看護部本日モ反省ノ色ナシ

看護師を中心に医療界の変なエピソードを話していきます

私は看護師をしておりますが まあおよそ一般社会では通用しないことがまかり通る それが看護師の世界です そんな看護師のエピソードとともに 医療界(病院)の変なことも話していきたいと思います

「何しとるんや!」「着替えとるんや!」/疑う相手を間違う男・T崎K三

最初に勤めていた病院の男性看護師の更衣室で、

盗難がありました。

 

この病院男性看護師の更衣室は、

急造ということもあり、

私が就職した当初は、

病棟入口のそばにある、

清掃業者の控室を、

更衣室として使っていました。

 

その後、

そこを清掃業者が使うことになり、

他の階にある、

ベッドプール(ベッドの倉庫)が、

新たな男性看護師の更衣室となりました。

 

ちなみに、

この新たな更衣室も、

私が転勤になったあと、

別の施設に転用することになり、

再度別のところに、

かわることになったようです。

 

今回お話するのは、

そのベッドプールを転用した、

更衣室で起こりました。

 

盗まれたのは現金で、

T崎K三という、

先輩の看護師でした。

 

この人物、

この病院では1年先輩でしたが、

年齢は9歳上。

 

時々、

禁止されていることに反発して髭を伸ばしたり、

流行りだからといって、

似合わないのにロン毛にするなど、

一風変わった人でした。

 

基本的に、

悪い人ではないと思いますが、

暴走しがちではありました。

 

盗まれていたのはこの人だけでしたが、

犯人捜しに燃え、

ロッカーに自分のビデオカメラを仕掛けるなど、

していました。

 

1度、

まさに盗んでいるところが映っていたようですが、

カメラの角度が悪く、

顔は映っていなかったようです。

 

そもそも、

盗られたのは、

この人だけでした。

 

理由は、

ロッカーに鍵をかけていなかったからです。

 

そもそも、

更衣室の入口自体に鍵がなく、

不用心ではあったのですが、

貴重品の入ったロッカーに、

鍵をかけないとは、

自業自得の部分があると思います。

 

そんなある日、

院内の講習会的なものがあり、

私は自部署(救命救急センター)から、

直接講堂に行って参加しました。

 

講習会が終わり、

私はさっさと更衣室に引き揚げ、

そして着替え始めました。

 

着替えが終わろうとする頃、

更衣室の扉が開き、

第一声こう言いました。

 

「(私の名前を呼び捨て)、なにしとるんや!」

 

私は、

すかさずこう返しました。

 

「講習会に参加して、着替えて帰るところです」

 

それに対して、

T崎K三は、

こう言いました。

 

「ああ、そうか」

 

あのな。

 

あんたも、

同じ講習会に参加してたでしょうが!

 

そして、

私と同じように、

今から着替えて帰るんでしょうが!

 

まったく、

何を言っとるんだという話です。

 

あとで、

同期の友達から聞いたのですが、

T崎K三は、

最初にお金を盗まれた時点から、

私のことを疑っていたようです。

 

は?

 

何の根拠があって?

 

たぶん、

私は当時、

車を買ったところで、

お金に困っていると考えたようです。

 

しかし私は、

車のローンを払いながらも、

余裕のある生活をしていました。

 

人のお金を盗らなくても、

生活には何の問題もなかったのです。

 

しかも、

もし盗るとしたら、

いくらロッカーの鍵が開いていたとしても、

T崎K三は狙いません。

 

3人の子供が居るT崎K三が、

お金を持っているとは思えないからです。

 

無いところから盗るほど、

私は落ちぶれていません。

 

その前に、

人のモノを盗るようなことはしません。

 

ここにも、

 

「人を見る目がない」

 

人が居ました。

やはり私に人を見る目あり!/瞬時に見破ったいかさま性・看護師井上 - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)

 

私を疑うぐらいなら、

他に怪しい人は、

何人か心当たりがありました。

 

前述の同期の友達も、

 

「お前疑うぐらいやったら、他に怪しい奴いっぱい居るやんか」

 

と言っていました。

 

人を疑うのは嫌だし、

本当にそうだったかはわかりませんが、

怪しい人物の中でも、

別の同期・FJMTが、

一番怪しいと思っています。

 

この人物、

給料日の翌日には、

 

「もうお金がない」

 

と言っていて、

私たちを飲みに誘う割には、

 

「お金貸してください」

 

と、

借金をしていました。

 

私も、

覚えているだけで8万円ぐらい貸していますが、

未だに返ってきていません。

 

同期の友達には、

ちゃんと返していたようなので、

「最初の教育」を間違えたのでしょう。

先輩を舐めきった後輩男性看護師・辻 - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)

 

同期の友達は、

私より1つ年上、

私は、

FJMTより2つ年上でした。

 

舐められる筋合いは、

まったくないのです。

 

いくら貸しても、

全然返ってこないので、

途中から貸すのをやめました。

 

そして、

貸してほしいと言ってきたら、

私の同期の友達に借りるように言いました。

 

人に金を貸す余裕があるのに、

金を盗るわけがないのです。

 

このFJMT、

なぜ給料翌日に金がないのか。

 

それは、

キャバクラにつぎ込んでいるからです。

 

私は、

同期の友達と、

普通には飲みに行きますが、

キャバクラで散財するようなことはしません。

 

以上のエピソードから、

誰がお金に困っているか、

誰が疑わしいかは、

一目瞭然です。

 

では、

どうしてT崎K三は、

彼を疑わないのか。

 

それは、

 

「T崎さん、T崎さん」

 

と、

懐いているというか、

持ち上げているというか、

懇意にしていることが、

理由だと思います。

 

しかし、

それを理由に、

最初から「犯人」から排除することは、

不可解です。

 

そのことによって、

大事なことを、

見落とすことになると思います。

 

もし、

本気で犯人を見つけたいのであれば、

仲が良かろうが悪かろうが、

可能性のある全員を、

疑ってかかる必要があります。

 

FJMT以外にも、

怪しい人物は居ますが、

ここでは省略します。

 

結局、

犯人は見つからなかったようです。

 

しかし、

このT崎K三、

1回盗られたら、

用心するものですが、

複数回盗られたようです。

 

「学習能力」というものは、

ないのでしょうか。

 

また、

1度盗られても、

頑としてロッカーに鍵をかけないという、

強気というか何というか・・・。

 

つい最近も、

看護師が、

同僚の看護師のかばんを漁っていて、

捕まった話がありました。

ナースステーションで相次ぐ"金抜き取られる"被害…同僚のバッグ物色 36歳看護師の女逮捕 関連捜査へ(北海道ニュースUHB) - Yahoo!ニュース

 

私の姉も、

同様の被害に遭っていますし、

同様のエピソードはよく聞きます。

 

それこそ、

近畿中央病院でも、

そういうことを耳にしました。

 

人を疑うのはよくありませんが、

人を疑わなくてもいいように、

自らの財産を守るよう行動することが、

大切だと思います。

 

そして、

「人を見る目」を養うことも。