コロナ禍で、
手指消毒の励行が、
うるさく言われるようになったり、
あらゆる場所に、
遮蔽板が設置されるようになりました。
しかし、
これらのことは、
コロナ禍以前から、
されるべきことであったと、
近畿中央病院で、
長年感染委員を務めた私は、
思います。
これは、
コロナ禍で、
明らかになったことですが、
今のようになったから、
言うのではありません。
実際、
昨年は、
手洗い(手指消毒を含む)・うがいなどの、
いわゆる
「標準予防策」
を励行することで、
インフルエンザの発生を、
例年に比べて、
かなり抑えられました。
2015年、
いくら私が、
手指消毒を使うように言っても、
なかなか使用量が、
増えませんでした。
そんな時、
病棟で、
インフルエンザがまん延し、
先述の、
感染管理認定看護師・上野一枝に、
かなり嫌味を言われました。
それでやっと、
それまでの3~4倍の、
使用量となりました。
しかし、
それも一時のことで、
インフルエンザが落ち着くと、
また元に戻ってしまいました。
毎年、
これの繰り返しでした。
しかし、
私が居た病棟で、
インフルエンザがまん延したのは、
2015~2016年にかけての、
冬季のみでした。
その後、
インフルエンザがまん延しなかったのは、
すごく良いことのはずです。
しかし、
そのことが、
上野にとって、
おもしろくなかったようです。
おかしな話です。
ただ、
手指消毒剤の使用量が、
伸びていないのに、
インフルエンザがまん延しなかったのは、
「奇跡」
というほかないと思もいます。
不思議です。
今の世の中においても、
コロナが落ち着いたからといって、
今の対策をやめるのは、
違うと思います。
インフルエンザなど、
アルコールが有効なものを、
抑える意味で、
現在行われている感染対策を、
継続してほしです。
「そんなこと、お前に言われなくても」
と思うかもしれませんが、
医療職者は別として、
一般の人は、
マスクを、
「わずらわしい」
と思っているはずです。
しかし、
それで感染を防げるのなら、
継続するべきです。
あと、
くしゃみによる飛沫は、
数m飛ぶと言われているのに、
以前は、
遮蔽板がなかったのですから、
汚いこと、
この上ないのです。
みなさんも、
引き続き、
「標準予防策」
を行っていきましょう。
わずらわしいかもしれませんが、
病気になって苦しんだり、
それこそ、
死ぬよりマシなのですから。
【追記】
本日、
就職活動の一環で、
家に帰るのが遅かったため、
このブログが、
「ショートバージョン」
となりました。