看護部本日モ反省ノ色ナシ

看護師を中心に医療界の変なエピソードを話していきます

私は看護師をしておりますが まあおよそ一般社会では通用しないことがまかり通る それが看護師の世界です そんな看護師のエピソードとともに 医療界(病院)の変なことも話していきたいと思います

怒りの矛先を看護師に向ける放射線技師/理不尽にも程がある!

現在では、

女性も増えてきましたが、

放射線技師と言えば、

男性中心の世界です。

 

そういう意味では、

看護師と正反対です。

 

男性ということで、

一度その施設に就職したら、

定年まで居続けるのが、

ほとんどだと思います。

 

個性も強く、

様々な人間性を持った人が居ます。

 

患者から、

 

「先生」

 

と言われて、

否定することもなく、

まんざらでもない感じの人が居ます。

 

そのためか、

看護師に対しても、

 

「自分は医者と同等だ」

 

といわんばかりの態度をとる輩も、

少なからず存在します。

 

いざ患者から、

病気のことに関して、

突っ込んだ質問をされて、

その返答に困って、

 

「医者ではないので・・・」

 

と言って逃げる始末です。

 

 

前にも言ったように、

医療職において、

特別なのは医者のみで、

あとは優劣の差などなく、

横一線だと、

私は思っています。

 

放射線技師が、

看護師を下に見るなど、

言語道断だと思います。

 

放射線技師も、

偉そうにしている割に、

結局看護師が居ないと、

仕事ができない人も居るし、

患者の対応で困ったら、

看護師を頼るのですから。

 

そこは、

お互い様ですから、

看護師も協力は惜しみませんが、

なら放射線技師も、

大きな態度は、

慎むべきだと思います。

 

大阪弁で言う、

 

「イラチ」

 

の人も居ます。

 

「イラチ」

 

とは、

わからない人のために解説すると、

少しのことで、

イライラしてしまう人のことです。

 

そんな、

 

「イラチ」

 

放射線技師から、

理不尽なことを言われたエピソードを、

話したいと思います。

 

ある日私は、

放射線科において、

心臓CT(MDCT)の、

介助についていました。

 

心臓CTの枠は、

確か毎週月曜日の、

午後に設定されていました。

 

ちなみに、

他の造影CTは、

月~金の午前中に、

設定されています。

 

心臓CTは、

造影剤を使って、

冠動脈の撮影を行うものです。

 

末梢ルートの確保は、

循環器内科の医師が行います。

 

そして、

ルートは、

いわゆる

 

「ダイナミックルート」

 

が使われます。

 

これは、

Y字になったルートの一方に造影剤、

もう一方に、

シリンジ(注射器)に吸った生理食塩水を接続します。

 

残りを、

患者側に接続します。

 

まず、

造影剤を患者の体内に注入し、

続いて、

造影剤の後押しのために、

生理食塩水が注入されます。

 

そして、

撮影へと進んで行きます。

 

これが、

心臓CTの大まかな流れです。

 

この日、

心臓CTの、

ルート確保担当は、

このブログに以前登場した、

循環器内科の部長でした。

私の循環器内科医師に対するイメージを良い意味で変えた/近畿中央病院・循環器内科 - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)

医師の異例の行動/看護師の目に余る言動に苦言! - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)

 

この部長、

ルート確保は上手なのですが、

この時は珍しくてこずっていました。

 

それでも、

無事ルート確保ができ、

Y字ルートに接続されている生理食塩水を使って、

ルートの確保がきちんとできているかを、

確認します。

 

Y字に接続された、

造影剤と生理食塩水のシリンジは、

ポンプにセットされています。

 

前室からの操作で、

注入が行われるのですが、

室内のポンプ本体でも、

直接操作ができます。

 

本体にあるレバーを操作することによって、

ポンプが作動し、

生理食塩水が注入されます。

 

ルート確保が、

確実に行われているかの確認は、

 

「逆血」

 

つまり、

血が返ってくるか否かでわかります。

 

