看護部本日モ反省ノ色ナシ

看護師を中心に医療界の変なエピソードを話していきます

私は看護師をしておりますが まあおよそ一般社会では通用しないことがまかり通る それが看護師の世界です そんな看護師のエピソードとともに 医療界(病院)の変なことも話していきたいと思います

ベテランの意見には耳を傾けるべし!/新人に言われて気付く前田正美そしてHYSD

前項で触れたことについて、

話していきます。

やはり私に人を見る目あり!/瞬時に見破ったいかさま性・看護師井上 - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)

 

私は、

井上のいかさま性について、

看護部長の前田正美ならびに病棟師長のHYSDに、

そのことを訴えました。

 

しかし、

両名とも聞き耳をまったく持ちませんでした。

 

両名とも、

私のことはまったく信用しておらず、

逆に井上のことは信用しきっていたので、

しかたがないことではあります。

 

ですが、

近畿中央病院に10年勤めている者と、

まだ3年ぐらいの者と、

どっちを信用するかは、

誰でもわかることです。

 

そんなに、

意見を言う者が煙たくて、

「師長さん師長さん」と言って寄って来る者が、

かわいいのでしょうか。

 

私なら、

後者のほうが怪しく感じます。

 

この両名、

ほどなくして、

私の主張が正しかったことに、

気が付きます。

 

自分で悟ったのではなく、

ある新人がこう言ったのです。

 

「私、もう井上さん無理です」

 

こう言ったのは、

OTNさんという、

当時その病棟の新人の看護師3人のうちの1人でした。

 

今まで、

井上が嫌で辞めていった子たちは、

みんな「飛ぶ鳥あとを濁さず」で、

何も言わず辞めていったのですが、

まだ在籍している段階で、

これを言ったのは賞賛に値します。

 

そうなんです。

 

「書きゃあいいんです」ならぬ「言やああいいんです」なのです。

 

特に辞める時は、

もうそこでは働かないのですから、

文句を思いっきり言って辞めるべきなのです。

 

でないと、

辞めるに至った原因をつくった人物も、

上の人間(病棟師長・副看護部長・看護部長)も、

わからないままなので、

当事者はさらに増長し、

上司は間違った評価を続けるのです。

 

OTNさんも、

きっと辞める覚悟で告発したのでしょう。

 

大変な覚悟だったと思います。

偉い!

 

この時も、

先輩として助けてあげられなかったことを、

後悔しました。

この時同様に。

理不尽に辞めていった子たちへのレクイエム/今でも忘れられない新人看護師MSさん - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)

 

この時、

新人は3人、

私の病棟に配属されたと前述しましたが、

あとの2人は、

男女各1名でした。

 

男性看護師は、

OTNさんと同じチームで、

(ということは私・井上と同じチーム)

入った当初は「井上さんを尊敬しています」と公言していましたが、

その後考えを改め、

なんと1年で地元に帰るという体の良い理由を付けて、

退職しました。

 

もちろん、

井上の悪影響です。

 

もう1人の女性看護師は、

チームが違ったから、

あまり井上とはかかわりはありませんでしたが、

表情からあまり良くは思っていなかったようでした。

 

この、

OTNさんの告発により、

井上の本性が明るみになり、

前田正美・HYSD両名は、

私の主張が正しかったことを悟ったのです。

 

もっと前に、

私が言っていたにもかかわらずです。

 

遅すぎるねん!

 

こんなことが起こる前に、

忠告してやっていたのに。

 

結局、

OTNさんは、

辞めるつもりだったと思いますが、

看護部長の策により、

別部署に異動になりました。

 

はっきり言えば、

新人が行くような部署ではありませんが。

 

その後、

2年ほどで退職しました。

 

たしかに、

3人の中では、

仕事はできなかったかもしれません。

しかし、

前にも話したように、

新人とはできなくて当たり前なのです。

新人は何もできない・知らないのが当たり前です わかったか?藤崎! - 看護部本日モ反省ノ色ナシ (hatenablog.jp)

 

それを、

できるように導くのが、

我々先輩の役割なのです。

その役割を果たさず、

「出来ない」と判断するのは、

間違っています。

 

先輩失格です。

 

このOTNさん、

某国立の4年制大学医学部保健学科出身で、

もちろんプライドもあったのでしょうが、

それを上回るぐらい、

井上の側に学歴コンプレックスがあったのでしょう。

 

つまり、

イジメの原因は、

井上の勝手な考えにあったということです。

 

OTNさんが、

仕事ができていないのなら、

それをできるようになるよう、

指導してあげたらいい話です。

 

で、

井上はどうなったかといいますと、

看護部長から、

「辞めるかHCUに行くかのどっちか」と、

最後通牒を突き付けられました。

 

看護部長にしては、

思い切った策でしたが、

ここにも詰めの甘さが露呈します。

 

井上は、

前職でICUに居たことがあるそうで、

それが本当であるとすれば、

近畿中央病院の「なんちゃってHCU」など、

屁とも思わないはずです。

 

それに、

もしもう一方の選択肢「辞める」を選らんだ場合、

再就職に難渋すると思ったのでしょう。

奴は、

HCUに行くことを選択しました。

 

それが、

看護部長の失敗だと、

私は今でも思っています。

 

結局、

前田正美もHYSDも、

私の主張が正しかったことを、

優秀な頭脳を持つ新人看護師を1名失うことで、

身に染みてわかったのです。

 

しかし、

私が主張した時点で、

それを受け入れていたら、

こんな事態は免れたのです。

 

ベテランの意見には、

耳を傾け、

そして先入観にとらわれることなく、

検討することが必要です。

 

これは、

両名の私が信用できないという偏見が引き起こした、

いわば「悲劇」です。

 

それで済めばいいですが、

OTNさんという希望に燃えて就職してきた人の、

人生を狂わせたのです。

 

井上さえ居なければ、

また上司が私の意見さえ聞いていれば、

OTNさんは働き続けられたのです。

 

前田正美ならびにHYSDの罪は、

相当深いと思います。

 

1人の人間の、

人生設計を狂わせたのですから。

 

その後の両名について。

 

まず前田正美。

廊下で出くわすと、

「あらー中嶋さん、元気~?」と、

今までしたことがないような満面の笑顔で、

話し掛けてきました。

 

その前に、

一言謝るほうが先だろ!

 

「私が間違ってました。あなたの言うことが正しかった」と。

 

一方のHYSD、

病棟師長だったので、

ずっと顔を合わせていましたが、

特に態度には変化はありませんでした。

 

しかし、

翌年度から、

私を学生指導や新人指導に登用するなど、

要職に就けるようになりました。

 

実力で、

信用を勝ち取った結果です。

 

しかし、

HYSDからも、

詫びは一言もありませんでした。

 

若者よ、

もし理不尽に職場を辞めることになった時は、

必ずその原因を言ってからやめましょう!

 

「飛ぶ鳥あとを濁さず」なんて、

考える必要はまったくありません。

 

また、

「先輩が黒と言えば白いモノも黒になる」というのも、

もう時代錯誤もいいところです。

 

自分の主張をすることこそ、

今の時代なのです。