私が、
最初に働いた病院、
そして転勤した病院は、
当時、
組合が強いことで知られていました。
今は、
当時ほどではないかと思います。
そして、
私が就職した当時、
男性看護師の数は、
グループ全体で、
10数名しか居ませんでした。
というよりも、
系列病院には存在せず、
基幹となる病院(私が最初に働いた病院)にしか、
存在しませんでした。
かなり、
少なかったことが、
伺えます。
当時、
絶大な権力を誇った組合は、
男性看護師に目を付けました。
表向きは、
「男性看護師の地位向上のため」
ということでしたが、
それは本当に、
体の良い理由でしかありませんでした。
先に言いますと、
10数人しか居ない男性看護師のうち、
3名が、
組合活動を行うことになったのです。
間違いがないように言っておきますと、
以前にも話したように、
当時働いた病院においては、
組合加入は、
ほぼ強制でした。
ここで言う、
「組合活動」
とは、
組合の中枢に入って、
活動をすることです。
その3人とは、
すべて今までに、
このブログに登場した人です。
T崎K三、
「何しとるんや!」「着替えとるんや!」/疑う相手を間違う男・T崎K三 - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)
看護師は清潔感が大事 - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)
MY、
やらかし男性看護師MY/そのとばっちりを受ける私 - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)
そして辻です。
先輩を舐めきった後輩男性看護師・辻 - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)
実は、
私も、
組合に勧誘されました。
救命救急センターに異動になったあとのある日、
呼び出しがありました。
その時点で、
嫌な予感がしていたのですが、
確かまだ3~4年目で、
反抗する術を持っていなかったのです。
指定されたところに行くと、
組合で有名な面々3人が、
バカ面下げて待っていました。
案の定、
組合中枢に入る勧誘でした。
狭い密室(今ならアウト!)で、
3人から、
組合中枢に入ることを、
迫られたのです。
そりゃ、
賃上げや賞与(ボーナス)、
その他待遇の交渉を、
雇用側としてくれるなど、
日々の活動には、
感謝をしていました。
しかし、
自分が活動するとなったら・・・でした。
ああゆうことには、
向き不向きがあります。
自ら進んで、
組合活動をしたいという意思を持っている人が、
やるべきなのです。
私には、
そんな気持ちは、
まったくありませんでした。
私は、
はっきり断ればよかったのですが、
組合の幹部3人に、
密室で迫られて、
なかなか断れずに居ました。
その様子を、
相手3人は、
「どうしようか悩んでいる。あと一押しだ」
と、
勘違いしていたようでした。
そこで登場したのが、
この言葉。
「男性看護師の地位を向上させるために、一緒にがんばりましょう」
いやいや・・・
当時も、
そして今も、
看護師の世界は、
女性中心の世界ですよ。
そして、
男性看護師のみならず、
看護師全体の地位が、
未だに上がってないのですから、
男性看護師の地位のみを上げるなど、
無理に決まっているのです。
それなら、
まず看護師全体の地位を上げてから、
行うべきです。
要は、
表向きの理由を盾にして、
男性看護師を組合に引き込み、
自分たちのいいように、
利用しようとしていただけなのです。
看護師の地位が、
未だに向上していない現状をみれば、
そのことは明らかです。
私は、
看護師の仕事をしたくて、
その病院に就職したのであって、
組合活動をするために、
来たのではありません。
救命救急センターに、
女性の看護師で、
組合中枢に居た人が、
数人居ました。
その人たちは、
月によって、
夜勤以外は、
すべて組合活動をしていました。
私は、
看護師になって3~4年目、
しかも就職1年で、
救命救急センターに異動になったのです。
組合活動より、
看護師としての地盤を固めるほうが、
何よりも優先されるべきです。
余計な仕事は、
必要ないのです。
私は、
その旨を伝え、
組合の中枢に入ることを、
断りました。
「それならしかたがない」
と、
表上は引き下がりました。
しかし、
その後、
「あいつはダメだ」
と、
組合内部で陰口を叩かれていたみたいです。
その前に、
若い看護師を、
おっさん3人で取り囲んで、
組合活動を迫るなど、
やり方が汚いと思います。
当時は、
「ヤクザよりひどいな」
と思ったものです。
その後も、
報復と思われることが、
いくつかありました。
1つは、
当時のこの組合は、
旧・民主党を推していたのですが、
稲見哲男というおっさんの、
演説を聞きに行かされたのです。
稲見は、
大阪市で、
「ヤミ専従」
を行い、
その他諸々、
一番甘い汁を吸ってきたうちのひとりです。
自分の推していない政党の、
演説を聞きに行くことを強制するなど、
違法だと思います。
もう1つは、
南海なんば駅前で、
署名活動をすることです。
どんな内容かは忘れましたが、
私の考えと真逆の内容で、
苦痛以外の、
何ものでもなかったのを、
今でも覚えています。
これを、
「報復」
と言わずして、
何というのか。
その点、
近畿中央病院は、
組合への加入は任意だったので、
よかったと思います。
要は、
当時の組合の輩は、
看護師の仕事を、
「暇」
だと思い、
軽視していたのだと思います。
そんな輩に、
「男性看護師の地位向上」
など、
言ってほしくありません。
本当に、
そう思うのなら、
自分たちが、
そういう活動をしたらどうかと思います。
看護師は、
日々の看護業務以外にも、
たくさんの仕事を抱えています。
そこに、
余計な仕事を押し付けるなど、
もってのほかです。
看護師のことを思うのなら、
看護師本人ではなく、
自分たちで、
変えていってください。
それで、
看護師の地位が向上したら、
看護師は、
その努力に応え、
強制しなくても、
組合活動を行うようになると思います。
「自分たちのことは自分たちでやれ」
なら、
もはや、
組合の存在意義はありません。
なお、
T崎K三・MY・辻の、
詳しい活動内容については、
またの機会に譲ります。