本日も、
ショート・バージョンで、
お送りします。
近畿中央病院は、
いくつかの看護師養成施設(大学・看護学校)の要請に応じ、
看護学生を受け入れています。
他の病棟は知りませんが、
少なくとも、
私が所属していた病棟では、
熱心かつ優しい指導が、
行われていたと思います。
私も、
以前にも話したように、
後進育成の道に進みたかったので、
学生指導に携わる時は、
そのような指導を、
心がけていました。
そのためか、
近畿中央病院は、
学生の人気が割内高く、
就職先の候補にすることも、
少なくありません。
実際、
実習で指導した人が、
就職してくる例も、
少なくないようです。
しかし、
いくら就職を希望しても、
採用を決めるのは、
看護部幹部であって、
みんながみんな、
就職できるわけではありません。
最近、
看護師をしている姉から、
このような話を聞きました。
姉の知り合いが、
つい最近まで、
看護学生をしていました。
どうやら、
ヘルパーをしていたあと、
一念発起して、
看護師になるために、
看護学校に、
入ったそうです。
そして、
近畿中央病院に実習に来て、
看護師の指導が良かったようで、
「近畿中央病院に就職する」
と、
ずっと言っていたそうです。
私は、
その話を聞いて、
「やめておけ」
と思いましたが、
その人の意志は、
相当固かったようです。
ところが、
最近姉に、
その後その人がどうなったか尋ねると、
「近畿中央病院に行くのやめたらしい」
とのことでした。
理由は、
明らかではありませんが、
就職試験に落ちたのか、
それとも他の理由があるのか。
試験に落ちたのなら、
そう言うでしょうから、
他の理由かもしれません。
待遇も給料も、
どちらかといえば良いほうなので、
その点で言えば、
いいのですが、
仕事の多忙さ、
「輩」
の存在、
新人が、
3~5年以内に、
大半が辞める実情を鑑みると、
あまりお勧めはできません。
経験してきた、
私だからこそできる、
アドバイスです。
「行くな」
とは言いません。
ただ、
「自分だけは、ひどい目に合わないから大丈夫」
ということは、
絶対にありません。
みんな、
そう思っていますが、
そうなり得るのです。
学生の実習と、
実際の仕事は、
全然違います。
学生の時良かったからといって、
就職してからも同じとは、
限りません。
看護学生には、
自身の就職先は、
慎重に選んでもらいたいです。