看護部本日モ反省ノ色ナシ

看護師を中心に医療界の変なエピソードを話していきます

私は看護師をしておりますが まあおよそ一般社会では通用しないことがまかり通る それが看護師の世界です そんな看護師のエピソードとともに 医療界(病院)の変なことも話していきたいと思います

「交通費(通勤費)全額支給の落とし穴/誇大表示にならないのか?

今週は、

今日で仕事終了。

 

久々に、

土曜日が休みで、

これまた久々の、

2連休です。

 

今日の話題は、

最初に働いた病院、

そして、

転勤した病院の話です。

 

前にも話したかもしれませんが、

最初に就職する際、

就職した病院と、

あと、

大学病院2ヶ所の、

採用試験を受験しました。

 

そして、

就職した病院と、

大学病院1ヶ所に、

合格しました。

 

受験したのも、

合否発表があったのも、

就職した病院が先でした。

 

そして、

大学病院の合否発表の前に、

就職するか否かの返事をする必要があったので、

就職することにしました。

 

ちなみに、

第1希望は、

不合格となった大学病院でした。

 

そして、

合格した大学病院を断ったのですが、

断った後にも電話がかかってきて、

 

「考え直してもらえませんか?(私の名前)さんのような、優秀な方には、是非うちに来てもらいたい」

 

と言われました。

 

どうやら、

採用試験の出来が、

良かったようです。

 

そう言ってもらえたことは、

非常に嬉しかったですが、

丁重にお断りして、

就職した病院に行きました。

 

これも、

前に話したかもですが、

転勤した病院を辞めたあと、

近畿中央病院に行くまでに、

その合格していた大学病院を、

再度受験しました。

 

一旦合格したのですが、

嫌な印象を受けたので、

行きませんでした。

 

まだ働いていない者を、

優秀だと言い、

10年弱のキャリアを積んだ者を、

ぞんざいに扱う・・・

 

看護師の世界は、

本当におかしいです。

 

前置きが、

長くなりましたが、

最初に働いた病院の、

看護職員募集要項には、

 

「交通費全額支給」

 

と書かれていました。

 

上限は、

もちろんありますが、

確か月5万円までだったと思うので、

全然問題ありません。

 

私は、

自宅から最寄りのJRの駅までバス、

その駅から病院の最寄りまでJRを使う経路を、

申請しました。

 

すると、

 

「自宅から最寄りのJRの駅までは、距離が規定以下のため、認められない」

 

とのことでした。

 

この時点で、

すでに誇大広告というか、

 

「誇大表示」

 

に当たる案件です。

 

どうやらバスは、

1.5km以上でないと、

交通費が出ないようでした。

 

しかし、

バスの運賃は、

均一です。

 

短距離であろうが長距離であろうが、

値段は変わらないのです。

 

距離によって、

値段が上がるのならまだしも、

均一料金なら、

出してもいいのではないでしょうか?

 

「それなら」

 

と、

今度は、

最寄りの私鉄の駅まで徒歩にして、

私鉄に乗って、

JRの駅に行くことにしました。

 

しかし、

それも、

認められませんでした。

 

理由は、

私鉄の駅からJRの駅までがひと駅で、

これまた距離が短いというもの。

 

もはや、

全額支給でも、

何でもなくなっています。

 

しかたなく、

家から最寄りのJRの駅まで、

自転車を使うことにしましたが、

これも却下。

 

これまた、

距離が短いとのこと。

 

結局、

最寄りのJRの駅まで、

徒歩で申請して、

やっと認めてもらえました。

 

しかし、

速足の私でも、

15分弱かかる距離です。

 

実際問題、

朝から歩く距離ではありません。

 

夜勤明けなど、

帰りには、

たまに歩いていましたが・・・

 

結局、

最寄りのJRの駅までは、

自腹を切って、

バスか私鉄を使うことにしました。

 

ここで、

もうひとつ、

問題が持ち上がります。

 

もし、

申請している経路と違う通勤方法を取っていた時に、

事故に遭った場合、

労災が下りなくなるのです。

 

幸いなことに、

そういう事態になることはありませんでしたが、

危険な話です。

 

転勤した病院へは、

JRに乗って、

とある駅から別の私鉄に乗って行っていました。

 

これでは、

また家から最寄りのJRの駅までは、

交通費が出ないので、

私は一計を案じました。

 

それは、

自宅の最寄りのバス停から、

私鉄への乗り換え駅まで、

バスを使うことにしたのです。

 

本来なら、

私鉄-JR-私鉄

としたほうが、

交通費が安いのに、

規定のおかげで、

高い経路が、

認められることになりました。

 

変な話です。

 

しかしこの件、

やはり問題になったようで、

のちに、

 

「交通費全額支給(ただし条件あり)」

 

と、

募集要項が改められました。

 

そりゃそうです。

 

きっと、

多くの人から、

苦情が出たとだと思います。

 

そうでなければ、

改める必要はないのですから。

 

みなさんも、

もし転職をすることがあれば、

こういうところは、

しっかりと確認しましょう。

 

でないと、

えらい目にあうことになります。

 

ちなみに、

近畿中央病院では、

車通勤だったので、

こんなことはありませんでした。

 

それに、

通勤距離に応じた交通費(ガソリン代)が、

支給されていました。

 

ひと月の、

通勤に要したガソリンが買える金額とは、

ほど遠い金額でしたが、

出ないよりはマシでした。

 

近畿中央病院のヘルパーで、

遠くから通っている人を、

2人知っていますが、

その2人が共通して言っていたのが、

 

「交通費が全額出るから近畿中央病院に来た」

 

ということ。

 

それぐらい、

交通費が全額出るということは、

人員を確保するためには、

大事なことだということです。