看護部本日モ反省ノ色ナシ

看護師を中心に医療界の変なエピソードを話していきます

私は看護師をしておりますが まあおよそ一般社会では通用しないことがまかり通る それが看護師の世界です そんな看護師のエピソードとともに 医療界(病院)の変なことも話していきたいと思います

「お前にも責任がある」/わかっていない者の心無い言葉

今まで、

私の労災の件を、

シリーズ化して話していますが、

それを読んだ方から、

こういう意見を頂いたので、

それについて話します。

 

まず、

結核の基本的なことについては、

こちらを参照してください。

結核 - 古くて新しい病気|大塚製薬 (otsuka.co.jp)

 

結核になったのはお前にも責任があるのではないか」

 

確かに、

まったく責任がないかといえば、

それは嘘になります。

 

未治療の糖尿病があり、

それを放置したことによって、

免疫力が下がり、

結核の感染ひいては発症に至ったことは、

私の責任と思います。

 

しかし、

言い訳をさせていただくと、

糖尿の治療のため、

入院する必要があります。

 

私1人が入院すると、

ただでさえ毎月ギリギリな勤務が、

さらに厳しいものになります。

 

夜勤も、

普通は4回ぐらいのところが、

5・6回が当たり前になっていました。

 

もし、

私が抜けて、

夜勤に人員を回すと、

今度は、

日勤の人員が足りなくなります。

 

結局、

迷惑をかけてしまうので、

それを避けるために、

放置してしまったのです。

 

結果、

長期離脱することになり、

余計迷惑をかけてしまったのですが、

今となっては、

それぐらいの迷惑、

私が病院側から受けた仕打ちに比べたら、

微々たるものです。

 

私は、

どこぞの勘違い看護師のように、

「私が居なければ病棟が回らない」とは、

決して思っていません。

 

しかし、

頭数として居るだけで、

一応戦力にはなっていたはずです。

 

私の、

思い上がりかもしれませんが・・・。

 

ここで言いたいことは、

結核とは、

「なった者とかかわった者にしかわからない病気」ということです。

 

どういうことか。

 

例え、

医師・看護師であっても、

結核患者と深くかかわったことのある者でないと、

正しく結核のことを理解していないのです。

 

実際、

私に結核をうつしたF野さんの主治医は、

呼吸器内科の医師でしたが、

F野さんが結核を発症していることに、

気付いていませんでした。

労災の軌跡 Vol.5/感染元 - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)

 

私も含めてですが、

同僚みんな、

なんなら看護師長も、

私が結核とは思っていなかったから、

発覚が遅れたのです。

 

それは、

先述の通り、

検査で結核の発症が確定したら、

速やかに専門病院に転送することになっているので、

呼吸器病棟でありながら、

結核患者の看護を、

したことがないからです。

 

近畿中央病院には、

結核の専門医が1名居るといいましたが、

その人ですら、

最後までまさか結核とは思っていませんでした。

 

医師・看護師ですら、

こんな感じです。

 

一般の人は、

もっと偏見に満ちたことを言います。

 

それが、

例の近畿中央病院のHPに掲載された文章です。

労災の軌跡 Vol.4-1/HPへの記載・いち職員を陥れる極悪非道極まりないもの - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)

労災の軌跡 Vol.4-2/HPへの記載・いち職員を陥れる極悪非道極まりないもの - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)

労災の軌跡 Vol.4-3/HPへの記載・いち職員を陥れる極悪非道極まりないもの - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)

 

それによって、

友達から浴びせかけられた言葉がこれです。

 

「お前、どこかで結核をもらってきて、それを職場でばらまいたんやろ?」

 

これも、

大いなる誤解であることも、

今まで話してきた通りです。

 

今は、

意味がないので脱会しましたが、

Facebookに私の卒業した高校の、

同学年のコミュニティがありました。

 

私の同級生は、

私よりも優秀な人がたくさん居ます。

そこで、

去年入院した時に、

相談をしてみたのですが、

一部のクラメートだった人を除いて、

反応は冷ややかなものでした。

 

優秀な人でも、

知識がなければ、

所詮そんなものです。

 

その中で、

私は面識がないのですが、

同級生だった人の中で、

アフリカで抗結核薬の普及を促進するNPOで、

働いたことのある人がいました。

 

その人は、

面識がないにもかかわらず、

理解を示してくれました。

 

また、

私の姉の友人の父親が、

結核にかかったことがあるのですが、

私のことを話すと、

こういう言葉を返してくれました。

 

「あれはしんどいんや。なった者にしかわからんのんや」

 

その通りなのです!

 

あのしんどさは、

実際に結核を発症した者にしかわからない苦しみでした。

 

体重も減り(マイナス15キログラム)、

体力も奪われました。

日常生活を送るのにも、

支障が出たほどです。

 

結核が、

「消耗性疾患」と言われる所以です。

 

しかも、

結核といえば、

持続する咳のイメージですが、

それ以外にも高熱が出るなど、

自分がなってみるまでわからなかったことが、

多々ありました。

 

前回入院時は、

体調の比較的良い時を見計らって、

スマホで勉強しました。

 

実体験をしたその時に勉強したことで、

私の知識はより深まったと思います。

 

要は、

人を批判するのであれば、

ちゃんとした知識を持ってするべきだということです。

 

私を、

今まで批判してきた人は、

きちんとした結核の知識を持っていますか?

持ってませんよね。

 

きちんとした知識を持っていたら、

批判などできるはずがないのです。

 

この件に限らず、

他人を批判するのであれば、

それ相応の知識を持ってやってください。

 

勉強ができるだけでは、

批判はできませんよ。

 

近畿中央病院が、

本来即転院させるところを、

スルーして放置したのですから、

近畿中央病院と、

私の過失割合を数字で表すと、

「99:1」

だと思っています。

 

「1」の過失割合の者に、

心無い罵声を浴びせかけるなど、

もってのほかなのです。

 

批判すべきは、

過失割合「99」の、

近畿中央病院の対してです。

 

しかし、

誰もこの件について、

近畿中央病院を批判しません。

 

言いやすい私に言い、

言いにくいところには言わない、

そんな態度こそ、

改めるべきです。

 

言うのなら、

私や全盛期の寺地氏のように、

誰にでも意見を言えるようにするべきです。