看護部本日モ反省ノ色ナシ

看護師を中心に医療界の変なエピソードを話していきます

私は看護師をしておりますが まあおよそ一般社会では通用しないことがまかり通る それが看護師の世界です そんな看護師のエピソードとともに 医療界(病院)の変なことも話していきたいと思います

「医療安全」の研修ではないのか?/もっとマシな奴を呼べ!・近畿中央病院

近畿中央病院は、

研修や講習会が多いことで知られています。

 

それ自体は良いことなのですが、

出席を強制する以上は、

充実した内容であってほしいものです。

超過勤務をつけていい場合とダメな場合が存在/それもダメですよ! 近畿中央病院 - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)

 

ある日、

私は日勤で、

夕方から医療安全の研修が予定されていました。

 

この手の研修や講習会の時、

偶然にも私は日勤ではないことが多く、

参加を免れてきたのですが、

この日は渋々参加することに。

 

いつも通り、

17時45分からの開始でしたが、

我々看護師は、

もちろん仕事が終わっているはずがありません。

 

仕事を一旦中断して、

講堂へと向かいました。

 

この日の講師は、

外部から招聘した薬剤師でした。

 

「人を見る目がある」私は、

まだ開始前の段階、

まだ一言も発してないにもかかわらず、

姿を見ただけで、

胡散臭い感じを受けました。

 

その評価は、

現実のものとなります。

 

この薬剤師の第一声、

それが以下の通りです。

 

「私は、今日医療安全の話をするつもりはありません」

 

は???

 

初っぱなから、

私だけでなく、

参加していたほとんどの人が、

呆れていました。

 

お前、

医療安全の研修っていうことで、

仕事受けたんちゃうんかい!

 

開いた口が塞がりませんでした。

 

こういった、

開いた口が塞がらない出来事が多々あるのも、

近畿中央病院というところなのです。

 

私が在籍した12年あまりの間にも、

数えきれないぐらいありました。

 

これが、

「近中の常識=世の中の非常識」と言われる所以です。

 

その時、

医療安全担当の看護師(その時の肩書きが看護師長だったか主任だったか忘れましたが)の顔を見たら、

苦笑いをしていましたが、

笑って済む話ではありません。

 

この薬剤師には、

謝礼と交通費が出ているのですから。

 

金を払って、

本題と違う話をされたのでは、

たまったものではありません。

 

それなら、

自分のところの薬剤師に講師をお願いしたほうが、

金もかからないし、

余程良い話をしてくれると思います。

 

それでも、

この薬剤師のおっさんが、

面白い話・興味深い話をしてくれたら、

まだ救われるのですが、

そんなことも一切ありませんでした。

 

ほぼ、

おっさんの経歴と自慢話。

 

時折、

笑えないオヤジギャグを挟む始末。

 

誰も笑わないから、

医療安全の看護師や看護部長など、

看護部の幹部連中が愛想笑いしていました。

 

結局、

ひとつも医療安全の話をすることはなく、

この研修は終わりました。

 

研修終了後、

いつもアンケートがとられます。

 

いつもなら、

適当に書いて出すのですが、

さすがにこの時は文句を言ってやりました。

 

「医療安全の話をしない者を医療安全の研修に呼ぶな」

「我々はおっさんの自慢話を聞くほど暇ではない」

「もっとマシな研修をしろ」

 

他の人も、

同じ気持ちだったと思います。

 

あのおっさんに比べたら、

私のほうが、

はるかに良い話ができると思います。

 

これが、

昨日話した、

「学歴と能力は必ずしも一致せず」ということです。

学歴と能力は必ずしも一致せず - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)