生理食塩水がセットされている、

ポンプのレバーを、

注入とは逆側に操作すると、

注入ではなく引くことになるので、

ルートが確保されていれば、

血液が返ってきます。

 

血液が返ってきたら、

レバーを注入する操作を行って、

その血液を体内に戻して、

準備は完了となります。

 

医師・看護師は、

部屋から退室して、

前室に異動して、

撮影が始まります。

 

しかし、

この時は、

循環器内科部長が、

レバーを操作しても、

なかなか血液が返ってきませんでした。

 

何回か操作しているうちに、

血液が返ってきました。

 

そして、

その返ってきた血液を、

体内に戻す操作をすると、

生理食塩水が、

全部なくなってしまったのです。

 

ぞして、

前室に居た、

この日の心臓CT担当の放射線技師Fが、

私にこう言いました。

 

「(私の名前)君、生食(生理食塩水)がないやんか。なんでや?早くつないで」

 

は?

 

いつも冷静な循環器内科部長が、

逆血がないことによって焦り、

極端なレバー操作をしたことで、

生理食塩水がなくなったのです。

 

私は、

何もしていません。

 

その様子を、

見守っていたので、

生理食塩水がなくなったことは、

わかっています。

 

通常、

生理食塩水を、

追加で使用することはないので、

予備を注射器に吸っておくようなことも、

していません。

 

無駄ですから。

 

昼間、

事務棟の廊下の電気を消すぐらい、

節約している近畿中央病院において、

使うかどうかわからない生理食塩水の予備を、

注射器に吸っていたら、

上から何を言われるか、

わかったものではありません。

 

私は、

すぐに注射器に生理食塩水を吸って、

空の注射器と交換しました。

 

これ、

おかしくありませんか?

 

なぜ私が、

放射線技師から注意を受けなければならないのか?

 

生理食塩水を空にしてしまったのは、

焦って極端なレバー操作をした、

循環器内科の部長です。

 

言うのなら、

その部長に言うべきです。

 

しかし、

医者にはモノを言えないから、

その矛先を私(看護師)に向けてきたのです。

 

これも、

他の看護師には、

言わなかったと思います。

 

言いやすいから言う、

そんな理不尽なことが、

ここでもまかり通ったのです。

 

言い返しても良かったのですが、

私は、

近畿中央病院に来て間がなかったので、

言いませんでした。

 

いや、

 

「言えませんでした」

 

というのが、

正しいと思います。

 

言ったところで、

どうなるものでもありませんから。

 

近畿中央病院の放射線技師は、

全員とは居ませんし、

大半はそうではないのでしょうが、

自分が一番正しいと思っている人が、

数人居ます。

 

放射線技師Fは、

イラチな人で、

自分が思っているように事が運ばなかったら、

例え患者にでも、

意見を言うところがあります。

 

仕事に熱心なのはいいですが、

そういうところは、

直すべきだと思いますし、

モノを言うのであれば、

それが例え医者に対してであっても、

言うべきだと思います。

 

医者には言わず、

看護師でも、

来て間がなく、

私が男だから、

言いやすいから言う、

それではダメでしょう。

 

以前登場した、

私の看護師の師匠のひとりであるKMTさんが、

 

「ここの放射線技師は、女々しい人が多い。逆に、女性の技師のほうが、さっぱりしてて男前だ」

 

と、

近畿中央病院の放射線技師を、

評していました。

 

長く、

近畿中央病院の放射線技師と一緒に、

仕事をしてきた、

近畿中央病院の生き字引とも言える、

KMTさんの評価は、

信憑性が高いと思います。

 

ちなみに、

今回話したことと同じことがあって、

その時の看護師がKMTさんなら、

Fはきっと何も言わなかったと思います。

 

放射線技師なんぞ、

所詮それぐらいの、

小心者でしかないのです。

 

言うのであれば、

相手が例え医者であっても、

院長であっても言え。

 

もし、

医者に言えないのなら、

誰に対しても言うな。

 

それが、

私が、

看護師に対して理不尽なことを言う者に対する、

提言です。