看護部本日モ反省ノ色ナシ

看護師を中心に医療界の変なエピソードを話していきます

私は看護師をしておりますが まあおよそ一般社会では通用しないことがまかり通る それが看護師の世界です そんな看護師のエピソードとともに 医療界(病院)の変なことも話していきたいと思います

近畿中央病院のことをかわいそうに思った話

現在、

近畿中央病院のことを、

ボロクソに批判している私でも、

一度だけ、

かわいそうに思ったことがあります。

 

「ボロクソに批判している」

と書きましたが、

それらはすべて事実であり、

なんら脚色などしていません。

 

ありのままを、

書いています。

 

そんな私が、

近畿中央病院のことを、

かわいそうだと思ったのは、

私がまだ在籍していた時のことです。

 

今となっては、

そんな気持ちは、

すべて消え去っています。

 

近畿中央病院では、

患者ならびにその家族から、

意見を募るために、

病棟の建物と外来・事務棟とを結ぶ1階の廊下のところに、

 

「ご意見箱」

 

的なものが設置されています。

 

もう少し、

詳しく言えば、

 

「CSセット」

 

という、

入院中に必要な物品を、

定額で供給を受けることができる手続きを行うブースの、

向かって右側のところです。

 

そして、

その意見に対する回答は、

その箱の上にあるボードに、

掲出されるようになっています。

 

私は、

外来や検査に患者を出診(他の病院は「出棟」と言うが、近畿中央病院では「出診(しゅっしん)」と言う)した帰りや、

迎えに行く途中で、

たまにそれを見ていました。

 

すると、

こんなものが掲出されていました。

 

「トイレに便座を拭くための消毒液があるが、あれはただの水ではないのか。全然乾かないではないか。そんなところを節約するのはどうかと思う」

 

近畿中央病院は、

古い建物ですが、

外面の良い分、

特に外来のトイレは、

すべて改装がなされ、

キレイになっていました。

 

おそらく、

すべて便座ヒーター・ウォシュレット付になっていたと思います。

 

ちなみに、

病棟のトイレはと言いますと、

建物が建てられた当時のままの、

旧態依然のものでした。

 

男女用とも、

トイレの一番奥のところは、

車椅子で入れるように、

改装がなされ、

そこにはウォシュレット付のものが設置されていましたが、

それ以外は和式便器でした。

 

病院としては、

ありえない有様でした。

 

あと、

東西病棟の、

個室のある側の間のところにも、

介助用のトイレならびに、

職員用のトイレが設置されていました。

 

ここは、

さすがに改装されて、

近代化されていましたが、

5階の職員用トイレは、

当時和式でした。

 

これで、

 

「医療スタッフにとってやさしい病院」

 

と自ら謳うのですから、

 

「とんだ自惚れ野郎」

 

と言わざるを得ません。

 

話を戻しますと、

近畿中央病院では、

便座用の消毒液として、

 

「塩酸ベンザルコニウム」

 

というものを使っています。

 

これは、

アルコール系の消毒液にかぶれて、

発赤等の皮膚トラブルを起こす人への、

配慮でした。

 

実は私も、

特に体調が悪い時に、

アルコール消毒でかぶれるようになったので、

採血の時は、

非アルコールのものを、

使っています。

 

非アルコール系なので、

アルコールのような揮発性・速乾性はありません。

 

便座に塗布した際は、

しばらく濡れた状態となります。

 

意見を投稿した人は、

その状況をみて、

 

「水ではないのか」

 

と言ったのでしょうが、

さすがの近畿中央病院でも、

内々(職員)に対してするのならまだしも、

患者に対して、

そんなことをするはずがありません。

 

なにせ、

 

「外面が良い」

 

ことだけが売りなのですから。

 

その外面の良さだけで、

Googleのクチコミの評価が、

この投稿を行っている時点で、

 

「3.2」

 

もあるのですから。

 

いつも言うことですが、

Googleのクチコミの評価は、

3.0が標準と言われています。

 

標準以上の評価あるのに、

近い将来消滅するのですから、

不可解と言わざるを得ません。

 

ドラマ「相棒」の、

水谷豊演じる杉下右京なら、

 

「おかしいですねー。辻褄が合いません」

 

とでも言うはずです。

 

ちなみに、

少し前までは、

評価が3.3ありました。

 

下降傾向にあるのは、

近畿中央病院の本性が、

バレつつある証拠でしょうか?

 

この意見に対する、

近畿中央病院の回答は、

以下のようなニュアンスのものでした。

 

「ご意見ありがとうございます。当院では、アルコールで発赤を起す方への配慮として、塩酸ベンザルコニウムというものを使用しています。これは、速乾性がないため、水のように感じられたことと思いますが、消毒効果はアルコールと同等にございます」

 

これは、

近畿中央病院にしては、

珍しい言い方です。

 

近畿中央病院は、

自分たちに非があろうがなかろうが、

患者に対しては、

まず

 

「お詫び」

 

から入るのです。

 

しかし、

この時は、

意見に対する礼は言ったものの、

お詫びの言葉は、

一言もありませんでした。

 

患者に対して配慮して、

刺激の少ない消毒液を使っているにもかかわらず、

こんな言い方をされて、

余程

 

「カチン」

 

ときたのでしょう。

 

そこは、

カチンときていいところだと、

私は思います。

 

しかし、

意見をした患者も患者です。

 

「消毒=アルコール=速乾性」

 

と思い込んでいるところも浅はかだし、

調べもせずに投稿するところも、

浅はかと言わざるを得ません。

 

自分のバカさ加減を、

披露したに過ぎません。

 

ごく一部だとは思いますが、

患者がこんなのだから、

病院がああいう風なのか、

あんな病院だから、

患者がそういう人しか来ないのか。

 

おそらく、

 

「両方の相互作用」

 

でしょう。

 

以上、

近畿中央病院のことを、

かわいそうに思った話でした。

 

そんなことを思ったのは、

後にも先にも、

この一度限り。

 

冒頭にも書いた通り、

近畿中央病院を去った今は、

そんな気持ちは一切ありません。

 

「ロクでもない病院だから、ロクでもない患者しか来なくて、しょうもない意見を言われて、ざまあ見やがれ」

 

と思っています。

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