看護部本日モ反省ノ色ナシ

看護師を中心に医療界の変なエピソードを話していきます

私は看護師をしておりますが まあおよそ一般社会では通用しないことがまかり通る それが看護師の世界です そんな看護師のエピソードとともに 医療界(病院)の変なことも話していきたいと思います

私語は慎むべき

とあるユーチューバーが、

こんな話をしていました。

 

「新幹線の車掌が、2人で私語をペチャクチャ話していて、あまりいい気分がしなかった」

 

実際は、

車掌ではなく、

主にグリーン車の乗客の世話をする、

 

「パーサー」

 

のことです。

 

東海道・山陽新幹線で言えば、

グリーン車は、

16両中3両連結されています。

 

3両を、

パーサー2人で世話するのですが、

グリーン車が空いていたり、

繁忙期には、

車掌の手伝いをして、

他の車両の検札などを、

行います。

 

男性は、

見たことがないので、

たぶんすべて、

女性だと思います。

 

その2人が、

車両の通路で、

私語を話していたということです。

 

確かに、

あまりいいことではないと思います。

 

これを、

病院で考えてみます。

 

私は、

最初働いた病院の最初は、

成人精神科ということで、

病棟の出入口のところに、

閉鎖扉がありました。

 

なので、

病棟外に出ることは、

患者が検査や他科外来受診に行く時、

付き添うぐらいでした。

 

しかも、

病床数1000を超す、

大きな病院だったので、

院内で、

同期など知り合いに会うことも、

あまりありませんでした。

 

1年で、

救命救急センターに異動しましたが、

そこも、

閉鎖された空間だったので、

同様でした。

 

転勤した先で、

初めて普通の病棟に、

勤務しましたが、

自病棟以外に、

知り合いはほとんど居ないのと、

1フロア1病棟だったので、

他の人と会う機会は、

限られていました。

 

その後、

そこを辞め、

紆余曲折あった後、

近畿中央病院に来ました。

 

そこで感じたことが、

正にこの件でした。

 

あらゆる職種の人が、

廊下や階段の踊り場で、

私語を話しているのです。

 

もしかして、

仕事の話かもしれませんが、

それでも、

そんなところで、

するべきではないでしょう。

 

そもそも、

仕事中の私語禁止は、

常識です。

 

そんなことは、

新人のうちに、

教えられていることです。

 

実際私も、

そういう教育を受けてきました。

 

近畿中央病院では、

通常使える階段は、

1つしかありません。

 

その、

唯一の階段で、

私語を話すのです。

 

特に、

1階から2階にかけては、

外来患者も利用するので、

目につくはずです。

 

少なくとも、

患者の目につかない場所に移動して、

話すべきだと思います。

 

時々見かけるのが、

同期とか、

元同じ部署で仲が良かった者同士が、

久々に出会うと、

大きな声で、

 

「久しぶり~」

 

と言い、

両手を振りながらお互い近付いて、

そのまま話し続けるシーンです。

 

ここは女子高か!

 

仕事場やで!

 

そして、

患者や他の職員が通りがかるのも気にせず、

気が済むまで話し続けるのです。

 

社会人なら、

軽く会釈をして、

 

「お疲れ様です」

 

で、

離合するものではないでしょうか。

 

久しぶりなら、

離合する時に、

 

「久しぶり。元気?」

 

ぐらいは、

言ってもいいと思います。

 

それを、

立ち止まって話すとは。

 

如何に、

近畿中央病院において、

看護師の教育がなされていないか、

わかると思います。

 

看護師の専門的なことだけでなく、

こういう常識的なことも、

初期のうちに教えるべきです。

 

では、

なぜ私が注意しないかというと、

近畿中央病院は、

常識を持って対応した者が、

逆に叩かれるからです。

 

TND主任なら、

きっと注意するでしょうし、

実際注意しているところを、

見たことがあります。

 

主任が、

常識的なことを注意したら、

誰も文句は言わないでしょう。

 

しかし、

ヒラの、

しかも中途で来た私が、

そんなことしようものなら・・・

ということです。

 

だから、

私は注意しないのです。

 

そもそも、

注意して反省するぐらいなら、

最初からそんな、

非常識なことはしないのです。

 

要は、

 

「注意しても無駄」

 

ということです。

 

こんな話もあります。

 

私は、

学生指導や、

新人指導は好きで、

近畿中央病院に来る前も、

両方とも結構やっていました。

 

しかし、

近畿中央病院に来てから、

特にHYSD師長の時は、

干されていたので、

その役割は、

なかなか回ってきませんでした。

 

プリセプターも、

主任も、

その他師長から、

信頼されている人物が居ない時だけ、

その役割が回ってきました。

 

私は、

新人に指導をする場合、

詰所や処置室など、

患者の居ないところでするようにしています。

 

もちろん、

処置的なことで、

患者のところで行うことは、

除きます。

 

中には、

患者の目の前で、

いろいろ小言を言う輩も居ます。

 

しかし、

これでは、

その新人の立場もないし、

何より患者が、

 

「こんな未熟な人にされてたのか」

 

と思われたら、

良くありません。

 

しかし、

悲しいことに、

患者の目の前や廊下で、

指導をする人は、

結構多いのです。

 

私のように、

別場所で指導をしているのは、

やはり、

私が高く評価をしている人に、

多いと思います。

 

その逆は、

言わずもがなです。

 

とにかく、

病院は学校ではなく、

同僚は友達ではないのです。

 

社会人の自覚を持って、

私語は慎むべきです。

 

これは、

看護師に限ったことではなく、

近畿中央病院の全職員に向けて、

言いたいです。

 

掃除の業者人でも、

廊下で大きな声で、

私語を話しているのも、

聞くことがあります。

 

たまに、

病棟師長から、

たぶん投書があったのだと思いますが、

私語を慎むよう、

通達されることがあります。

 

でも、

言うだけで、

何の施策も取られていません。

 

何なら、

その病棟師長が、

廊下や階段で、

私語をしているのですから、

これでは、

部下が守るわけではないのです。

 

しょうもない、

講演会をするぐらいなら、

「医療安全」の研修ではないのか?/もっとマシな奴を呼べ!・近畿中央病院 - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)

マナーに関する講演をしたほうが、

良いかと思います。

 

航空機には、

 

「ステライル・コックピット・ルール」

 

というものがあります。

ステライル・コックピット・ルール - Wikipedia

 

これは、

高度3000m以下では、

業務に関係ない会話を禁止することと、

緊急時を除いて、

客室からコクピットへの連絡を、

してはならないというものです。

 

3000m以下の高度ということは、

離陸直後、

ならびに、

着陸の準備中ということです。

 

航空機の事故は、

離発着時が大半を占め、

余計な会話が、

その原因になっていることがわかったため、

このルールが設けられたのです。

 

これは、

ちょっと厳しいルールですが、

その道のプロとして、

守るべきことです。

 

看護師も、

そしてその他、

病院で働くすべての人が、

 

「その道のプロ」

 

なのですから、

やはり、

守るべきです。

 

しかし、

緊張状態の持続は、

逆にミスを誘発するので、

場所と時間をわきまえて、

会話をすればいい話です。

 

ひとりひとりが、

これを実践していけば、

そして医師にも臆せず、

お互い注意し合えば、

余計な私語は、

なくなると思います。

 

googleのクチコミ3.3が、

本当である病院なら、

そういうところを、

改善していくべきです。