だと思います。

 

自衛官で、

看護師になってからも、

節々に自衛官

 

「縦社会・階級社会」

 

を持ち込んで、

支配・恫喝を行っていました。

 

はっきり言って、

地位があるから・地位があったからと、

横柄な態度を取る者は、

 

「小者」

 

でしかありません。

 

本当に偉い人物とは、

誰に対してでも謙虚に接することができる人です。

 

話を戻しますと、

この患者、

こんなに良い人だったにもかかわらず、

苦しみ抜いて亡くなっていきました。

 

家族親類の方々は、

 

「あんなに良い人だったのに、なんでこんなに苦しんで死んだのだろう?」

 

と、

疑問を口にしていました。

 

私は、

その場に居ましたが、

その理由を、

口が裂けても言えませんでした。

 

その理由というのは、

ズバリ!

 

「警察という組織の仕事」

 

が大いに関係しているのです。

 

警察は、

事件の捜査を行う上で、

やむを得ずですが、

人を疑うことになります。

 

確たる証拠に基づき、

人を疑って、

それでその人が本当に犯人であったなら、

問題はないと思います。

 

しかし、

捜査の過程で、

何の罪のない人を、

多勢犯人と疑ってかかります。

 

昔は、

 

「事件の第一発見者を疑え」

 

という風潮があり、

冤罪も多々生みました。

 

現在でも、

その考えは根強く残っていて、

昔よりだいぶ減ってはいるようですが、

時々強引・・・いや、

理不尽な捜査が行われているようです。

 

私の知人の知人が、

正にこの状況となり、

連日長時間に及ぶ聴取を受けました。

 

この人は、

まったく事件には関わっておらず、

無実だったのです。

 

しかし、

それが判明しても、

詫びの一言もなかったそうです。

 

「人間過ちをおかしたら立場・地位関係なく謝れてなんぼ」

 

だと、

私は思います。

 

あの、

ドラマ「相棒」の杉下右京警部や、

西村京太郎シリーズの十津川警部ですら、

 

「我々は疑うのが仕事」

 

と言ってはばかりません。

 

しかしこれは、

ドラマの中の話ではなく、

実際の警察もまた然りなのです。

 

しかし、

人が人を疑うことは、

人の道に外れたことです。

 

「人は人を信じる」

 

ものなのです。

 

人を、

何の根拠にも基づかず疑うのは、

人道的には

 

「罪」

 

なのです。

 

警察は、

この「罪」を、

 

「職務上必要だった」

 

と、

自ら正当化してしいます。

 

誰からも、

裁かれることはありません。

 

しかし、

見られています!

 

人の道に外れたことをした者は、

 

「天からの裁き」

 

を受けることになります。

 

それを、

事例に合わせて解説します。

 

1例目の場合、

患者は警察の事務職だったため、

捜査には直接かかわっていません。

 

しかし、

一風変わった認知症となり、

本人が苦しんだ後、

病状が進行して、

今度は家族が苦しむことになります。

 

2例目の場合、

警察官としても、

家族内においても素晴らしい人が、

苦しんで亡くなることになりました。

 

しかし、

長年警察官をやっている上で、

少なからず人を疑うこともあったでしょう。

 

つまり、

これら2例から言えることは、

 

「連帯責任」

 

なのではないでしょうか。

 

警察という、

むやみやたらに人を疑うという、

人道に反したことを平気でやってのける組織に関わったことで、

その報いを受けたということです。

 

「職務上仕方がない」

 

というのは、

自分たちを正当化する

 

「詭弁」

 

でしかありません。

 

以上のことは、

検察庁や裁判所でも、

言えることです。

 

本当は無罪の人を、

疑ってかかって、

強引に起訴する検察。

 

強引に起訴された人を、

有罪と認定して、

最悪死刑判決を下してしまう裁判所。

 

裁判官は、

神ではないので、

真実はわからないのです。

 

それで、

もし死刑判決を下してしまい、

執行されてしまったとしたら。

 

それは、

 

「取り返しのつかないこと」

 

になるのです。

 

例え後に、

冤罪が発覚したとしても、

誰も責任は取りません。

(1) 【冤罪】警察から激しく拷問 暴行されウソの自白… 無実の罪で死刑判決がくだった元死刑囚4人 - YouTube

 

起訴した検察官も・・・

判決を下した裁判官も・・・

 

こんな人たちに、

 

「天からの罰」

 

が下る。

 

これが、

今回話したかったことです。

 

信じる信じないは、

皆さんにお任せしますが、

これが現実なのです。

 

とにかく、

人は何の根拠もなく、

人を疑ってはならないのです。

「ありえへん」を連発 いや、お前がありえへん!/人を疑う女・片山賀波子 - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)

 

その報いは、

当然受ける日が来ます。

 

正義を振りかざしても、

間違ったことをして、

正当化できることは、

決してありません。

 

このブログを読んだ、

警察関係の仕事をしている人は、

正当な根拠に基づいて、

 

「人を疑わない捜査」

 

を、

心がけてもらいたいです。

 

そうすれば、

自分も家族も、

将来苦しむことはないと思います。

 

そして、

検察庁や裁判所の関係者の人にも、

同様のことを、

お願いしたいと思います。