生きている人間が、
世の中で一番怖いといいます。
今まで話してきたことを総合すると、
そう考えざるを得ません。
しかし、
やはり霊的なものは怖いものです。
信じる信じないは、
自由ですが。
私は、
霊感はまったくありませんが、
そういうものの存在は信じています。
さて本題です。
私が、
救命救急センターの重症病棟で働いていた時、
そこにミニコンポ(死語)がありました。
時々、
BGMをかけていたのです。
スタッフのためだけでなく、
意識のない患者がほとんどだったので、
刺激を与える意味もありました。
ある日、
日勤の時間帯、
そのミニコンポが、
勝手に鳴ったり消えたりしました。
古いものだったので、
接触の問題かと思っていました。
とある医師が様子を見に行くと・・・
なんと!
コンセントが、
刺さっていなかったのです!
「わーーーーー!」
私を含めて、
そこに居たスタッフは、
みんな悲鳴をあげました。
結局、
こんなわかりやすい事象は、
私はこの1度しか体験しませんでした。
しかし、
救命救急センターという場所柄、
多くの人が亡くなっています。
こういうことがあっても、
不思議ではないのです。
実際、
医師の中に霊感がある人が居て、
重症病棟の中にある個室になっている病室で、
よく子供の霊を見かけると言っていました。
その部屋で亡くなった、
患者だそうです。
他の看護師からも、
不思議な現象の話を、
いくつか聞きました。
その病院から転勤した系列の病院の、
新築移転前の病院も、
確実に出るそうです。
KBT主任という人が、
霊感のある人で、
「今もそこに居た」とよく言っていました。
さっきも言った通り、
私には霊感はありませんが、
その病院の更衣室の雰囲気が良くなかったのを、
覚えています。
病院本体とは、
別棟になっていたのですが、
何か見えたわけではなかったものの、
確実に普通ではない感じを受けました。
移転した先は、
元々企業が持っていた土地らしいですが、
ここの男子更衣室というのが、
急遽つくったということもあって、
霊安室に行く途中にありました。
当時は、
3交代勤務だったので、
準夜勤務終わりの0時15分~0時30分に、
そこに行く必要がありました。
最初は、
男性看護師は私を含めて2人しか居なかったので、
ほとんどの場合、
ひとりで男子更衣室に行くことになります。
そうすると、
毎回ではないのですが、
何かが後ろをついてくる気配を感じました。
こんな心霊現象を体験した時は、
こういうことを信じない人をうらやましく思いました。
逆に、
中途半端に感じるのなら、
いっそのこと霊と会話できるほどの、
能力がほしいと思いました。
近畿中央病院では、
具体的な話は聞いていませんが、
他の病院同様多くの人が亡くなっているので、
心霊現象が起きても何の不思議もありません。
私自身も、
雰囲気を悪く感じたことはありましたが、
具体的に体験したことはありません。
そいうえば、
同じ敷地ではなく、
自転車で5分ぐらいのところに、
単身者向けの寮があるのですが、
そこで霊がでるという噂がありました。
あくまでも、
噂の域は出ませんが・・・。
総括
病院では、
何人も人が亡くなっているから、
こういうことが起きても、
何の不思議もありません。
しかし、
霊として出てくるということは、
成仏していないということ。
安らかに、
眠ってほしいものです。
ですから、
元病院の土地ならびに元墓地の土地は、
売るときに安く買い叩かれてしまいます。