看護部本日モ反省ノ色ナシ

看護師を中心に医療界の変なエピソードを話していきます

私は看護師をしておりますが まあおよそ一般社会では通用しないことがまかり通る それが看護師の世界です そんな看護師のエピソードとともに 医療界(病院)の変なことも話していきたいと思います

「あなたのことはよくわかっています」→ 話したこともないのに?

看護師の上司とは、

部下に、

無理難題を押し付ける割には、

モチベーションを下げることばかり、

やるものです。

 

この時述べた、

異動希望についてもそうです。

労働に関する法律違反・近畿中央病院 - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)

 

尋ねるのなら、

いつか聞いてもらえるのかと思えば、

そうではありません。

 

最初に働いた病院では、

採用試験を受けた時か、

採用後の新人院内全体研修の時かは忘れましたが、

配属先の希望が聞かれました。

 

確か、

第3希望まで、

書く欄があったと思います。

 

私は、

第1希望を救命救急センター

第2希望をICU、

第3希望を外科系の病棟と、

書いたと思います。

 

その時言われたのが、

 

「一応尋ねますけど、希望は聞けません」

 

とのこと。

 

「それなら聞くなよ」

 

と、

思ったものです。

 

では、

何のために尋ねるんでしょうかね。

 

結局私は、

成人精神神経科に配属となり、

宣言通り、

希望は聞いてもらえませんでした。

 

翌年、

希望が通ったので、

まだマシかもしれません。

 

確かに、

全員の希望を叶えるのは難しいでしょうけど、

努力はするべきだと思います。

 

私が新人の時は、

入職直後の新人研修が終わったあと、

新人全員が看護部長に連れられて、

あいさつがてら各部署をまわって、

その時に、

 

「あなたはここね」

 

と、

所属部署を発表され、

そのままその部署に行くという方式でした。

 

私の時には居ませんでしたが、

以降の別の年で、

発表になった時に、

 

「希望と違う」

 

とのことで、

そのまま辞めた看護師が居たそうです。

 

この病院、

上からの命令が厳格で、

決められた配属が不服であれば、

辞めるか、

我慢してその部署を受け入れるかの、

2択しかないのです。

 

それもどうかとは思いますが、

辞めるほうも辞めるほうだと思います。

 

看護師は、

異動がつきもので、

例え希望通りの部署に配属になったとしても、

いつかは異動があります。

 

永遠に、

同じ部署で働き続けることは、

不可能なのです。

 

最初に働いた病院は、

1000床を超すところで、

1つの病棟単位が小さい(40床に満たない)ので、

配属希望が聞けないというのも、

致し方ない部分がありました。

 

しかし、

近畿中央病院でも、

配属先を告げられた新人が、

希望と違うからと、

辞める事例が、

毎年のように聞かれます。

 

これが、

自己主張の強い、

今どきの子の気質なのかもしれません。

 

近畿中央病院は、

500床にも満たないところなので、

ある程度希望を聞いてあげたらいいのではと思います。

 

1つの看護単位が大きく(1病棟40数床~50数床)、

部署の数が少ないのですから、

看護部の首脳が、

ちょっと努力をすれば、

希望を聞くことはできるはずです。

 

そんな、

ちょっとした努力で、

看護師のモチベーションが上がるのなら、

絶対にやるべきです。

 

話が逸れました。

 

私の悪いl癖です。

 

話の核心は、

これからです。

 

最初に働いた病院で、

1年成人精神科・5年救命救急センターに在籍したあと、

系列の病院に転勤となりました。

 

その経緯については、

ここで述べています。

やらかし男性看護師MY/そのとばっちりを受ける私 - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)

 

この転勤は、

私の希望ではなく、

別の男性看護師のとばっちりでした。

 

本来なら、

モチベーションダダ下がりのところですが、

「上司の鏡」の希望だから、

異動に承諾したのです。

 

そうでなければ、

私もその時辞めていたかもしれません。

 

異動先で、

「上司の鏡」は、

私に無茶ぶりをしてきました。

 

男性看護師が来るので、

新人指導をしてほしいというもの。

 

私自身も、

転勤してきたところで、

その病院のことを、

何一つわかっていないのにです。

 

ただ、

転勤した翌月に、

新築移転することになっていて、

すべて偉智からになるので、

私自身も学びながら、

新人とともに成長する・・・、

ということになったのです。

 

これは、

無茶ぶりではありますが、

「上司の鏡」が、

私のことを高く評価してくれてのことだったので、

俄然モチベーションは上がりました。

 

「上司の鏡」は、

2年間共に働いたあと、

定年退職を迎えました。

 

その時に、

 

「今年、実習指導者の講習を受けてもらうよう、次の看護部長に言ってあるから」

 

と言われました。

 

さらに、

モチベーションが上がることです。

 

しかし、

後任で来た看護部長SMDは、

それを反故にしました。

 

そのことに抗議したら、

 

「そんなことは聞いていない」

 

と。

 

あとで、

「上司の鏡」に確認しましたが、

ちゃんと引き継いだとのこと。

 

モチベーション、

ダダ下がりです。

 

さらに私は、

他の病棟に異動となりました。

 

理由は、

新人の男性看護師が来るからというもの。

 

これは、

理由にならないと思います。

 

私だって、

部署に男性看護師が私だけのことが、

何回かありました。

 

看護師は、

いくら増えてきたとはいっても、

いまだに女性中心の世界です。

 

私は、

そう思っています。

 

しかも、

また私を、

新人指導に充てようとしていたようです。

 

転勤初年度は、

「上司の鏡」直々の頼みだったから、

無茶ぶりながら新人指導を行ったのです。

 

しかし、

SMDとは、

この件で抗議するまで、

話したことなど一度もないのです。

 

それなのにSMDは、

 

「あなたのことは、(他の人から聞いて)よくわかっています」

 

と言い放ちました。

 

話もせずに、

相手のことなど、

わかるはずはありません。

 

しかも、

信頼関係のない者のことなど、

信用できるわけがありません。

 

私のモチベーションは、

大きくマイナスとなりました。

 

そして、

このことが一因となって、

その病院を辞めたのです。

 

看護部の首脳陣よ。

 

看護師を、

うまく使いたかったら、

無理難題を押し付けるだけではなく、

その前に、

信頼関係を築き、

モチベーションを上げてやることが大切です。

 

そのためには、

人から聞いた話を鵜呑みにするのではなく、

対話することが必須です。

 

尊敬できる上司は、

みんなそうしていました。

 

もちろん、

「上司の鏡」も。

 

尊敬できる上司だからこそ、

無理も聞けるのです。

 

信頼関係のない、

尊敬できない上司からの無茶ぶりは、

パワハラ以外の何ものでもありません。

 

自分の言うことを聞いてほしかったら、

圧を使うのではなく、

こちらの要望も聞き入れましょう。

 

そうすれば、

部下は従います。

 

これが、

部下の上手な操縦法ではないでしょうか。