看護部本日モ反省ノ色ナシ

看護師を中心に医療界の変なエピソードを話していきます

私は看護師をしておりますが まあおよそ一般社会では通用しないことがまかり通る それが看護師の世界です そんな看護師のエピソードとともに 医療界(病院)の変なことも話していきたいと思います

こんな病院は嫌だ!Vol.2/夜になるとエアコンが切れる病院

最近は、

5月にもなると気温が30℃を超すことが多く、

エアコンが欠かせないものとなっています。

 

しかし、

エアコンは電力をかなり消費するため、

その使用には制限がかけられています。

 

私が以前働いていたところは、

公共性の高いところだったので、

エアコン(クーラー)の使用は、

季節的に「夏」とされる6月1日からとなっていました。

それでも、

5月中に暑くてたまらないと感じたことはありませんでした。

 

やはり、

年々5月の気温が上昇している証拠かもしれません。

 

近畿中央病院においても、

エアコン(クーラー)の使用開始日は決められていて、

その日からしか使用できないのですが、

前述の気候変化に応じて、

年々前倒しされるようになってきました。

 

それは、

融通のきかない近畿中央病院の割には、

柔軟な対応なのですが、

この話しにも裏話があります。

 

なんと、

夜(たしか22時頃)になると、

エアコン(クーラー)が切れるのです。

 

いくら夜になって、

多少は気温が下がるとはいっても、

涼しくなるわけではありません。

病棟内は、

瞬く間に暑くなります。

もちろん、

我々は汗だくで仕事をすることに。

 

ただし、

詰所と休憩室と個室の病室(と処置室もでしたか・・・)には、

個別のエアコンが設置されていたので、

それを作動させることはできました。

 

我々がそうなるということは、

もちろん患者もということ。

 

0時前後になると、

一旦就寝した患者が、

暑さで目を覚まします。

そして、

巡視に行ったとき、

起きているから声をかけると、

みんな口を揃えて言うのです。

 

「暑くて寝られん」

 

そりゃそうですわ。

私も、

夜行バスでそういう経験があるからわかるのですが、

寒いのは着物や毛布等でなんとかできますが、

暑いのはエアコン以外どうしようもないのです。

 

中には、

詰所まで来て訴える人も居ました。

しかし、

個室以外の病室のエアコンは、

時間が来ると中央でスイッチが切られるので、

部署ごとに個別で入れることはできないのです。

 

我々が悪いわけではないので、

謝る筋合いはないのですが、

上記を説明して頭を下げてお詫びしました。

 

そして、

「我々がいくら言っても聞いてくれないから、投書箱に投書してください。患者さんの言うことだったら聞いてくれるから」

と合わせて言いました。

 

この人が、

投書したか否かはわかりませんが、

苦情を言った人はこの人ひとりではなかったし、

他の病棟でも多々居たと思います。

投書を含め、

直接クレームを言った人も居たはずです。

しかし、

少なくとも、

私が病棟で働いていた2019年までは、

状況は変わることはありませんでした。

 

おかしいですね。

 

たしか、

近畿中央病院は、

外面が良かったはずです。

そして、

「患者さまにとってやさしい病院」だったはずです。

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この謳い文句を犠牲にしてまで、

そんなに節約したいのでしょうか?

 

先述の、

「こんんな病院は嫌だ!Vol.1」は、

まだ内々で済む話ではありますけど、

今回の件は、

患者に多大な影響が出ています。

 

まさに、

「看板に偽りあり」!

 

しかも、

一部の患者からは、

「エアコンもつけれんなんて、この病院大丈夫か?」

と言われたこともありました。

 

近畿中央病院は、

この問題を解決するか、

HPの虚偽記載をやめるか、

ふたつにひとつです。