看護部本日モ反省ノ色ナシ

看護師を中心に医療界の変なエピソードを話していきます

私は看護師をしておりますが まあおよそ一般社会では通用しないことがまかり通る それが看護師の世界です そんな看護師のエピソードとともに 医療界(病院)の変なことも話していきたいと思います

言うことに一貫性のない医師・重本

この時に、

少し触れたことについて話します。

「看護師の質が落ちている」/それに反論したのはあの人 - 看護部本日モ反省ノ色ナシ

 

これは、

私が救命救急センターの、

重症病棟に居た時の話です。

 

その日、

私はリーダーをしていました。

 

すると、

MYICという医師が、

私に声をかけてきました。

 

「(私の名前)君、AさんとBの処置を同時平行でやりたいんやけど、両方とも受け持ちが同じ看護師やから、誰か人を出してほしい」

 

私は、

懸念を抱きました。

 

平行で処置することは、

避けるように、

指導されていたからです。

 

私は、

MYIC医師に、

そのことを伝えました。

 

すると、

MYIC医師は、

「処置する医師はそれぞれ別やから大丈夫。(私の名前)君、頼む」というのです。

 

私は、

渋々了承し、

処置につく看護師を手配しました。

 

そして、

2つの処置が、

同時平行で開始されました。

 

しばらくすると、

重症病棟に、

重本医師が入ってきました。

 

重本医師は、

何があったのかは知りませんが、

見るからに機嫌が悪そうでした。

 

私は、

嫌な予感がしました。

 

この重本医師、

多分に気分屋で、

機嫌の良い時はいいのですが、

機嫌の悪い時は、

つまらないことに難癖をつけて、

手がつけられなくなりました。

 

私の、

「嫌な予感」は当たります。

 

同時平行で処置をしてるのを見て、

私にこう言ったのです。

 

「なんで、同時に処置しとるんや。あかんやないか」

 

私は、

MYIC医師が、

私が懸念を伝えたにもかかわらず、

ゴリ押ししてきたから、

もちろん先任である重本にも了承を得ているものだと、

思っていました。

 

しかし、

言ってなかったのです。

 

以後、

以下のやりとりがありました。

 

私「MYIC先生が同時平行でやりたいって言われたから、手配しました」

重「MYICば関係ない」

 

は?

 

関係ないわけないでしょうが!

 

あなたの部下でしょうが!

 

あなたが、

部下の教育をちゃんとしてないから、

こういうことになるんでしょうが!

 

話にならないので、

私はその場を離れました。

 

そして、

その日はメンバーをしていた、

重症病棟の年間の副リーダー、

OOHMさんにこう言いました。

 

「こんなんやってられませんわ。リーダー辞めさせてもらいます」

 

そりゃそうでしょう。

 

私は、

医師が望んだ通りになるよう、

采配したのです。

 

それを否定されたのであれば、

もうどうしようもありません。

 

事態を重くみたOOHMさんは、

直接重本に話をしに行きました。

 

そしてその後、

3人で話をすることに。

 

その頃には、

重本の機嫌は良くなっていました。

 

重本は、

「瞬間湯沸し器」なのです。

 

私に言ったことで、

スッキリしたのかもしれませんが、

理不尽に怒られた私としては、

怒りはおさまりません。

 

それと、

私がこんな反応をすると、

思わなかったのもあるみたいです。

 

怒って当然でしょう。

 

私には、

何の落ち度もないのですから。

 

実際、

私は、

MYIC医師から依頼があった時に、

懸念を示して止めようとしました。

 

しかし、

それでも強行したのですから、

責任はMYIC医師にあるのです。

 

重本が怒る相手は、

部下であるMYIC医師なのです。

 

それを、

理由はわかりませんが、

怒れないからといって、

怒りやすい私に矛先を向けるとは、

お門違いもいいところです。

 

MYIC医師もMYIC医師で、

私が起こられているのを見て、

「僕が無理に(私の名前)君にお願いしたんです」とでも言えば、

また違っていたはずです。

 

しかし、

MYIC医師、

その場では何も言いませんでした。

 

あとで、

「(私の名前)君すまんかった」と、

謝ってきましたが。

謝るぐらいなら、

ちゃんと然るべき時に、

然るべきことを言ってほしかったです。

 

要は、

このMYIC医師、

機嫌の悪い重本を相手にするのが面倒くさいから、

極力かかわりたくないようです。

 

結局私は、

OOHMさんの仲介で、

重本と和解しましたが、

釈然としないものがあり、

今でもわたかまりが残っています。

 

この話には、

続きがあります。

 

後日、

また医師(誰かは忘れました)から、

同時平行の処置の依頼がありました。

 

私は、

前回のことがあったので、

即答で断りました。

 

しかし、

重本がこう言ったのです。

 

「それぞれ、処置につく医者が違うから大丈夫や」

 

は??

 

前の時も、

そうだったじゃないか!

 

要は、

前回は機嫌悪かったけど、

今回は機嫌良いから大丈夫ということ。

 

いい社会人なのですから、

感情を仕事に持ち込むのは、

やめていただきたいです。

 

そして、

言うことには、

一貫性を持ってほしいものです。

 

言うことに一貫性のない男・古川睦 - 看護部本日モ反省ノ色ナシ